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【日記】11月25日〜12月1日

11月25日
日常に生きる
久方振りの棚卸し日。早めに終わったので新宿で途中下車して色々と見て回る。とても暖かい日。街を歩く人々の表情はどこか春の昼下がりのように輝いていた。

11月26日
日常に生きる
前日が嘘のように寒い日。雨が降り始めてさらに気温が下がった。そんな日に届いたのは春物のブラウス。一足早く季節は進んでいる。

11月27日
日常に生きる

11月28日
日常に生きる
夜、カタカナとFILMREELが対バンするイベントを見に下北沢へ行く。

久しぶりに見たFILMREEL。やっぱりあっという間に見惚れてしまった。それくらい彼らの音楽は思わず引き込まれてしまう強い力を持っていて、何よりも4人それぞれの演奏力と楽曲の質の高さが本当に凄い。思いがけず新曲も聴けて(素晴らしい曲だった)、改めてFILMREELが大好きになったライヴとなった。

カタカナは何故か全部の楽器がフルボリュームで鳴らされているような厚みのある音で音圧が異様に高かった。「AM27:00」で盛大に鳴るシンセ、「ばけもの」でのスネアの重たく深い響き、そして「檸檬」でのいつも以上に超鋭角的なギターとベースは恐らく今日だけしか聴けない色の濃い音像で、それもまたカッコ良かった。

FILMREELの次に演奏していたバンドは福岡から来たという。ライヴの合間に来年3月にこの会場でワンマンライヴを開催すること、さらにその場にいるお客さんに決めてもらう形で

チケット代は500円
福岡から東京までの移動手段は自転車
移動の様子をYouTubeで生配信する

といったことを次々と決めていったのだが、目の前で起きていることを眺めているうちに居心地が悪くなった。

「音楽が二の次にされている」

そう感じたからだ。彼らにとってワンマンライヴで自分たちの音楽を届けることと同じくらい、またはそれ以上に人目を引いて有名になることが大事なのだろう。
有名になる、というのはバンドマンにとって非常に大事だから、注目されるための方法として突飛なことをするのは有りだと思う。が、YouTuberならまだしも、バンドマンとして一番大切にすべき音楽を脇に置いてしまうのはやはり違うように感じた。

新しい文化、新しいことば、新しい音楽。
最近、自分の中で前例のないものと不意に出会った時にまず当惑することが増えたのは自分が歳を重ねたから、なのだろうか。
カタカナを見終えた後、寒さが増した下北沢の街を歩きながらそんなことを考えていた。

11月29日
日常に生きる
いよいよ福袋の予約が始まったらしく、今年の福袋はどうなる?といった話が聞こえてくる。

前夜、カタカナのメーコさんから「本は何度も読み返す方ですか?」と聞かれたことが心に残っていたのであれこれ考えていた。
悩んだ時、大きな判断をしなければならない時、他人の幸せを羨ましいと感じた時。ふと以前読んだ本に書かれた言葉をぼんやりと思い出すことがある。そんな時は実際にその本を開いてその言葉を探す。まるで辞書を引くように。明らかに自分は何度も読み返すタイプだった。けれど、メーコさんに聞かれるまでそのことを意識したことはなかった。
ひとりっ子なので子供の頃から自分にとって一番の友達は本だった。今でも本は大切なことを沢山教えてくれる。"読書家"という言葉は何となくむず痒くて好きになれないけれど、これからも本を読みながら生きていくだろう。

11月30日
りぼんのライヴを見に阿佐ヶ谷へ。
初めて行く会場。拙い受付の時点で何かがおかしい。不安を感じつつ席に着いた。
ツーマンライヴで1番手は主催のバンド。ライヴが始まってすぐ鍵盤の音が出ない。PAや照明を操作する場所から面倒臭そうに立ち上がった店主は明らかに「ウチは悪くない。あんたの機材が悪いんじゃないの?」と言いたげであった。
こういった生音が主体の小さなライヴ会場でライヴを見る機会は結構あるが、断トツに音が悪かった。さらに付け加えるならば、店主だけでなく、スタッフも演者さんやお客さんへの気配りが全く足りていないことも気になった。何より店主が独り言で演者さんに対して非常に失礼なことを言っていたのが耳に入ってきて、それがどうしても許せなかった。

りぼんのライヴは今年を振り返るような充実のセットリストが印象的で良いライヴだった。それ故に脆弱な音響だったのが何とも惜しかったし、残念でならない。

12月1日
イッキさんと三輪卓也さんのツーマンライヴを見に久米川へ。
持ち時間40分ずつでたっぷり聴いたはずなのに「まだまだ聴きたい!」と思うくらい素敵な歌のみが奏でられたイベント。イベンターとしてのYajiさんが持つセンスの良さを実感。
イッキさんも初見の三輪さんも演奏から幸せな気持ちが溢れていて、こちらも幸せな気持ちになれた夜だった。イッキさんが奏でる暖かみのあるウクレレの音色をこれからもっと聴いてみたい。

りぼんのメンバーさんやメーコさんが見に来ていたので何だかちょっとだけ早めの忘年会みたいで楽しかった。
お会い出来た皆さま、ありがとうございました。ちょっとあれこれ喋りすぎたかも…。

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