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【日記】12月14日〜12月20日

12月14日
週末かなり売れたので久しぶりに多忙な月曜日。少しだけ福袋も作る。

夜、twitterを見て憤る。詳しくは書かない。

12月15日
寒い朝。冬らしい冷たい空気を浴びると不意に遠い昔のことを思い出す。今年の冬はいつもより悲しい気持ちを運んでくるみたい。嫌になる。

福袋作りの日。福袋が詰め込まれた段ボール箱が天井に届きそうなくらい高々と積まれる。いよいよ慌ただしい。年末である。

XTCのシングル集を聴く。

12月16日
セール品を発送する。これも例年とはやり方が異なって何だかよく分からないまま終わった。

ノエル・ギャラガーズ・ハイフライング・バーズ2012年日本武道館公演のブートを聴く。見に行ったライヴなので思い出すことが沢山ある。

12月17日
今週のカタカナ配信は「クソゲー探求」企画。みんなでクソゲー動画を見るという内容で、クソゲーといえば"グルーヴ地獄V"くらいしか思い浮かばない自分にとって次々に現れるクソゲー達はまさに未知の世界を覗くよう。楽しくて仕方なかった。ゲスト出演の神宮大佐氏の「クソゲーにはみんな牧歌的な雰囲気があるんですよ」は大名言。特に新聞配達のゲームが気になったなあ。

来週で年内のカタカナ配信はラスト。コメントでメンバーさんに暮れの元気なご挨拶をしたいけれど、慌ただしく色々と落ち着かない年末なのでリアルタイムで見られるか微妙なところだ。さて、どうなることやら。

12月18日
1年前の日記を読むと12月第3週目の金曜日がめちゃくちゃ忙しかったと書かれていたので、覚悟を決めて臨むも拍子抜けするくらいに静かな日。が、帰り際にとても心配な話を聞く。

コロナのせいでライヴハウスへ行けなくなって以来、しばらく続いた"行きたいライヴの告知を見る度に沸き起こる寂寥感"みたいなものにはもう慣れた。けれど、今日開催のThe Broken TVのワンマンライヴはどうしても見たかった。新作は通販が始まったら買う。

夜、佐野元春やザ・バーズを聴きつつ、景山民夫の本を再読する。

12月19日
イナダミホさんの新作「johoo」を聴く。クラウドファウンディング大成功によって製作が決まったものの、コロナ禍によるレコーディング休止という厳しい出来事を経て1年越しで届けられた作品。とても素晴らしい作品だったので思わず長いファンレターのような文章を書いてみる。次に控えるのは都市とカンタータの新譜。今から楽しみ。

昼食にハムとチーズのホットサンドを食べて少し昼寝をする。今週は色々あり過ぎて疲れた。

太宰治「ろまん燈籠」を再読する。自分が初めて読んだ太宰治がこの文庫本だった。この中だと「散華」「ろまん燈籠」「服装に就いて」がとても好きだ。

ビル・エヴァンス「エヴァンス・イン・イングランド」を聴く。
当時ビル・エヴァンスがヨーロッパツアーに出ると一人の男性ファンがほとんど全てのライヴを聴きに来ていた。毎回熱心にやって来るそのファンだけはライヴを勝手に録音することも黙認されていたという。で、その録音テープを元に作られたのがこのライヴ盤。音質はたまに音がヨレる以外は悪くない。目を閉じると当時のトリオが目の前にいて、軽快な演奏を聴かせている姿が瞼の裏に浮かんでくる。

ビル・エヴァンスによるマイルス・デイヴィス「ソー・ホワット」のライヴ演奏が聴けるのは今のところ本作だけなので非常に貴重。

夜、イナダミホさんからメールが届く。夜中まであれこれやり取りしていたら、さりげない一言に救われるような思いがした。

12月20日
伊丹十三の命日。エッセイ集や伊丹十三記念館のガイドブックをあれこれ読み返してみる。やはり「再び女たちよ!」の新井信さんの解説文に強く共感する。

伊丹さんが亡くなるちょうどひと月前、次作映画のテーマ取材の場に私も同席していた。きれいな文字で「フム、フム」といいながら、相手の話をいつものように熱心にメモしていた。その姿がいまでも目に焼きついている。だから、伊丹さんのあのような最後を、私はいまだに信じない。

太宰治「お伽草子」を読み始める。

マイルス・デイヴィス「フォア&モア」、ジョン・コルトレーン「バラッズ」を聴く。

夜、先日行われたThe Broken TVのワンマンライヴをアーカイヴ配信で見る。はっきり言って最高。そしてコロナを改めて恨めしく思う。

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