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【日記】2月3日〜2月9日

2月3日
日常に生きる
セールが終わりいよいよ春物シーズンスタート。

2月4日
半年に一度やってくる世間一般で言うところの「ガレージセール」の準備が始まる。木曜日の夜に設営がある。りぼんのライヴに間に合うのだろうか。そのことばかりが頭に浮かぶ。心配だ。

2月5日
セールの準備は続く。

2月6日
セール設営日。通常の仕事が終わった後からせーのでスタート。準備万端で臨んだのでテンポ良く18時半には終り、心の中でガッツポーズを何度もしながらりぼんのライヴを見に大塚へ行く。

超個性派バンドが次々とステージに立つ中、りぼんはあくまでも彼らのスタンスを貫いていた。今回のライヴではイッキさん、セイヤさんそれぞれが弾き語りでのキャリアを築きつつあることもあってか、以前よりも"言葉"に対して真摯に向き合っているように感じる瞬間が多かった。激しい演奏とは対極にある、聴き手の心まで歌を届けようとする丁寧なバンドサウンドに心打たれた。
これからワンマンに向けて変化していくりぼん。彼らの音楽を愛する一人として、その姿をしっかりと見届けていきたい。

2月7日
セール初日。
とは言っても普段の職場を会場として使っているので、することは殆どない。喧しく鳴り続ける会場内の音楽を聴きながら2階で座り仕事をする。夕方に終了。

paint a rainbowのライヴを見に行く。会場は自宅近くにあるライヴハウス。
大昔に自分がスリーピースバンドで活動していた頃にはまだ存在しなかったハコで、店の前を通ることは何度もあったけれど、実際にライヴを見に行くのは初めて。前日にりぼんのみんなが教えてくれた通りのデカいハコだった。

フロアに身を置きながら開演を待つ自分の中で勝手に"駆け出したばかりの彼らが広大なライヴハウスに飲み込まれてしまうのではないか?"という不安を感じていた。ところが1曲目が鳴り出した瞬間にその不安は吹き飛んでいた。それどころかデカ箱でこそ彼らの音は映える、そう実感する素晴らしいライヴだった。このままいけば確実に彼らの時代がやって来る。

そのままイベント自体を最後まで見ながら色々なことを考える。自分の心には少しも響かない音楽を聴いて救われる人もいるということを知る。

2月8日
久しぶりに樹民でのYajiさん企画を見に東村山へ。今回はdt alternativeさんが新しく結成したバンド、FukzoとYajiさんが参加している雷一家が出演するということでずっと楽しみにしていたのだ。

お披露目ライヴとなったFukzoは初期衝動をぶちまけながら直線的に疾走する様が最高にカッコ良かった。何より楽曲がどれも良いのが印象的でこれからどうなるのか本当に楽しみなバンド。Fukzoのライヴを見ていたら何だか自分もバンドがやりたくなってしまった。

雷一家でYajiさんさんがドラムキットで叩く姿を久しぶりに見たけれど、グルーヴの中に歌心がしっかりと含まれているのがグイグイ伝わってきて思わずノる、そして唸る。

終演後。お客さんとして来ていたりぼんのメンバーさんと熱心に話し込むYajiさんの姿が目に入った。どんな話をしているかまでは分からなかったけれど、その様子を見てイベンターに一番大切なものとはアーティストさん達との信頼関係なのかもしれないと学ぶ。

知らぬ間に改装工事で様変わりした東村山駅近くをセイヤさんと歩く帰り道。寒かったけど楽しかった。

2月9日
ひたすら休養する、実に日曜日的な一日。

笹口騒音氏「abiku」を聴く。
新婚旅行で訪れた沖縄で触れた音楽と当時愛聴していた民族音楽のレコードにインスパイアされて製作された、笹口さんの全作品の中でも最もパーソナルな異色作。「笹口騒音ハーモニカ」名義ながらハーモニカはおろかギターもピアノさえも弾かない長尺のほぼインストの楽曲で構成されている。
ここで聴ける音世界は笹口さんが持つ感性のある極点でもあり、極点を超えた先に朧げながら見える新世界でもある。
つまり、その"超えちゃった感"を1枚の作品として提示できたことで対極にある太平洋不知火楽団やうみのてといったバンドサウンドへもう一度回帰出来るようになったのではないか。邪推かもしれないけれど、自分はそんな風に思う。

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