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早朝から好きなものを語る。『ヴァイオレット・エヴァーガーデン 京都アニメーション』そんな話

 完全に趣味嗜好の雑談回です。どうもこんにちは(o・ω・o)虫圭です。内容がほぼ無い(一部の人にはあるかもしれない)回なので、有益な情報をチラッとでも期待した方はブラウザバックをご検討ください。
 
 

 あと10日で『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』が公開されますね。
 
 

 ずっと楽しみにしておりました。(o・ω・o)どれくらい楽しみだったかと言うと、前回劇場公開された『ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝』はシアターで24回観賞したくらい。
 なお24回で止まったのは仕事と上映時間の都合で観たくても観れなかったからです。そしてまだ観足りない中上映終了してしまったからです。
 もちろん円盤は買いましたし円盤でもめちゃくちゃ観ました。

 もちろん10日後の劇場版のムビチケも30枚ほど買って準備しています。
 私が住んでる地方では劇場アニメーションの消費者が多くないようで、悲しいかな早期上映終了しちゃうんですよね。上映回数もすぐに減少してしまうので、やはり時間の都合がつかなくなる。
 だから休みの日は1日映画館に居ます。
 公開日には1日通しで4回か5回、上映されるだけ観ます。

 はい。それくらい好きです。
 普通の感覚の人から見たら完全にヤバい奴ですよね。
 でもまあ好きだからしゃーないです。
 大好物のスイーツは毎日でも食べたい。って気持ちと同じです。

 もう1つ、どうしようもないことで悲しいのは、シアターの音響があまり素敵な音質じゃないことですかね。
 高速バスで2時間かけて都会に出ると、もう少し良い環境になるんですが。

 関東圏にお住まいの皆さん、皆さんは環境に恵まれてることにもっと感動したほうが良いんじゃないかな、って田舎住まいの私は常々思ったりしてますよ。はい(o・ω・o)あー立川行きたい。チネチッタ行きたい。

 私の愚痴はまあ捨て置いて、
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』というアニメーション作品について、ほんの少しだけ語らせてください。

 昨年の7/18の午前10時半ごろ、日本を驚きと悲しみに突然突き落とした事件がありましたね。

『京都アニメーション放火事件』です。

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』は、京都アニメーション制作のアニメーション映像作品です。
 もうこの文を書いているこの辺りで私の涙腺は崩壊しそうなんですが、今思い出しても心に重たいストレスがかかります。後で瞑想しなきゃ。

 京都アニメーションの素晴らしさや、ヴァイオレット・エヴァーガーデンの作品としての魅力はここでは語りません。
 私が語りたいのは少し別のことです。

 ですが、その為に先ずは『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』のお話と設定について、説明しなければいけません。
 
 

ヴァイオレット・エヴァーガーデンについて

時代で言うと1900年代初期くらいでしょうか、もっと古いかもしれません。
『ガス灯が電気に、手紙は電話へと変わり、その役割を終えようとしていた』
という時代です。

主人公はヴァイオレット。おおよそ14歳くらいの少女です。作品中でも年齢は明言されていません。物語の時系列的にもその時によって前後しているので、彼女の正確な年齢は分かりません。
時系列を抜きにしても、彼女、ヴァイオレットの年齢は不明です。
彼女は天涯孤独の身であり、ある時、とある海軍の軍人に島で拾われたためです。

その時から彼女には人を超越したような才能がありました。
『戦うこと』です。
より具体的に言うと、『人を殺す能力』
10代になりたての少女のほぼ唯一の才能でした。

少女を拾った軍人の部下達は、島で彼女との出会い頭に皆殺しにされてしまいます。
ですが、彼女を拾ったその軍人だけは殺されず、むしろ少女はその軍人がまるで自分の"飼い主"であるかのように従いました。
そしてその軍人は、少女を自分の弟、ギルベルトに譲渡します。

島で育った天涯孤独、野生児だった少女はギルベルトによって言葉と文字を教えられ、『ヴァイオレット』という名前を与えられます。

その頃、ヴァイオレットがいた国は隣国との戦争の最中でした。
ヴァイオレットは戦争の道具として育て上げられ、主人である軍人、ギルベルトにのみ従う少女兵となります。
ギルベルトはヴァイオレットを大切に扱いました。
『戦争の道具』としてではなく、『一人の人間として』

ですが、戦争の最終決戦のその戦火のなか、ギルベルトは消息不明となります。
ギルベルトが最後にヴァイオレットに伝えた言葉は、『君は、生きて。ヴァイオレット、君を、心から愛してる』でした。

しかし、『兵器』として育てられ、人を殺すための道具だったヴァイオレットには『愛してる』の意味が理解できませんでした。


戦争が終わり、時代は一時の平和な時間に変わります。

ヴァイオレットから主人であるギルベルトを奪った戦争は、彼女の両腕も奪いました。
成長したヴァイオレットは誰もが目を奪われる美しい容姿と、不釣り合いに無骨な両義手の姿となります。

時代は平和になりましたが、長かった戦争のなか教育すらままならなかったその国では『文字の読み書き』がまだ浸透しておらず、代筆屋である【自動手記人形】通称『ドール』と呼ばれる主に女性が就く職業がありました。
『ドール』は、贈り主の言葉や感情を文字に起こし、相手に届けることが仕事です。

『兵器』だったヴァイオレットは、主人が別れの際に残した『愛してる』の言葉を理解するために、『ドール』になることを決めます。

 
 というのが、作品の世界設定です。
 
 で、ここからが私が語りたい本筋なんですけど、
 作中、最初にヴァイオレットを拾った軍人が登場するんですよ。ギルベルトの兄です。
 彼は、ドールになって立派に仕事ができるようになったヴァイオレットに言うんです。

『多くの命を奪ったその手で、人を繋ぐ手紙を書くのか』

 って。
 彼は出会い頭部下を皆殺しにし、弟ギルベルトを守れなかったヴァイオレットを憎んでいるので、そんな風にヴァイオレットに厳しい訳なんですけど、
 そんな無慈悲な言葉や、ドールとして出向いた先で出会う人達との多くの触れ合いの中で様々な感情を知っていくんです。

 で、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝』の中では、こんなセリフがありまして。

「郵便配達人が届けるのは、『幸せ』だから」
「私も、『幸せ』を運ぶ人になりたい」

 これは郵便配達人になりたくてヴァイオレットが働く民営郵便局(ヴァイオレットはその郵便局お抱えのドール)に押し掛けてくる少女のセリフなんですけど。

 
 この『外伝』の公開は、京都アニメーション放火事件の約1ヶ月後の9/6なんです。
 映画がほぼ完成していたため、事件の1ヶ月後にも関わらず公開できた、ということなんですけど、

 
 
 放火事件が起きた直後の作品が『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』で、それも出てくる人物が『人と人を繋ぐ手紙を送り届ける、郵便配達員に憧れる少女』ってとこですよ。

 
 
 1~5回目くらいの映画観賞時、かなり泣きましたが(色んな側面で)、私はこの、運命の悪戯のような出来すぎた事の流れでも泣きました。
 
 私には、ヴァイオレットや、外伝のストーリーと、京都アニメーションが重なって感じられたんですね。
 
 京都アニメーションが制作したヴァイオレット・エヴァーガーデンはとても素晴らしい作品です。
 今作だけではありません。『涼宮ハルヒの憂鬱』『らき☆すた』『CLANNAD』『AIR』『Free!』『氷菓』『けいおん!』『たまこまーけっと』『響け!ユーフォニアム』などなど、全部書き出すにはしんどいくらいの数の名作を作り出しているのが京都アニメーションです。
 

 世界中のファンに愛される作品を作り続けてきた京都アニメーションと、
 多くの手紙を無骨な義手でタイピングし、送り主や届けた相手を繋いできたヴァイオレットが重なったんです

 
 
 
 
 そして放火事件から1年と2ヶ月、『劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン』は公開されます。
 当初の公開予定からは大きくズレました。
 それはコロナによる影響も大きいのですが、
 ですが、あの凄惨で痛ましい事件から、たったの1年2ヶ月で大きな作品を完成させてしまう京都アニメーション凄くないですか?
 
 企業として経営していくために供給し続けなければならないのは当たり前です。
 それは事件に遭ったからといって、誰かが保証してくれるものではありません。
 ですが、多くの亡くなられた方、消えない外傷、消えないトラウマを負ってなお作品を作り続けることが出来るって凄くないですか?

 
 

 事件後、告別式として執り行われた『お別れ そして 志を繋ぐ式』にて、京都アニメーションの八田社長は、こう言われていました。
 

「これからも世界中の人たちに、夢と希望と感動を育むアニメーションを届けたいと思っています」

 
 
 
 
 
京 都 ア ニ メ ー シ ョ ン 愛 し て る
 
 

 

 

 泣いた。今もまた泣いた。
 京都アニメーション一生推す。一生観るし一生応援する。一生課金する。
 
 

 という、『THEオタクの語り』をこのnoteで話したかった。話しました。
 
 伝わりづらい私の独りよがりなnoteでしたが、もしここまで読んでくださった方がいらっしゃれば、最後までお付き合いいただきありがとうございます。

 もし京都アニメーションのファンの方がいらっしゃれば、ぜひお友達になりましょう。
 

▪️劇場版PV


https://youtu.be/Zy1K_gDXUOE



『劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の公開、本当に本当に楽しみですね(o・ω・o)


 
 それでは、また。

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