![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/8546040/rectangle_large_type_2_3a78705dd78eed29b25c3ddcfd141e1d.jpg?width=1200)
即断即決で「好き」を貫く。コミュニティラジオ天神パーソナリティ”中村裕子さん ”
年齢、立場、性別などを気にせず、初対面でも友達の様に接される中村裕子さん。なぜ、彼女は誰とでもフラットに仲良く、そして「好き」をとことん追求できるのか。その秘密をお伺いしました。
中村裕子さんプロフィール
出身地:福岡県
活動地域:福岡県
経歴:大学卒業後、渡豪し放浪の旅へ。マレーシア航空で国際線乗務員を経て、エアラインスクール講師となる。その後、出産と育児、実母の闘病中にネットでの発信を続け、同じ境遇の人から多くの共感を得る。
現在は、コミュニティラジオ天神77.7毎週火曜日14:00より「MOVE for NEXT」を担当。
やりたいこと、面白そうなことを仕事にしている。
現在の職業および活動:
コミュニティラジオ天神「MOVE for NEXT」担当
大学等での就活セミナー講師
企業リクルーター
座右の銘:
Every wall will be a door. あらゆる壁が扉になる
「母や身近な人の死に向き合うことで、「今」がとても大切になりました。」
Q1.どんな心の在り方や認識の変化が今の活躍に繋がっていますか?
中村裕子さん(以下、裕子 敬称略):
私の人生の中での一番の転機は、大好きだった母の死でした。
母の死は、本当に信じられなくて、当時のことを思うと、
「何で気づけなかったんだろう!?」
「何で守れなかったんだろう!?」と、今も後悔は消えません。
それまでの私は、「未来、ああなったら、こうなったら」と、未来のことから今を考えていました。けど、母の死に直面し、「人間はいつ死を迎えるか分からないし、未来なんて来るか分からない。」と思うようになりました。
だから、「今を大切にしたい!」「今を生きたい!」という想いがとても強くなったんですね。
そこからの私の人生は、いらないものをそぎ落とすように、迷いが無くなり、シンプルに即断即決できるようになりました。元々、小さい頃から比較的シンプルでしたが、母の死から、より「好きか、好きじゃないか。」で、シンプルに判断しています。
記者:「好き」という事をやり続けることは、今の日本社会では難しいと思うので、凄いと思います。
裕子:今思うと、私の場合は、幼少期の両親の影響が大きいかもしれません。
「平均値じゃなく、好きなことだけをすればいい。」「嫌いな子と遊ばなくていい。」そういう考えが当たり前の家庭環境だったんですね。だから、小学校では馴染みにくさもありましたが、周りがどうであっても、気になりませんでした。
あと、小さいころ、家には父の会社の偉い人たちや、テレビで見る一流の人が集まる環境でした。小学生でしたが、隣でお酒をつぎながら、生きるうえで大切なことを教えてもらいました。
「年齢、肩書、性別を気にしない」という考え方もそこからですね。肩書があるからって、変に気を遣ったりする事が一切無いのですよ。
幼少期から培われたシンプルな考えが、私の判断にも影響してるし、今の活躍にも繋がっているのだと思いました。
Q2.AIが活躍する時代に必要とされるニーズは何だと思いますか?
裕子:そうぞうりょく(創造力・想像力)ですかね。
AIも人間の創造力や想像力から出来ていると思います。なんでもそうなんじゃないかな。「こうしたいな、ああしたいな」という気持ちを持って、行動することが大事だと思います。
Q3.どんな美しい時代を創っていきたいですか?
裕子:「美しい」って、とても難しいですよね(笑)。
「美しくない」だったら分かります。それは、自分が「嫌だ!」と思うことを、やり続けること。「嫌だ!」って思ってると、態度やしぐさに出るんですよね。これは「美しくない」と思います。
「好き!」も態度やしぐさに出ます。私は「好き」を選び続けたいですね。
最初にも少し話しましたが、私の人生の一番の転機は、2014年、大好きだった母の死でした。この年は母以外にも、身近な大切な人の死が続いたんですね。マレーシア航空機の2機の墜落。2機とも以前働いていたチームメンバーや機長が乗っていました。
2014年は、私にとって、「死」と向き合う年になりました。
死は、いつ来るか分からない。
やりたい事、伝えたい事があるなら、「いつか」なんて無いって事を思い知らされました。
だから・・・
今の私は、「今」しか信じないし「今」がとても大事なんですね。
「今、好きな事をやる」
「今、楽しく生きる。」
私は「今」を生きる事を大切にしたいです。そういう価値観が当たり前になる時代が、もしかしたら「美しい時代」に繋がるのかもしれませんね。
Q4.一歩を踏み出したいけど、踏み出せない読者へ、メッセージをお願いします。
裕子:成功したいと思うと、失敗が怖くなっちゃうから一歩を踏み出しにくくなりますよね。
けど、実は、失敗と逆境から学ぶことは、多いんですよね。
大学を卒業し、無職だったので、オーストラリアに逃避行しました。その時、お金が尽きるまで現実とも向き合わなかったんです。
母がガンで闘病している時も、「もっと私にやれることあったのではないか」って、今でも悔やんでいます。
その後悔があるから、昨年一年は、父の最期まで1年間しっかり仕事も辞め、向き合いました。けど、毎日が本当に闘いでした。
私は、失敗や逆境から強くなりました。
あと、「失敗や成功って何?」ってよく聞きます。それを気にして動けないことがとても勿体無いと思うからです。
私は「発信」という形で最初の一歩を踏み出しました。「発信」から、人が集まり、人生がとても豊かになりました。失敗を恐れず一歩踏み出すことは、最初は勇気がいるかもしれません。ですが、そこから学ぶものは、本当に大きいと思っています。
私はこれからも、そういうチャレンジを応援していきたいです。
記者:「今」心から好きなことを選択し続ける、中村裕子さん。とても素直でシンプルな生き方はとても魅力的で、だからこそ、周りにたくさんの人が集まるのだと思いました。どこまで普段、素直に生きる事が出来てるのか、、、。生き方を考える機会になりました。貴重なお話を、ありがとうございました!
********************************************************************
中村 裕子さんの活動、連絡については、こちらから
↓↓
SNS:
https://www.facebook.com/yuko.kameyama.nakamura
【編集後記】インタビューの記者を担当した熊倉、山口、棚田です。
まったくの初対面で、年齢も性別も肩書きも関係なく、昔からの友達の様に話してくれた方は初めてでした。中村裕子さんとお話していると、彼女の周りに、多くの方々が集まる理由が分かります。繋がりの希薄になる時代に、フラットで裏表なく人を大切にする裕子さんの生き方から、学べるものは多いと思います。ぜひ、着目してくださいね。
***************************************************************************
この記事は、リライズ・ニュースマガジン “美しい時代を創る人達” にも掲載されています。
https://note.mu/19960301/m/m891c62a08b36
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?