記事一覧
【第12回ゆる読書会 夢にまつわる1冊】
『夢』とは、
1. 睡眠中に物事を見聞きするように感ずる現象
2. はかないこと
3. まよい
4. 希望
広辞苑より。
この4つのうち、夢と聞いて最初にイメージするのはどの夢だろうか。
僕は、4の『希望』である。少し具体的に言うと、将来の目標とか理想像といった目指すタイプのイメージだ。僕はここ数年、夢と聞いて睡眠中の現象、いわゆる見るタイプのイメージを思い起こすことは、ほぼ皆無だった。それは、
トラウマか、それとも思い出か
僕はヘビが苦手だ。
小学生のころ、大蛇が次々と人を襲う映画を見たことがトラウマとなり、草むらが揺れただけで脱兎のごとく逃げ出すほどにヘビが怖い。
そんな僕とは対照的に、我が娘(5)はヘビが大好き。
ヘビのクリクリとした目とウネウネと動く体が、とってもカワイイのだという。
ある日、妻と娘の3人で動物園にいったときのこと。
入口には『ヘビとのふれあいイベント』と書かれた看板が。
『これはマズい』とつ
~チーズと節目~第10回ゆる読書会レポート
居心地のいい場所に、安心できる立場。
それらは揺るぎなく当たり前で、当然の権利としてそこにある。
この現状は維持される。
これからもずっとそうであると、絶対に破られない約束事であるように感じていることはないだろうか。
と同時に、そう感じている現状に対し違和感を抱く自分がいることも。
《シンプルなネズミと複雑な小人》
第10回ゆる読書会の課題本として取り上げたのは
『チーズはどこへ消えた? スペ
【批判と○○は違う】
「平和を望むなら、批判的思考を」
本作の冒頭、著者はそう説く。
《東大白熱ゼミ ~国際政治の授業~ 小原雅博 著》
東大教授である著者と東大生が「そもそも政治ってなに?」といったようなゼロから考え、「国益とは」「社会にとって銃は悪か」「平和のための軍事力はどうあるべきか」といった国際政治について討論しあう本作。
この本を読み始めたとき、最初はなぜ批判的思考が必要なのかわからなかった。
むしろ批
大人のこだわり、子どもの好き
絵本や児童書を読むと、大人になった今の自分を実感することができる。
ただ、僕にとってその実感は、なにか成長とか進歩というよりも、固くなったとか狭くなったということの方が多い。
とくに、この本では顕著だった。
《星の王子さま サン・テグジュペリ 著》
言わずと知れた超名作で、初めて読んだのはつい最近のこと。
「所詮は児童書」と高を括っていたが、現実に埋もれている『不確かさ』や『はかなさ』を浮き
フェニックスの尾で復活は出来るが…
制限時間つきのRPGのようなお話し。
《破天荒フェニックス 田中修治 著》
倒産寸前のメガネチェーン店・オンデーズを、異業種から参入した若手経営者の田中修治氏が破天荒ともいえる方法で再生していく物語。
売上20億にたいして、負債が14億というオンデーズ。
RPGでいえば、ステータスは瀕死の黄色、敵からあと1・2撃くらえばゲームオーバーの赤色になるのは明らかな状態。
けれど、クリアまでの制限時