マガジンのカバー画像

雑文

100
のらりくらり。
運営しているクリエイター

記事一覧

オマエ、うっすいな。
キミはカラフルに着飾って道具に頼るだけだね。
そんなんで折れちゃうってダラシないのな。
群れてばっかり、ひとりじゃ何もできないんでしょ。
音がうるさいよ、邪魔。
ひとを太らせて楽しいの?根性悪っ

それでも、ボクはモテます。
#ポテトチップスの詩

26

スウェーデン語の話をしませう。わたしは爆笑しちゃうのである。余裕の笑みではない。わからなすぎて腹抱えて笑っちゃうのだ。受験会場でこんな人がいたら狂気の沙汰で退場させられるかもしれん。ページをめくるたび知らない羅列が並ぶのだから当たり前なのだ。馴染みあるアルファベッドが変態に変貌してるようで、わたしの眼球は悲鳴をあげる。ところで新しい言語に触れるとき最も気を使うことの一要素が、数字である。例えば92

もっとみる
くるくま

くるくま

喧騒から離れ、品のいい音楽と品のいいカーペットと品のいいお客がいる。そぐわないのは私だけに見える。あたたかい木造りのカフェ。

白雪姫に出てくる七人の小人の家がこぎれいだったら、こんな感じの木の丸テーブル置いてありそう。ってなテーブルに座った。目の前には得体の知れない黄色い液体が、グラスの淵いっぱいまで注がれている。

自分で頼んでおいて変だが、これはなんだろう。看板に新メニュー「Kurk

もっとみる

note800って

死のうと思っていた。

生きていてほしい。|kui6483|note(ノート)
https://note.mu/kui6483/n/nc80e9b207db2

私が今までしてきたことは「生存」であって、「生活」ではなかったと反省しております。

生活人|kui6483|note(ノート)
https://note.mu/kui6483/n/n4186c649d5bc

あのときホテルに泊

もっとみる
レープクーヘンの詩

レープクーヘンの詩

きみはかわいい。おそろしくかわいいね。かわいいってどれだけ都合よく吐いても、やっぱりきみはかわいい。客観的事実でしかありえないその可愛さがちょっと悔しくて、それでもかわいいと言ってやりたい。馬鹿みたいにカワイイよ。

シナモンの匂いがする、って呟いて一緒に食べたレープクーヘン 、ほら、やっぱりマズイでしょ。不味いよね?と聞けば、でも言うほどマズくない、と笑う。でもさレープクーヘンってクセになる

もっとみる

苦手なこと: 自己紹介

・名前: 空衣(くうい)
カライとかソラコロモと呼ばれても反応できませんっ

・外見: 実写版スナフキン、と言われる。
緑と茶色を身につけがちなので森でかくれんぼしたら最強でしょう

・性: 旅できたらいいなぁ。とりあえず性自認はFtX(身体的女性だけどわからない)ってところで。バイセクシュアル

・生まれ:神奈川県の海側
ネズミ年の夏生まれ

・身分: ってものに縛られる

もっとみる

ボトルメール. 紅茶と共に

おはよう。人恋しくなるばかりの冬は辛いから、いっそ冬眠したいと思って過ごしています。ドイツではコーヒー、紅茶、キャンドルがよく売られている印象なのだけど、それも寒い冬を乗り越えるための術なんだなーと思った。南ドイツの此処といっても北海道と同じくらいの高緯度だし。

一度だけ、本当に美味しいと思えた紅茶を飲んだことがあります。綺麗な白いカップに注がれていて、これは良い物なのだと婦人が自慢していた

もっとみる
ベジタリアン体験記

ベジタリアン体験記

友人がアラビア書道なる美しき芸術に片足を突っ込むこの頃、私は私で新しい挑戦をしていた。

ベジタリアンになる。この一週間とりあえず。

留学先で驚いたことは、ベジタリアンの人々が多いことだった。日本では出会ったことがない。

「一週間ベジタリアンになります。肉類と魚介類は口にしない。だけど私は肉が好きだから、とりあえず一週間限定で挑戦してみます。意外とベジタリアンが多くて驚いたので、彼

もっとみる

かつんと二つのワイングラスを重ねる音が、どれだけ恋しかっただろう。

莫大な感謝を捧げます。

シーソーが二人乗りであることを、清々しい狂気で自然に、己は忘れてしまいます。ひとりで行ったり来たり。疑っては信じて。あなたにはあなたの考えがあり、人生があり、夢がある。恋人だっていて、忘れられない過去も、あるのでしょう。だから邪魔しないように、けれど己がいなくなることであなたに絶望を与えられるくらい側で、呼吸をしておりました。時には己を忍んだ毒蛇の如く薄気味悪く感じ、あなたの素直さの前に恥じました

もっとみる

処女

彼は苦悶した。とんでもない夢を見たものだ。

手に生臭い血の跡が残っていないかと忙しなく確認し、それから、どれだけ手が通常通りであれ、あの感触は消えてくれないのだと知った。

彼への怨みを通り越し、痛みに悶絶するあの瞳。彼はその物体を、全体重かけて、首ごと切断した。何かが切れる音がした。皮膚、神経、それから骨を。

彼はそれを可愛がっていた。しかし、然るべき時が来たのだ。可愛がっている

もっとみる

一度記録を消去すると元に戻りません。本当に消去してよろしいですか。

月が半分欠けた晩、花火大会があると聞いて地元へ戻った。珍しく下り電車は満員で、浴衣くさい。蝉なんか鳴いちゃって、動物園にカブトムシが大勢やってくるそうで、これは日本の夏だった。

母と二人、電化製品店のマッサージチェアーでくつろぐ待ち時間。近況報告する間、親だって他人だと知る。

あの子はすごいことを成し遂げるだろうって、あんたを小さい頃から知る人たちは期待してるんだよ、と隣り合うイスで告

もっとみる

逆ドーナツ化現象

ブログやエッセイを書く人、どれくらい現実そのままなのか気になる。

自分の場合だと、フィクションを捩じ込むので、100%現実話をしているわけではない。

現実の人物(本名)と、
書き手としての人物(空衣)と、
文中の「私」

に完全一致はあり得ないし、
日本語なら一人称によっても変わると思う。

現実では自分を「僕」とは呼ばないけれど、文中で自然と「僕」の気分のときがあって、それはあたかも自分

もっとみる