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スウェーデン語の話をしませう。わたしは爆笑しちゃうのである。余裕の笑みではない。わからなすぎて腹抱えて笑っちゃうのだ。受験会場でこんな人がいたら狂気の沙汰で退場させられるかもしれん。ページをめくるたび知らない羅列が並ぶのだから当たり前なのだ。馴染みあるアルファベッドが変態に変貌してるようで、わたしの眼球は悲鳴をあげる。ところで新しい言語に触れるとき最も気を使うことの一要素が、数字である。例えば92を表すとき。ドイツ語なら2、90という順で読む。フランス語は頭がおかしいので、4×20+12みたいな言い方をするんじゃなかったかな。その点スウェーデン語は素直だ、日本人の感覚からすると。90、2と言えばよい。ちょっとややこしいのが、アルファベッドを読む感覚では読めない音があることだ。20はtjugoと書き、わたしのアッパラパーな脳みそではその発音はシューゴだと認識されている。26はtjugosexと書く。シューゴセックス。週5SEX。ああ、そうですか。タイトルをスウェーデン語読みしてみてください。熱心な勉学者への嫌味である。


#スウェーデン語 #エッセイ

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