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【1万字越え】実際しつこく使って検証してきた最強の質問リストだから有料にするnote


もしあなたがが死にそうな状況になって、
助かる方法を考えるのに1時間あるとしたら、
どんなことをしますか?

アインシュタインはこう答えました。
「最初の55分は適切な質問を探すのに費やすだろう」


度々この話を引用していますが、それは、これほど質問の力を簡潔に伝える話題がないと思うからです。

なぜ問いが大事なのか?

僕らはすでに
ほとんどあらゆる問題を解決するための
ヒント・概念を持っているからです。

持っていなくても、検索すればいい。

あとは、質問しだい。

最適なやり方に
アクセスできるかどうかを決めるのは
質問力の問題なのです。

はっきりいって、
正しい問い
さえ見つければ
正解への道筋は、自ずと導かれるもの
そう思っておいていいくらいだと思います。

問いの筋が悪い場合の弊害

では、逆に最適な問いを選ばないことがどれほど痛手か。

それを示すための面白い話があります。

ある釣り人が、いつもの場所で釣りをしながら、通りかかった人にこんなことを質問しました。

「どんな釣り道具を揃えれば、もっと釣れるだろう?」

通行人は苦笑して言いました。

「まず、どこで釣りをするべきか問うべきでは?」

釣り人は、魚など一匹もいない、ただの大きい水溜まりで釣りをしていたのです。

いかがでしょう?

こんなに単純ではないものの、同じことをしている例はいくらでもありそうだとは思いませんか。

正しい池を選ぶ前に、釣り方やら釣り道具やらについてあれこれ考えてしまうようなことが。

問いは必ず、発想の幅を決めてしまいます。
どんな問いでも、必ずです。

だからまずは、
今自分がしている問いに自覚的になること。

その上で、
いつもと同じ問いに“どう答えるか”で
消耗しているくらいなら問いを変えてください。

その問いに、意味はあるのか?
どんな前提を内包しているのか?
もっと効果的な問いがあるのでは?

そういう問いが必要です。

有用な問いはどんどんパクるべし

良い問いを発することは、
魚がたくさんいる池を選ぶことに等しい行為
です。

選んだ池で魚が釣れるかには当然、釣り人の技量が試されますが、たいていの場合は池選びさえ間違っていなければ素人でも釣れるものです。

自分を有効な発想へと導いてくれる問いはそれほどの力がある。

では、どうやって良い池(問い)を知るか?

人に聞けばいいのです。
本を読んでもいい。

わざわざ自分で探検して一つずつ池を探す必要はないし、まして自分で池を作る必要なんてありません。

ビジネスにしても、ライティングにしても、こういう問いを自分や周りに投げかけたらいいと教えてくれる情報は山のようにあります。

この文章を読めるくらいの方なら、
考える材料はまず間違いなく持っていますから、
良い問いを探した方がいいです。

僕自身は、読書する際に特に意識して
良い問いを集めようとしています。

どん底から起業までを支えてくれた問い

改めまして、現在プロの編集者・ライターとして
個人で活動している久高諒也です。

僕が質問力の価値を実感したのは、今から9年前。
当時の僕はまだ中学生で、しかも不登校の生徒でした。

おまけに、実家は最貧困層の母子家庭であり、
小学生までは車椅子生活をしていたくらい体も弱かった。

そんな時期に、『環境問題の戦略的解決』という本に出会い、人生が変わりました。戦略の概念と“戦略的かどうか”を問う質問を手に入れたのです。

本質的な価値は何か?
それは手段か、それとも目的か?
何を望み、それはどうすれば可能になるか?

こうした問いとの出会いにより、私は前進できました。

クラス復帰に始まり、独学で県内進学校を卒業、高校では2つの同好会を創設し大学で研究発表もしました。戦略的勉強法を体系化し、周りの半分の勉強時間でセンター試験は総合85%を獲得。

そして、2年前にはライターとなり、
「問いを発する」ことが仕事の一部になりました。

これまでに上場企業の役員や経営者の方々を中心として、130本以上の取材記事を執筆。ありがたいことに、昨年行ったクラウドファンディングでは150万円を集めることに成功し、現在80件以上の取材・執筆の購入予約をいただいています。


まあそんなわかりやすい実績は実のところそんなに本質的ではなくて、それより大きな収穫は、幸福度がかなり高まったことと、考え方がより長期的・大局的になり解像度も高まったことでした。

太字にした後者の方は、かんたんにいうと「人生というスパンでの自分にとっての唯一の成功の形」が見えるようになりそこにフォーカスして生きられるようになったってことです。


まだまだ成功というには程遠いですが、質問力が勉強においてもビジネスにおいても、強力な武器となっていることは強く実感しています。

すぐ使えて効果的な100以上の問いを列挙

前置きはこれくらいにしまして。

以下の章から、
僕の1000冊以上の読書経験や
自身の人生からの教訓をもとに作成した
前進するための問いのリストを公開します。
(参考文献や推薦本も最後に提示しています)

数えてみたら200個以上ありました。

あまり深く考え込まず、
まずは一通り全部に答えてみると良いかもしれません。

いくつか心を捉えて離してくれない問いが見つかるでしょう。

そういう印象的な問いは、
たぶん今のあなたに必要な問いです。

ずっと頭の中をぐるぐるして、
その問いにとりさらわれることになるでしょう。

そうすればしめたもの。

超並列思考ができる無意識が、
24時間稼働して勝手に答えを出してくれます。


この「問いのリスト」は、僕が育てているライターにも見せている質問の項目の教育資料とも同じであり、僕自身ずっと使っていて、今後も使っていくもの。いわば最強の質問リストです。


そんなわけなので、
なんとなくで見てしまった方の
頭の中を質問で支配するのも悪いですし、有料で公開します。
(久々の有料記事)

※1項目だけ無料部分で公開します


深い話ができる仲になるための質問ジャンル

経験から言っても、データから言っても信頼度の高い、人間関係に効く質問についての2つの研究を紹介します。

1つ目は、社会心理学者のゲイリーウッド氏がまとめた、自己開示に効果的な10の話題

ライターに限らずですが、取引相手とは早く親しくなる必要があったりしますよね。そういう時に、まずは自分のことについて以下の10の話題からいくつか選んで簡潔に伝えると打ち解けやすいです。

また相手に対して以下の10個の話題につながる質問を投げかけると効果的です。

自己開示を効果的に行うための話題
1 お金と健康に関する心配事
2 自分がイライラしてしまうこと
3 人生で幸福になれること、楽しいこと
4 自分が改善したいこと
5 自分の夢や目標、野望など
6 自分の性生活に関すること
7 自分の弱点やマイナス面
8 自分が怒ってしまう出来事について
9 自分の趣味や興味
10 恥ずかしかった体験、罪悪感を覚えた体験

2つ目は、1997年にアーサー・アーロン博士が20年間研究し考案した36の質問。この方法を使った実験では、その後、被験者が結婚したという報告も上がっているそう。

方法は、36の質問に順番に交互に答え、最後に4分間、2人で見つめ合うこと。初対面や気になる相手はもちろん、パートナーと試して愛情を確かめ合うのにも効果的。

いやいや、4分間も見つめあってたらそりゃあ好きになるよとツッコミたくもなりますが、相手について深く知るための質問としての効果は本物です。



質問を洗練するための質問

間違った問いの弊害はお伝えしました。

そこで、今回はいいと立証されている問いを選りすぐって紹介するわけですが、それだけだと自分で良い問いを生み出す精度は上がりません。

問いは無数にあるはずですし、それぞれの個別具体的な話に入るほど今回紹介する質問が役に立たない可能性があります。

そこで自分で問いを作る際に役立つ、
問い自体を検討し洗練させるための問いをご用意。

それが以下の3つ。

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