未来は、自らの意思決定という行動の先に拓かれる~ARMSより~

ヒトは絶望するから足を止めるんじゃない。絶望から這い出ることを“諦め”てしまったから足を止めるんだ。
ヒトは希望があるから前に進めるんじゃない。希望を探そうという“意志”で前に進むんだ。
(ARMS・ママ・マリア/皆川亮二)

数あるARMSの格言の中で、最も有名な台詞。

先日も綴りましたが、物事を振り返る際に
『原因があって結果があるのではなく、結果があって原因がある』
という視点が重要であると思います。

note『今よりもどうやったらより良くなるのかを考える』はこちら

このママ・マリアの格言も同様で、『絶望するから足を止める』という原因ありきの結果ではなく、『絶望から這い出ることを諦めるから足を止める』という結果ありきの原因を見定める事が重要です。

応用行動分析の視点として

「絶望するから足を止める」では、状況(Antecedent)→結果(Consequence)でしかありません。

これでは、行動をどう改善して良いか不明確なままで、次に同様の事案事象が発生した際も失敗を糧として活かせず、また失敗を繰り返してしまいます。

一方、

「絶望から這い出ることを諦めるから足を止める」では、状況(Antecedent)→行動(Behavior)→結果(Consequence)となります。

行動の前後にある状況(諦める)と結果(足を止める)という因果から行動(絶望から這い出る)が起きている事から、何をすべきかが明確であり、同様の事案事象が起きても改善できるため、より良い方向へシフトします。

※応用行動分析の視点では「諦める」は行動ではなく状況になります。

絶望的な状況においては、前進することが難しくなります。
しかし『絶望』というのはあくまで状況であり、絶望的な状況に足を止めてしまったとしても、それは『状況』があったからではなく、その状況を前に自ら「足を止める」という意思決定をしたからです。

足を止めるも進めるも、自分の意思決定によって決断しコントロールしているだけです。
状況の所為(=他責)にしていてはいつまでも改善せず、問題や課題ばかりが堂々巡りしてしまいます。

ARMSの作中でも述べられておりますが、自らの人生は自らの意思決定で描いていく事でより深みを増し、充足した人生となるのではないでしょうか。

未来は行動の先に拓かれます。

(行動には『意思決定』がインクルードされてます)

『絶望』や『希望』といった状況だけで判断するのではなく、自らの意思でどういった行動をする事がより良い選択となるのか、内省や自問自答を繰り返しながら人生を描いて参りたいですね。

ちなみに、、、Twitterに投稿した
#自分を作り上げた漫画4選
はこちら

アニメだとドラえもんやルパンなどが入ってきますが、漫画だとこの4つですかね。。。
でも選ぶのは本当に難しい…です。