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昨日放送された『林先生が驚く初耳学!』(TBS系)、教師を目指す学生が林先生へ質問するコーナーで「文化祭や体育祭で生徒を満足させるためにはどうすれば?」という質問への回答が話題に。

「自分が文化祭で得たものを生徒にも伝えたいというのは危険な考え方だと思ってる。『自分がこうだったから子供達もこうだろう』ではなく『自分はこうだったけど子供たちもそうかな?』と考えてほしい。
部活の中でいい財産を得る。学校行事を通じて未来につなげる子もいるでしょう。自分がこうだったの感動の再生産を図るのは押し付けになることもあるかもしれない。成功体験が一番人の目を曇らせる

『成功体験が一番人の目を曇らせる』
痛恨、いや会心の一撃のような、見事なハンマーセッション炸裂!

よくよく考えれば非常に当たり前の事であり、何気なく言語化はしている事なのですが、具体例を踏まえて言語化するとこんなに説得力がある事を痛感しました。

自分にとって良いものが、他者にとって良いものではない。

これは、今の日本が抱えている根本的な問題の底辺にある、非常に重々な考え方ではないかと思う。

同じ環境で、同じアプローチをしていても、反応は付和雷同ではない。
もし同じに見えるのであれば、それは「個」ではなく、単にバイアスが掛かっているだけであり、先入観でしかない。

マネジメントや人材育成に於いても同様。
昨今の(口先)働き方改革なんて言葉も、著しく同様。

自身の成功体験=正解ではないのだ。

もちろん正攻法である事はある。
だからといって、万人に当てはまるものではない。

大切なのは目指すべき理想の状態像であり、プロセスではない。
個々にあったアプローチで理想の状態像にアプローチし、成果に結びつけばプロセスは何でも良いし、何でも良いって事はあらゆる可能性があるという事である。

ROCKET DIVEが脳内リピートし始めた(笑)

あらゆる可能性があるからこそ、個の最大化が図れ、個の最大化が図れるからこそ、社会の最大化が図れる。

『成功体験が一番人の目を曇らせる』
自戒も兼ね、改めて本質を問い質したいと思います。