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推し、燃ゆ 個人的感想
題名:推し、燃ゆ
個人的感想 流石は芥川賞を授与される作品。当たり前に転がっている物事を追及し表現するのは難しいと思います。国民全員が認知している物事は、既に自分の中で勝手に解決していることが多いので、題材になり得る当たり前のことを探す時点で非常に困難なのです。(個人的意見)
そして今回の題材は「推し」です。
この作品では、推すとは
桜のような僕の恋人 感想
題名:桜のような僕の恋人
個人的感想
この手の感動作品は、悲しくなる未来が読めてしまうので購入を渋っていましたが、最近本屋に行くと、数ある本の中での中央を陣取っていたので買いました。
もちろん最後の方、主人公は気持ちが落ちたあと、また元気になっていくのですが、この作品は読者をメインヒロインによる悲しみと成長による感動だけでは終わらせません。
メインヒロインを支える周りの人達の心情が細や
滅びの前のシャングリラの感想
題名:滅びの前のシャングリラ
個人的感想
辛さを乗り越えた先に幸福が訪れる人もいれば、不幸が訪れる人もいます。幼い頃に夢みていたものを手に入れたとしても、その夢が現在の自分を苦しめる原因にもなりうるし、周りの状況が変われば、それが幸せなことなのだと心変わりすることもあるかもしれません。
そして夢を叶えられなかった人も、人生が上手くいかなかった人も、頑張って生きよう
言語が及ぼす知覚への影響
哲学の本をパラパラとめくり、目に留まった話題が人と言語についてです。
この話を見る前まで、私は言語というのは既に成立している物事を伝達するための手段とまでしか思っていませんでした。
砂や石は自然として存在しているから言語にされ、勇気や希望など目に見えない物は思想や観念として存在しているから言語にされ——これらは他者に伝達するために言葉で表現されているわけです。
これくらいの捉え方で言