加藤和仁 アンガーマネジメント専門家|心理療法士

【愛知県岡崎市】| 愛知|岐阜|三重|静岡| 日本アンガーマネジメント協会認定ファシリ…

加藤和仁 アンガーマネジメント専門家|心理療法士

【愛知県岡崎市】| 愛知|岐阜|三重|静岡| 日本アンガーマネジメント協会認定ファシリテーター|米国ナショナルアンガーマネジメント協会認定スペシャリストⅠ| JADP上級心理カウンセラー

記事一覧

「〜してくれる」人よりも「〜しない」人

〜してくれる人は結構いるけど 〜しないでくれるのは案外少ない 身近であればあるほど。 あなたが嫌がることをしない、傷つくことをしない。 これができるには、相手があ…

じぶんマウント

誰しも他人にマウントを取られると嫌なものだし、怒りも湧きます ところが私たちは自分で自分をマウントしてしまってイライラ沼にハマってしまうことがよくあります 例え…

そこがいいんじゃない

部下にイライラする。 褒めるところが一つもない。 そんな相談がありました。 ほめるところがないのは、『こいつはダメだ』と決めつけている上司のスタンスやバイアス(偏…

怒りの裏側

連絡が来ないのが寂しいのではなくて相手の中に自分が居ないことが寂しいのです。 会えないのが悲しいのではなくて相手は自分と会わなくても平気だってことが悲しいのです…

人の気持ち 自分の気持ち

私たち大人は思いのほか、自分自身の心情を理解することに不慣れです。 子どもの頃、親から「人の気持ちを理解しなさい」とはうるさく言われてきたのに、「自分の気持ちを…

まずは6秒

アンガーマネジメントの第一段階はストレス(怒り)を感じたら6秒間は衝動的に反射しないこと。これを衝動のコントロールと言いますが、 実はこの「6秒」という部分だけが…

凶を引いたら

私たちはつい「事実」と「思い込み」をごちゃ混ぜにして自分で自分に呪いをかけてしまいます。 ごちゃ混ぜになった時に、怒りの感情が顔を出してそれにハマると抜け出せな…

裁く

私たちは怒りを感じる時、大なり小なり自分の価値観で相手を裁こうとしてしまいがち。 これは少なくともその瞬間、自分は正しいと思っているからです。 その時、自分自身…

裁く

* 私たちは怒りを感じる時、大なり小なり自分の価値観で相手を裁こうとしてしまいがち。 これは少なくともその瞬間、自分は正しいと思っているからです。 その時、自分自…

「事実」と「思い込み」を分けよう

私たちはつい「事実」と「思い込み」をごちゃ混ぜにして自分で自分に呪いをかけてしまいます。 ごちゃ混ぜになった時に、怒りの感情が顔を出してそれにハマると抜け出せな…

なんだかわからないもの

時々理由のわからないイライラに襲われる。 そんな悩みの相談がありました。 アンガーマネジメントの研修や講座では怒りのメカニズムを学んで怒りの本当の原因を突き止めま…

たった1回の

部下の些細なミスにカッとなって厳しいことを言ってしまい、 職場の雰囲気が悪くなったという、ある企業の課長さんは、 「今後こういうことがあってほしくない」という思い…

理由のわからないイライラに襲われる。

時々理由のわからないイライラに襲われる。 そんな悩みの相談がありました。 アンガーマネジメントの研修や講座では怒りのメカニズムを学んで怒りの本当の原因を突き止め…

親と子は別人格

親からの感情コントロールの相談を受けるとこれらが見受けられます。 ● 子どもがやることは、すべて親が決めている。 ● 子どもが何かするときは、親が先回りしてなるべ…

相談だ

カウンセリングというと、日本ではまだまだ、「精神的に弱い人や心の病を抱えている人が行くところ」というイメージが強く、ちょっとした相談などで気軽に活用する人は少な…

ストレスコーピングのための呼吸法

イライラした時のストレスコーピングでは私は呼吸法が一番だと思っています。 呼吸は自分の「意識」と「無意識」の切り替えスイッチなんて言われます。 まず息をすべて吐…

「〜してくれる」人よりも「〜しない」人

「〜してくれる」人よりも「〜しない」人

〜してくれる人は結構いるけど
〜しないでくれるのは案外少ない
身近であればあるほど。

あなたが嫌がることをしない、傷つくことをしない。
これができるには、相手があなたの嫌がること許せないこと(価値観)を理解して、受け容れていないとできないことです。

これにはあなたが自分の価値観の境界線を明確に伝えておくという作業も必要です。

アンガーマネジメントでは思考のコントロールで自分の許せる許せないの

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じぶんマウント

じぶんマウント

誰しも他人にマウントを取られると嫌なものだし、怒りも湧きます

ところが私たちは自分で自分をマウントしてしまってイライラ沼にハマってしまうことがよくあります

例えば、自分自身が嫌いだという人
自分で自分が嫌になるという人

でも自分を嫌いな人なんて本当はいないと思います
みんな自分大好き

とはいえ自分のことを嫌いだと言葉に出す人がいるし、自分を嫌いだと思い込んでいる人もいるのも事実

こんなと

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そこがいいんじゃない

そこがいいんじゃない

部下にイライラする。
褒めるところが一つもない。
そんな相談がありました。

ほめるところがないのは、『こいつはダメだ』と決めつけている上司のスタンスやバイアス(偏見)の問題であることが多い」いいとこは必ずあるからそれを探そうなどと難しい本には書いてあるが

でも見つけられない人は見つけられないのだ。
わかっちゃいるけどできないのだ。

で、最初は相手にイライラしていたがそのうち部下のいいところを

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怒りの裏側

怒りの裏側

連絡が来ないのが寂しいのではなくて相手の中に自分が居ないことが寂しいのです。

会えないのが悲しいのではなくて相手は自分と会わなくても平気だってことが悲しいのです。

嘘をつかれたのが許せないのではなく、相手にとって自分がその程度の存在だったってことが悔しいのです。

怒りの感情の裏側には寂しさや悲しさ、辛さ、切なさ、苦しさ、
悔しさが隠れています。
それに気づき、怒りを使わず、相手にそのまま伝え

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人の気持ち 自分の気持ち

人の気持ち 自分の気持ち

私たち大人は思いのほか、自分自身の心情を理解することに不慣れです。

子どもの頃、親から「人の気持ちを理解しなさい」とはうるさく言われてきたのに、「自分の気持ちを理解しなさい」と言われることはほとんどなかった経験は誰にもあるでしょう。

怒りは「自分の価値観とは違う」を受け入れられないときに生じる感情ですが、「異なるけど受け入れる」ことで怒りを感じる必要がなくなります。

怒りが無くなるのではなく

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まずは6秒

まずは6秒

アンガーマネジメントの第一段階はストレス(怒り)を感じたら6秒間は衝動的に反射しないこと。これを衝動のコントロールと言いますが、

実はこの「6秒」という部分だけが一人歩きをして、6秒我慢すれば怒りが消えると思っている人もいるのです。

我慢はそれ自体が怒りに意識が向いてるので、場合によってはストレスがより大きくなるかもしれません。

6秒待つの本当の意味は、6秒間はストレス(怒り)から意識を逸ら

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凶を引いたら

凶を引いたら

私たちはつい「事実」と「思い込み」をごちゃ混ぜにして自分で自分に呪いをかけてしまいます。

ごちゃ混ぜになった時に、怒りの感情が顔を出してそれにハマると抜け出せなくなってしまう場合が多くあります。

たとえばおみくじ。「凶」を引いてしまうと、それだけで気が滅入る。大きな仕事を任されている時や受験を控えている場合なら、なおさら。半信半疑とはいえ、「ひょっとしたらうまくいかないかもしれない」と悪い予感

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裁く

裁く

私たちは怒りを感じる時、大なり小なり自分の価値観で相手を裁こうとしてしまいがち。

これは少なくともその瞬間、自分は正しいと思っているからです。

その時、自分自身がこれまで誰かに受けいれてもらったり許してもらっていることをつい忘れてしまい、許すことができずに相手を裁きます。

本当に許せないことなのか。

大半のことが後になってあんなに怒る必要はなかったと後悔することがあります。

後悔するのは

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裁く

裁く

*
私たちは怒りを感じる時、大なり小なり自分の価値観で相手を裁こうとしてしまいがち。

これは少なくともその瞬間、自分は正しいと思っているからです。

その時、自分自身がこれまで誰かに受けいれてもらったり許してもらっていることをつい忘れてしまい、許すことができずに相手を裁きます。

本当に許せないことなのか。

大半のことが後になってあんなに怒る必要はなかったと後悔することがあります。

後悔する

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「事実」と「思い込み」を分けよう

「事実」と「思い込み」を分けよう

私たちはつい「事実」と「思い込み」をごちゃ混ぜにして自分で自分に呪いをかけてしまいます。

ごちゃ混ぜになった時に、怒りの感情が顔を出してそれにハマると抜け出せなくなってしまう場合が多くあります。

たとえばおみくじ。「凶」を引いてしまうと、それだけで気が滅入る。大きな仕事を任されている時や受験を控えている場合なら、なおさら。半信半疑とはいえ、「ひょっとしたらうまくいかないかもしれない」と悪い予感

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なんだかわからないもの

なんだかわからないもの

時々理由のわからないイライラに襲われる。
そんな悩みの相談がありました。
アンガーマネジメントの研修や講座では怒りのメカニズムを学んで怒りの本当の原因を突き止めます。
何に怒っているのか。それがわかると不毛なイライラは無くなります。
怒りそのものが湧かなくなったのではなく怒りの原因がわかるようになったので対処できるようになるってことです。
自分の怒りだけでなく怒っている相手の怒りにも冷静に対処でき

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たった1回の

たった1回の

部下の些細なミスにカッとなって厳しいことを言ってしまい、 職場の雰囲気が悪くなったという、ある企業の課長さんは、 「今後こういうことがあってほしくない」という思いで相談に来られました。

課長という立場になったプレッシャーもありストレスも感じていたのでしょう。今の立場になってから、周りが遠慮するようになってきたのも感じると。

これまで温厚な姿勢を貫いてきた方だけに 今回の一件はご自身がショックを

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理由のわからないイライラに襲われる。

理由のわからないイライラに襲われる。

時々理由のわからないイライラに襲われる。
そんな悩みの相談がありました。

アンガーマネジメントの研修や講座では怒りのメカニズムを学んで怒りの本当の原因を突き止めます。

何に怒っているのか。それがわかると不毛なイライラは無くなります。
怒りそのものが湧かなくなったのではなく怒りの原因がわかるようになったので対処できるようになるってことです。

自分の怒りだけでなく怒っている相手の怒りにも冷静に対

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親と子は別人格

親と子は別人格

親からの感情コントロールの相談を受けるとこれらが見受けられます。

● 子どもがやることは、すべて親が決めている。
● 子どもが何かするときは、親が先回りしてなるべく失敗させないようにしている。
● 子どもが親の思い通りにならないと、イライラして感情的になる。

愛する子どものために、よかれと思ってやっているということが大盛りで伝わってきます。

そして一様に自分は正しいことをしていると言って譲り

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相談だ

相談だ

カウンセリングというと、日本ではまだまだ、「精神的に弱い人や心の病を抱えている人が行くところ」というイメージが強く、ちょっとした相談などで気軽に活用する人は少ないですよね。

しかし、他国では友達に相談するくらいの気軽さでカウンセリングを日常的に利用することもあります。

夫婦間の問題、子育てに関する悩み、仕事の悩みなど、なかなか親しい人には相談しにくいけど誰かに話を聞いてほしいときはとても役に立

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ストレスコーピングのための呼吸法

ストレスコーピングのための呼吸法

イライラした時のストレスコーピングでは私は呼吸法が一番だと思っています。

呼吸は自分の「意識」と「無意識」の切り替えスイッチなんて言われます。

まず息をすべて吐き出し、そして4秒かけて息を吸って、7秒間その息を止め、8秒かけて息を吐くという、「4-7-8呼吸法」と呼ばれるテクニックがあります。

まず鼻から静かに息を吸い込んだら、息を止めて7秒数える。それから唇をすぼめ、静かに口笛を吹くような

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