誰かが笑う時は、誰かが泣く時

どうも
精神科病院勤務
専門学校外部講師脳神経学
をしている者です

さて

世の中はトレード・オフ
という話

日本人のWell-being（健康で幸福）
の度合いは
全世界156カ国で53位という位置にいます

そんな中で、
圧倒的に不足している項目が
「困った時に頼れる人がいる」です
つまり互助コミュニティに所属しているという感覚の事

ざっくり言えば孤独な者が多いって事です

そして
この不健康＆孤独時代
これらを補うには
スポーツが有効と言われ続けてるのです

ほんまに「熱でた」「骨折した」とか、
明らかな異常がある際は病院やけど
それ以外の不調とかは
スポーツでなんとかせんかい
ってね

つまり
スポーツで
健康を促進しつつ
孤独もサポートする！
っていう
令和におけるスポーツの価値観ですな('ω')

今後は
スポーツがかなり多様な意味で重宝される時代に向かう事は
間違いないでしょう

運動不足＋メタボリックシンドローム＋孤独時代

最近よく聞く話で
病院が高齢者達のコミュニティ(所属、居場所)になってもうてるってのがありますよね

もはや談笑室みたいになってますから(;'∀')

毎日毎日
特別な意味もなく病院に通ってるのも多い・・

病院関係者からすれば
儲かるからウホウホ♪
で、
医療費増大↑
みなさんの税金UP↑
若者負担よろしく(^^♪
というスパイラル

まあこの＜地獄スパイラルを断ち切る必要＞がある事は
誰が見ても自明な事ですよね

でね
医療界のアンケートでは
「さみしいから」
「孤独やから」
「家に１人でいるのが耐えられない」
という理由で病院通いをしている高齢者の方もまあいるのですよね…

そらそうなんですよ

マズロー的に言っても

人間は
寝れる・食える・服や靴がある・ガス電気がある・水がある
なんて生きる為の条件が揃っても
満足しない生き物です

次はどこかに＜所属＞したがるし
さらにその次は＜承認＞されたがるのです

なので、
孤独な高齢者が
身近にある病院に駆け込むのは必然な事かな、、、とね

しかも医師会も自民党と仲良しですから
医師会が儲かる事は
自民党にとってもgood！！
ステークホルダーなのが自民党

負担は現役世代の税金からとりゃええっていう
感じになってるわけです

こりゃいけんと言われ続け…
変われない
変わらない

しかも
高齢者じゃなくても
１人世帯は増加し続けていますし
これからも益々増えていくでしょう
つまり孤独者も増え続けていく

って事で
スポーツで健康と仲間を！！
と言いたい所ですが
進まない理由もやはりあります

日本なら
「場」問題です

学校の校庭のような場所
思いっきり運動できるグランド
でかい公園で自由に遊べる
というパブリックな場所が
必要不可欠なんです

そういう話になったら
もうどう考えても分かるのが
日本にはその場所ってのが
圧倒的に不足してる…

シドニーに友人がいるのですが
シドニーではパブリックな場所が多い
そして……でっかい（笑）

人も土地も
なんしかでかい！（笑）

無駄に都市化なんてしない賢さがある

よって病院なんかに依存しなくても
自分達の健康を自分達で考えるきっかけになっています

そのパブリックな場所で
老若男女、多国籍、
いろんな方が集まっており
みんなで各々の運動をしているそうです

時には
知らない者同士で
ペタンクや
ゲートボールや
モルックといった大衆Gameで盛り上がる事も
結構あるそうです
↓

ペタンク

モルック

いいなぁ(‘ω‘
と素直に感じました

みんな
元気で
仲良くなって
なんか村社会で生きてきた日本人には
Matchingするやろなぁ
と感じました

これは別に見学するだけでも
孤独を避けれるので
高齢者の方も
日光浴もしながら
みんながワイワイしてるコミュニティに属すというのは
Well-being（健康で幸福）がUPしそうですよね！

なんかそういう明るい未来へと進む話題が
もっと欲しいと感じますね

まあしかし！
世の中ってのは
正論で理想論通りにはいきません…

これも改めて大事な視点

パブリックの場所がいくらWell-being（健康で幸福）に貢献すると分かってても

日本は地主制国家です
まあそんなパブリックの場所に使うのは
地主が許さないでしょう

しかも
それによって高齢者が病院通いを辞めたり
みんなが健康に向かいつつ
ほんまに病気の人以外が病院通いを辞めたら
医療従事者が生きていけません

医療従事者ってのは
エッセンシャルワーカーですから

極端に日本から
医療従事者が失業して消えていけば
もしもの時には
かなりの数の人間が亡くなる危険もあります

なので
今のような
自民党と医師会とのコラボ
利害関係が成り立つわけなんですよ

すべてが悪い仕組みではなく
日本の医療を守るためにも
コロナのような未知なパンデミックがやってした時用にも
高齢者の病院通いをやめさせるわけにはいきません

ほっんまに難しいですよね(ー_ー;)

この世はトレード・オフですから

歴史的に見てみても
両方HAPPYは不可能に近い

Well-being（健康で幸福）が増えりゃ
医療従事者が食っていけない

犯罪なくなれば
警察や司法が食っていけない

火事がなけりゃ
消防士の存在価値がなくなる

誰かが笑う時、
必ず誰かが泣く

それが世の理なのです

それを我々は理解して
理想論を語る事を
できるだけやめて

現実をしっかり見るってのが
大事かなーと　‘ω‘ 

あなたが
〜なればいいのに！
という理想論のその裏側では
必ず泣く人もいるっていう知識は必要です