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自分の気持ちを素直に伝えることは本当に良いことなのか?:夢を追いかけて-アメリカ生活-Vol.11【海外行ってみた】

【目次】
1.正解を求めるという不正解
2.アメリカが求める生き方の正解
3.主張しないという主張
4.幸せの基準は自分の意志で決めているかどうか
5.アメリカに疲れるアメリカ人、日本に疲れる日本人:ちょっぺ〜編集長の編集後記


1.正解を求めるという不正解

どうもちょっぺ〜編集長です。今回の記事では日本的な生き方、アメリカ的な生き方について考えさせられました。

これは僕も前から思っていたことなのですが、アメリカでは自由であり個人的であるべきだという同調性が働いていて、それがプレッシャーになっている人もいるんですよね。つまり彼らは個人的であるという特徴においてみんな同じことをやってるんです。日本では逆に集団的であるという特徴においてみんなと同じことをやる傾向があります。ですのでアメリカで日本人っぽく振る舞うのはむしろ個性的なことなのかもしれません。

と、なんだか「アイツが俺で、俺がアイツで…」と混乱してしまいそうになりますよね。人が同じことをしていても、それを行う場所が変わるだけで社会からの評価というのはがらりと変わってしまうものなんですよね。

何が言いたいのかというと、「これが正解なんだ」という正解を目指す生き方が逆に一番正解から遠のく状況を作ってしまうという、矛盾を孕んだ哲学的な真理が私たちの人生にはあるのかもしれないということです。え? そんな難しい話じゃないかも? まぁとにかく続きを読んでみてください笑。たぶん、なんかいろいろ考えちゃいます。

※※※

こんにちは。YUZUです。

いくつか前に書いた

「Just Be Yourself :夢を追いかけて-アメリカ生活-vol.8」

という投稿の中で、自立して、ありのままの自分で生きていくという事について少し書きましたが、私が実際にアメリカで7年生活して、葛藤して、今、思う事を今回は書いてみたいと思います。

※※※


2.アメリカが求める生き方の正解

今のアメリカ社会の傾向は、いかに個性的になるか、いかに自分に誇りをもって、声を大にして、力強くいきていくかが求められているように私個人的には感じています。

学校でも社会でも、

自分の意見を言え。

他の人の意見なんて気にするな。

自分をアピールしていけ。

『私はここにいいます!!!!!!』

『私を選んでください!!!!』と手を挙げろ。

...そしてそれが出来ると評価される。

アメリカではLGBT(同性愛者)に対してもサポート力が強く、
カミングアウトして”包み隠さず、力強く"生きている同性愛者の人たちは、勇気のある人間だ。と讃え応援されます。

社会や学校のミーティングでは、
みんなの前で自分の意見をはっきりと言う人は勇気のある人間だ。と讃えられ応援されます。
意見が言えなかったり、意見が無い人は『もっとはっきりしなさいよ』というプレッシャーを与えられる事もあります。

休みの日には、外に出かけ、仲間とわいわいしている人が、『幸せな人』としてみられ、
家にこもって独り静かに本を読んでる人は『つまらない人』のような見えないジャッジメントを感じる事もあります。

私自身もしばらくそう思っていました。


3.主張しないという主張

でも、ある日

「中にはLGBTでも様々な理由からカミングアウトできない人だっているんじゃないか。
または、カミングアウトしたくない人だっているんじゃないか。

ミーティングで意見を言いたくても、言えない人だっているんじゃないか。
言いたいけどあえて言わない人だっているんじゃないか。

休みの日には、外に出たくても出れない人だっているんじゃないか。
一人で静かに過ごすのが好きな人だっているんじゃないか。」

と思い始めて、

社会ではやりたい事を行動に移したり
『やる』事が勇気がある良い事で、
『やらない』事が勇気がない悪い事のように思わせる風潮があるけれど、
『やらない』という選択、又は『やったりやらなかったり』という選択だって、立派な選択なんだと気づきました。


3.幸せの基準は自分の意志で決めているかどうか

大切なのは、良い悪いという社会的なジャッジメントではなくて、

『それを自分が選択している』

『それでもこれが自分で良いんだ』

と、自分で自分を受け入れる気持ちと、それを尊重する周りの思いやりではないのかな。と思っています。

確かに今のアメリカでは、堂々と自己アピールしていける人の方が生き残りやすいかも知れませんが、

私自身、日本の集団主義を求める社会と、アメリカの個人主義を求める社会の狭間で生き、一生懸命自分でない何かになろうとして、生きづらさを感じて生きた事で、自分の向き不向きが見え、

色々な個性と個性があってこそハーモニーが生まれる事に気付き、随分と生きやすくなりました。

みんなが自分らしく生きやすい社会を願う、一個人の意見でした。

SEE YA!♡


5.アメリカに疲れるアメリカ人、日本に疲れる日本人:ちょっぺ〜編集長の編集後記

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