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わたしの句

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趣味の句作(俳句・短歌)をまとめました
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2018年5月の記事一覧

薫風燻香めでたしめでたし

薫風燻香めでたしめでたし



仕事で立ち寄った港で、鰹節が天日干しされていて、壮観!
五月晴れの空の下、日向ぼっこする鰹節。
なんか、豊かな心持ちになる風景です。

ウチでは、旦那が全くのご飯党味噌汁派。
味噌汁への熱い想いが、
パン党のわたしにはイマイチ伝わらず、
結婚してから
「味噌汁にこんなに思い入れある人いるんだ…」とびっくりしましたねぇ。

逆にわたしの鶏肉愛が、旦那には全く分からず(お義母さんが鶏肉があまりお好

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凛と立つひまわり誰にもなびかぬか

凛と立つひまわり誰にもなびかぬか



ひまわりで何か一句作ってみようかな…
とずーーーっと考えていたのですが、
意外に難しかった…

インパクトはあるんだけど、
情緒がないというか。

なんとか一句、ひねり出しました… #今日の一句 #俳句 #エッセイ #写真 #暮らし #ひまわり #夏

渡されし西瓜は赤くみずみずし
暮れるあぜ道君の夢聞く

渡されし西瓜は赤くみずみずし 暮れるあぜ道君の夢聞く

今の時期、ごく短期間だけ採れる地元のブランド西瓜があります。お値段も少々張りますが、年に一度の贅沢ということで毎年購入。西瓜を丸々買う、というのも今ではなかなかないことですよね。

西瓜でキュンとくるアプローチも面白いかな、と思い表題の句を。ちょっと“おもひでぽろぽろ”的なイメージで。

ちなみに西瓜は秋の季語なんだそう。
#今日の一句 #短歌 #エッセイ #写真 #暮らし #西瓜

花びらを鼻先にのせ猫の恋

花びらを鼻先にのせ猫の恋

タイトルに惹かれて、村松友視の「猫ふんぢゃった俳句」を読んでいます。

「猫の恋」というのが、ちゃんと季語として成立する…というのも、俳句に興味を持ってから初めて知ったこと。この春には戯れにいくつか自分でも。(あ、「猫の恋」は春の季語です。念のため)
といってもいきなりには難しいので、印象に残った句をお手本に。タイトルの句は小林一茶、

鼻先に飯粒つけて猫の恋

から。“恋”に“飯粒”をくっつける

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花は散る幹は大樹となりにけり

花は散る幹は大樹となりにけり

本業の傍ら知性と教養に裏打ちされた優雅な句を作る江戸の旦那衆や、如才なく門下を従える商売上手な俳人たちに、羨望をつのらせながら、何者でもなく終わってしまうかも知れない自分自身への不安に苛まされていた…

田辺聖子さんの「ひねくれ一茶」を読むと、好好爺なイメージだった一茶の印象が随分変わります。子供や小動物、庶民の生活を題材にした、当時でもちょっと風変わりだと思われていた一茶の句。財産相続、子供の死

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役目終わりしダンボール踏みつけていい理由もなし

役目終わりしダンボール踏みつけていい理由もなし

役目終わりしダンボール
踏みつけていい理由(わけ)もなし

仕事上、資材を発注すると
スグにたまってしまうダンボール。
折ってたたんでゴミ捨て場へ。

足で押さえてぎゅっぎゅっとすると、
効率よくかたづけられますが、
せっかく資材を大切に運んでくれた見返りとしては、ちょっと申し訳ないような…
#今日の一句 #俳句 #エッセイ #写真 #暮らし

新じゃがをゆでて今日の始まりとす

新じゃがをゆでて今日の始まりとす

新じゃがをゆでて今日の始まりとす

結婚して子育てして
歳をとっている間に
すっかり朝型になりました。

若い頃は本当に朝苦手だったのに。
20歳頃のわたしに教えてあげたいね。
“そこそこまともな大人になりましたよ”
ま、褒めてもらえるとは思いますが。
#今日の一句 #俳句 #エッセイ #写真 #暮らし #新じゃが #早起き

書を脇にまずはコーヒードーナッツ

書を脇にまずはコーヒードーナッツ

いきなりの無季俳句(^◇^;)

最近、読書熱再燃。
子供も大きくなり仕事も一段落。
ようやくむやみに忙しいだけの日々は終わり、心に少し余裕ができたかな。
図書館に行ったはいいものの、
こんなに借りて読み切れるかな。

ま、まずはおやつから。
このドーナッツは近所のスーパーで買った、
地元のお豆腐屋さんが作る
豆腐のドーナッツ。
あっさりモチモチとして美味しい。
さあ、読むぞーって気になります。

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