見出し画像

花びらを鼻先にのせ猫の恋

タイトルに惹かれて、村松友視の「猫ふんぢゃった俳句」を読んでいます。

「猫の恋」というのが、ちゃんと季語として成立する…というのも、俳句に興味を持ってから初めて知ったこと。この春には戯れにいくつか自分でも。(あ、「猫の恋」は春の季語です。念のため)
といってもいきなりには難しいので、印象に残った句をお手本に。タイトルの句は小林一茶、

鼻先に飯粒つけて猫の恋

から。“恋”に“飯粒”をくっつけるのが、いかにも一茶的。でも、せっかくの恋なので、少しロマンチックに桜の下の猫を連想して。

もうひとつは、

騒がしき恋猫犬すら踏みつけて

これは芭蕉、

まとふどな犬踏みつけて猫の恋

からの連想。恋は盲目、犬にも気付かず…いずれにしてもワンちゃんの身になれば、いい迷惑ですよね。いや、犬だけじゃないか、な。

#今日の一句 #俳句 #エッセイ #写真 #暮らし #猫の恋 #小林一茶 #松尾芭蕉 #村松友
#猫踏んじゃった俳句

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?