日本の医療の問題点(近藤誠氏・和田秀樹氏の本を足がかりに)
年始の本として、一番下にリンクを貼った『患者よ、がんと闘うな』という本で有名な近藤誠氏の本と、精神科医の和田秀樹氏の本を読んで、思うところがありました。というか、日本の医療って、ヨーロッパやアメリカとかと比べると、「医者が過剰に患者に介入し過ぎている」というマニュアルを日本は持たされているのではないかと思いました。この視点って、医療ごととは関係ない、経済学の分野に属する大学教授の他の本の読書をしていて持ちえた視点です。日本の医師って、すごく士気も医療水準レベルも高いとは思うのですが、ヨーロッパやアメリカでは、大規模データーで否定されている医療が行われているのではないかと思いました。「夕張パラッドクス」なんて、そういう日本の悪いマニュアルが、浮き出たものとして、非常に面白いと思いました。私が住んでいる町では、開業医の先生が、非常に優秀な先生が多く、医療事は、考えれば考えるほど、完璧になっていて、文句がつけようがないのですが、こと以下にリンクを貼った3冊が提示する問題点はあるのではないかと思いました。私も、血液検査の結果、コレステロール値が高いということで、スタチンを飲み始めて、3年目なのですが、コレステロールの値は、見事に下がり、動脈硬化指数も、がくんと下がりました。「スタチンは飲みません」と、くすりの要求をしなようにすれば飲まなくてもいいと思うのですが、「脳梗塞や心筋梗塞になってもいいんですか!」と尊敬している担当医師に言われて、服用しているところもあります。私は、スタチンは、加齢による肝臓の代謝能力の衰えを補完し、若いときよりも、多すぎるコレステロールの値を下げ、血管の老化を防ぎ、動脈硬化のリスクを下げるという、ある1点だけの狙いではありますが、若返りを実現できる薬ではないかと思い、副作用もあるのでしょうが、服用しているところもあります。近藤誠氏みたいな人が出てきて、100万部を越えるベストセラーになっているのも、日本の医療の過剰介入のマニュアルは、そんなに良いことばかりではないという、行政がよくやる「現状と課題」を表現したものとして、日本ではニーズがすごくあって、売れたのだろうと思っています。私は、がん検診も受けるつもりはないし、仮に、がんが見つかったとしても、近藤誠氏が別の本で言う、発見数ばかり増えて、死亡者数は変わらないという、ワニぐちの形をしたグラフは、とても信用できると思ったからです。近藤誠氏がお亡くなりになって、そういうことを主張するアドボケーター(主唱者)がいなくなったのは残念ですが、著作はたくさん残してくれたし、そういう近藤誠氏が行ったような「がん」に対する対応のような医療をしてくれる、外来も受け付けてくれる、がん専門の大規模病院ができてもいいのではないかと思いました。そこが人気を博すようなら、1個、2個、3個と、どんどん増やしてもいいのではないかと思いました。私は、個人的な経験として、食道がんに罹患しながらも、最後の1日まで、授業をやってくださった、とある高名な大学教授を尊敬していて、がんになっても、物理的に苦しいとかなら、それなりの対処をしてくれる医療を受けさせてくれる医療を受けたいなと思っていますが、抗がん剤も抗がん治療も受けたくはありません。緩和ケアを受けたいなと思っています。5年くらい前なのですが、風邪をひいて、風邪系の症状だと思った初日のすぐに、近くのいつも行く内科にかかったら、のどを光を当てて確認してから、デジタルカルテで画像を書きながら、「薬を4種類出す」と言われて、熱を下げる薬・総合感冒薬・抗生物質(→風邪で体が弱ったときの肺炎を防ぐ狙いがある)・薬で胃が荒れないようにする胃薬などを丁寧に処方されて、薬局へ行っても、「帰ったら、すぐに飲んでください」と言われて、翌日がいちばんひどかったのですが、2日目、3日目と快方に向かい、4日目には、それらのお薬のおかげで、日常生活を送りながら、風邪に対処することができました。これって、特に、医師の患者への過剰介入だとは思わないんですよね。以下の本が言うように、ヨーロッパみたいに、「寝とけば治る」みたいに言われるのは、ちょっと医者の対応としては間違っていると思うんですよね。解熱鎮痛薬のロキソニンなんかにも、薬には、副作用はあるのでしょうが、風邪薬くらいであれば、メリットが上回るのではないかと思うんですね。風邪を薬を飲まなかったがために、こじらせて肺炎になって死んじゃったというリスクを下げる方が、上回ると思うんですね。「がん」の治療に関しては、中国の日本イジメの一環ではないかと思えて、そんな中、近藤誠氏みたいな本が認められたのは、福音ではないかと思うんですね。私が、もし医学部に進学したら、「がん」に関しては、近藤誠氏みたいな医療をしたいなと思ってて、それでいて、抗がんを目指す研究開発に貢献したいなと思っています。ところが、日本の医学って、老化現象にチャレンジしてる人が多くて、無益な戦いを研究開発でもやっているような気がするんですよね。「がん」なんかも典型的な老化現象だと思うんですよね。日頃から、抗加齢の食生活や適度な運動を心がける方が、よっぽど抗がんになるんじゃないかと思うんです。たとえば、他にも以前かかった眼科医の先生が、「加齢黄班変性」を研究テーマとしている助教授が一般診療に当たっていて、ちょっと無理なことにチャレンジしているのではないかと思ったことがあります。目の「加齢黄班変性」なんかも、老化現象ですよね。目の「加齢黄班変性」なんかも、「がん」なんかも、「細胞」にどれだけ詳しくなれるかが勝負じゃないかなという直感はしています。目の病気なんかも、日頃から、日中は、サングラスをかけて、紫外線から、目を守るなどの努力が年を取ってから、報われる可能性があると思いました。医学部に行けたら、「がん」の人には、薬局で、ヤクルトとかミルミルを処方する医師になりたいのですが、それでいて、裏で、研究開発を虎視眈々と狙う医師になりたいと思っています。目の「加齢黄班変性」にチャレンジするなんて、年を取ってくると目の周りにできる「しみ」が出ないようにチャレンジするのと同じじゃないかという気がしています。なんで通常の細胞が、「加齢黄班変性」になってしまうのかと言われたら、目の周りの「しみ」が目の中の網膜の細胞にできたのでどうしようかと言っているようなものだと思うのです。若いころからのサングラスやUVカットのメガネをかけるなどの努力やメガネのレンズは、すべてUVカットのメガネしか販売できないように社会でするなどの政策的な努力のほうが、「加齢黄班変性」の予防には良いのではないかと思っています。「がん」なんかも、高校生物の知識でもありますが、細胞分裂のときの、細胞の遺伝子のコピーミスが原因で、起こると言われていますが、本当かなという気がしています。そういうコピーミスした細胞は、体のNK細胞が排斥してくれているので、がんにならないで済んでいるというのですが、近藤誠氏は、それ(がん免疫療法)についても否定的な言説を取っています。ともかく、勝負は、医学部に行ってからだと思っています。私、ゲームをやるのがすごく好きで、医療も医学もゲームみたいなものだという姿勢で、リラックスして、医療にも、研究開発の医学にも臨みたいなと思っています。