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憧れを歌に詠む? 応神天皇十六 神話は今も生きている ことの葉綴り六三五

明日からショートバージョンです

おはようございます。寒くなりましたね~。マフラーと手袋で、首と手首温めたくなりますね。
皆さん、いつも、「ことの葉綴り」に、“顔を出してくださり”ありがとうございます! 
漢字が多い神話を、粛々と綴っている中で、本当にありがたい。励みになっています。感謝です
千世さんあるみ|おうちでビル散歩さん、コメントもありがとうございました!嬉しいです! 
十一月二十五日(木)の暦は、六曜は「赤口しゃっこう」で、昼前後の正午が吉。十二直は、すべてが満たされる「みつ」で、祭祀、お参り、婚礼、お祝いごと、旅行、新たなこと、引っ越し、種まきに吉。ただし控えめに!
二十八宿は「」で、土堀り、種まき、新規のこと、倉庫の建造にいい日。そして、ご神事に良い「神吉日」です。神社のお参り、ご先祖をお祀りする、お墓参りによしです。
ベランダ菜園など種まき、良さそうですね。

<ちょっとお知らせ>
神社の新嘗祭にいなめさいと、秋季例大祭しゅうきれいたいさいのご神事のため26日~29日迄、神話の物語を綴ることでできません。
暦or写真のみでも、可能なら更新しようと思います。どうぞ、宜しくお願い致します。ペコリ。

<ことの葉綴り>全体のご案内
「ことの葉綴り」は、神話の物語を神さまごとに「マガジン」に分けて読めるようになっています。「神さまも“失敗して成長した”」と、魅力的な神さまごとに18のマガジンに分かれています。全体のご紹介は、こちらを!


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応神おうじん天皇さまの物語 あらすじ>

皇子大雀命おほさざきのみことさまから、妃候補髪長比売かみながひめを「私の妃に」と嘆願された、第十五代応神おうじん天皇さま。
髪長比売《かみながひめ》さまを譲られ、祝福の御歌を詠まれます。
皇子の大雀命おほさざきのみことさまも、愛する妃と結ばれたことを喜ぶ歌を詠まれました。

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吉野の人にほめられる? 皇子大雀命おほさざきのみこと

前回は、皇子の大雀命おほさざきのみことさまが、恋を成就された歌を紹介しました。
めでたし、めでたし、ですね。
で、物語は、「国主くずの歌」へと続きます。
見ていきましょ。

吉野の吉野川の上流の山中に暮らす地元の人々が、皇子の大雀命おほさざきのみことさまの腰に帯びた刀を見て、歌を詠んだようです。
国主くずとは、そこに暮らす現地の人、土着の人のことです。吉野とは、奈良県吉野郡のことです。

品陀ほむだの 日の御子 大雀おほさざき 大雀おほさざき
かせる大刀たち 本つるぎ 末ふゆ 冬木如ふゆきのす からが下樹の さやさや

応神おうじん天皇の日の皇子の大雀おほさざき大雀おほさざきさまが、腰に帯びていらっしゃる大刀たち
大刀たちの、つば元が鋭くて、切っ先は氷のように鋭利に冴えている。
そして、真冬の木の裸の幹の下に生えている、小さな木がサヤサヤとそよぐように、清明(さやさや)としているではないか!

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憧れを歌に?!

これは、今でいうと……皇子が腰に帯びている刀が、メチャCOOLでカッコよくて、超、鋭く切れそう。しかもさやさやっとクリアーで最高!!……みたいな感じでしょうか(笑)。

都の皇子を見て感じられた憧れを、吉野の方は歌に詠まれたのですね。
現代なら、インフルエンサー的、ファッションリーダー? のようでもあるのかもしれないな~って、歌を綴っていて思いました。

古代に詠まれていた歌……和歌、俳句はもちろんですが、今の、ラップにもつながるのかもしれませんね。
今の私たち以上に、心のままに言霊を歌に詠まれていて、すごいことですよね~。
歌を詠まれたときの、魂の鼓動や、熱情、恋心が伝わってきます。
ステキな文化ですね。では、また次回! しばらく暦になります!

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