千世(ちせ)

エッセイスト (主に読書、歴史に関して書いています。 1961年生まれ大阪府出身。読書…

千世(ちせ)

エッセイスト (主に読書、歴史に関して書いています。 1961年生まれ大阪府出身。読書好き。歴史好き。ハンドメイド好き。妄想好き。 著書「レキジョークル奥の枝道」シリーズ7冊目をただいま執筆中。<https://amzn.to/3vgIGz9>

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  • 日日是好日~にちにちこれこうじつ)~

    人生の喜怒哀楽逸話集。 日々の生活の中でのちょっとした気付きや反省などの中に見つけた、人生を生きていくための教訓があり、喜怒哀楽があり、毎日が良い日になるようなヒントがあります。

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    これから活用したい記事、為になる記事、なるほどと思った記事、主にSNSに関してのお気に入りを集めてみました。

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    noteでの私なりの気付き記事をまとめてみました。

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    歴史ウラ話集。表の歴史に隠れたような歴史のこぼれ話が大好物です。 妄想や独自の見解話などの収集帳。

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    読書感想と創作小説&エッセイ集 読書感想記事はネタバレはしないように、あくまでも自分自身が感じたことを中心にしたもの。 創作ものは私の好みで独断と偏見で選びました。

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やるべき事の優先順位

年始早々、能登地震や飛行機事故、そして個人的には友人の死。 めったにない事件が起こり、この先の「取り込み方」に関して、考えてみました。 人生、明日の事は本当にわからない。 特に60歳を過ぎた私には、やりたい事を先延ばしにしている余裕は1ミリもありません。 そこで、フィールドワークや、それに必要なリサーチに時間を割きたいと思っています。 noteは楽しすぎて、ついのめり込んでしまい、本来のやりたい事をそっちのけで没頭してしまいがちなのを、軌道修正してゆきたいのです。 私

    • 着地点を見失わないために私が考える事

      私はnoteで文章を書くときに、大まか着地点を決めてから書くように心がけています。 いや、正しくはそのつもりです。 書いているちに、あれもこれもと欲張りになる気持ちを抑えて、「着地点」に遠い部分はバッサリ切り捨て、また別の機会に新たなタイトルとして書くようにしています。 その理由は、いくら自分の思いが強くても伝わらなければ何の意味がないと思っているからです。 もちろん、「伝えたい」という意思はなく、ただ単に自分の思いを書き綴っているという人もいるでしょう。 しかし、no

      • 道長、チャンス到来だ!!

        思い起こせば、初回の道兼(玉置玲央)の悪の所業で、一気に心を掴まれた人がほとんどではないでしょうか? それだけインパクトのある展開でした。 その後もさんざん悪態をつくシーンがあり、父の兼家の命令とはいえ、裏家業に手を染めるという藤原家の闇だった道兼でした。 よくよく考えてみれば、まひろの母を道兼が刺し殺すこと自体、脚本家・大石さんの創作であり、その悪行は死ぬ間際の道兼の聖人化を際立たせる前振りだったのかと、今更ながら気づかされました。 時代考証者のコラム、NHKの「をし

        • 古代メキシコの独自すぎる感性

          前回記事にした「四天王寺 聖霊会」の翌日の4月23日にかねてから前売り券を購入していて行く気満々だった「古代メキシコ展」へ行ってきました。 実は一度、間違えて休館日に行ってしまい、急遽ハルカスの「円空展」へ行くという事態にもなったので、今回は念願の鑑賞でもあります。 最初にお断りしておきますが、私は世界史や古代史には疎く基本的な流れも理解できていないので、記事内の表現がもし間違っていたらすみません。 この展覧会も半ば夫の付き添い感覚だったはずなのに、観るものすべてに感動

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          四天王寺「聖霊会」で舞楽を初鑑賞!

          かなり日は過ぎてしまいましたが、4月22日に四天王寺の「聖霊会」へ行ってきました。 12時半からの開始なので、その前に四天王寺西門前の前回見つけたファンキーな店「煩悩のかたまり」で腹ごしらえです。 約半年ぶりの訪問ですが、相変わらずお兄さんは一人で素晴らしい手際の良さで切り盛りしていました。 私たちは一番入り口の端っこの、奥からは衝立があって全く見えない席だったにもかかわらず、全員が食べ終わったころ合いに、「〇〇〇〇円です!」と声を掛けられたのには驚きました。 「どっから

          四天王寺「聖霊会」で舞楽を初鑑賞!

          お出かけ続きで、投稿ネタはたくさんあるのですが、ちょっとつぶやきます。 昨年訪問した近所の「法雲寺」、今年もつつじが満開でした🌸 ちょうど本堂が解放され、千体仏、釈迦、阿弥陀、薬師の三体の如来様を拝むことができました! 昨年の記事↓ https://note.com/chise2021/n/nbdc6b573f7bd

          お出かけ続きで、投稿ネタはたくさんあるのですが、ちょっとつぶやきます。 昨年訪問した近所の「法雲寺」、今年もつつじが満開でした🌸 ちょうど本堂が解放され、千体仏、釈迦、阿弥陀、薬師の三体の如来様を拝むことができました! 昨年の記事↓ https://note.com/chise2021/n/nbdc6b573f7bd

          「法隆寺」を堪能する-第1回~西院伽藍

          前回はこちらです↓ この日の本命、夢殿・救世観音を堪能できたので、午後はのんびりと西院伽藍を下見がてら散策しようと、ゆったりとした気持ちで、再び南大門から入りました。 金剛力士像のある「中門」は通行禁止のため、グルっと左へ迂回しての入場です。 本当中門の中央をくぐり抜けたいところですが、これもまた建造物保護のためには仕方のない事なのでしょう。 中門左には、「世界遺産 法隆寺」と書かれた寺号碑があり、ちょうど後ろには五重塔を臨める絶好の撮影スポットがあります。 建物を支

          「法隆寺」を堪能する-第1回~西院伽藍

          「法隆寺」を堪能する-第1回~東院伽藍

          ここ最近はお出かけ続きで、なかなか記事をまとめる時間がありません。 たまたまですが、4月の後半にスケジュールが重なり、頭の中を整理するのも困難です。 やっと少し落ち着きましたので、見聞きして体験したことを順番に投稿していきたいと思います。 前回はこちらです↓ <お詫び> この記事は間違いだらけで、コメント欄での皆さんの校閲でなんとか訂正することができ、本当に助かりました。 ありがとうございました! 風情ある土壁の道前回、思いっきり間違えていましたので、再度ハッキリいいま

          「法隆寺」を堪能する-第1回~東院伽藍

          法隆寺を堪能する-第1回~プロローグ

          4月となり年度替わりを迎え、今年の目標のひとつに挙げていた「法隆寺を堪能する」シリーズが始まりました。 この法隆寺に関しては謎が多く、いまだに特定できないことがあります。 まず、いつ聖徳太子がこの斑鳩と呼ばれた地に創建したのか?その時期は大まかに以下の2説あります。 ①推古15年(607)ー父・用明天皇のために創建 ②推古9年(601)ー住居である「斑鳩宮」を建てたと同時に創建 「日本書紀」には670年に伽藍を落雷により焼失したとありますから、ざっくりですが7世紀初頭の

          法隆寺を堪能する-第1回~プロローグ

          謎が多い「阿麻美許曾神社」

          noteでは2回目の登場の阿麻美許曾神社は松原市六社のうちの一つに挙げられていますが、実はお隣の大阪市東住吉区に鎮座しています。 1704年の大和川付け替え工事により、このあたり「矢田」が分断されてしまったため、参道もろとも大阪市となってしまいました。 その他のご祭神や由緒などを含む詳細はこちらです。↓↓↓ 社名の中の「許曽」の由来は、祭祀や森の意味を持つ朝鮮の古代国家・新羅の言葉で、初代王の赫居世の居世が許曽に転じたのではないかと言われています。 この名を持つ神社は全国

          謎が多い「阿麻美許曾神社」

          老いぼれても兼家はやはりドンだった!

          兼家(段田安則)は息子三人を呼んで、明日、出家すると宣言し、後継者に道隆(井浦新)を指名すると、道兼の顔色が急変しました。 道兼:「父上の今日があるは、私の働きがあってこそ」 兼家:「黙れ!お前のような人殺しに一族の長が務まるか!」 はて? →「虎に翼」風に(笑) この兼家の言葉はボケなのか正気なのか? 一瞬、判断に困りましたが、私は「正気」で言ったと思います。 自分の寿命が尽きるのを悟った兼家はどうしてもここでハッキリしておく必要がありました。 なんせ何よりも自分

          老いぼれても兼家はやはりドンだった!

          その気になればいくらでもあるマイナーな桜名所!

          私の一つの教訓として、「花見」と「紅葉狩り」には、 ~絶対に京都へは行ってはいけない~ というものがあります。 特に近畿圏の人たちはわかっているはずなのに、それでも京都へと足を運ぶのは、それだけ素晴らしい景観がそこにあるからでしょう。 しかしながらインバウンドにより国内の日本人だけではなく、外国人の来訪がかつてないほど増加しているというのに、わざわざその渦中に飛び込む勇気は私にはありません。 京都駅はバスやタクシーを待つために長蛇の列ができ、いったい目的地に着くまでどれ

          その気になればいくらでもあるマイナーな桜名所!

          関西弁が世代交代している

          ドラマや映画で役者さんが関西弁を使うシーンは多い。 しかし、イントネーションがまるでなっていない下手な関西弁は聞くに堪えないものがある。 セリフの言い回しを聞いただけで、その役者さんが関西人かそうでないかがすぐにわかってしまうのをみると、やはり関西弁の言い回しはかなり難しいのだろう。 「わて」の多用に戸惑う 先週いっぱいで終了した朝ドラ「ブギウギ」は、笠木シズ子さんの人生をもとに創作された物語だったが、私が一番気になったのは主人公・趣里さんが使っていた関西弁だ。 主人

          関西弁が世代交代している

          円空~仏は自然そのものの中にある

          記事内の画像はすべて許可された範囲で 2022年4月1日に撮影しました。 主人と二人で中の島の国立国際美術館「古代メキシコ展」へと向かったのですが、なんと休館日! 自分たちの間抜けさに呆れ、どれだけ落胆したかは言葉にできないほどで、しかもこの日は4月1日とは思えないぐらいの夏日のため、歩いているだけで身体にこたえる暑さに疲れは倍増しました。 アホ過ぎて精神的に落ち込む💧 こちらは前売りチケットをすでに購入しているので、また後日行くとして、今回は4月7日で終了するあべの

          円空~仏は自然そのものの中にある

          なぜ日本人はフェイクニュースに翻弄されるのか?

          我が家は時計替わりの朝の情報番組として、近畿圏のみの朝日放送・「おはよう朝日です」を観ています。 今朝もいつものようにテレビでこの番組を流しっぱなしにしていると、ふと目に留まる情報があり、洗濯を干そうとベランダへ行く途中のリビングで、思わず座り込んで聞き入ってしまいました。 1次ソースとは情報源のこと 日本人は最初に目に飛び込んできたネット情報を鵜呑みにしてしまうのが半数以上に登るのと言うです。 アメリカや韓国よりも多い💦 そして「デジタル空間を理解するための用語の認

          なぜ日本人はフェイクニュースに翻弄されるのか?

          湯立神楽が有名な「我堂八幡宮」

          「松原六社巡り」第4弾は、前回の「柴籬神社」から西のやや北より約4Kのところの厄除宮として親しまれている「我堂八幡宮」です。 府道187号大堀堺線沿いにあり、西へあと約350mで大阪市内という松原市の端っこにあります。 この近くの松原第五中学へと次男のサッカーの試合のため、車や自転車で何度もこの前は通っていたものの、訪れた事は一度もありませんでした。 鳥居をくぐるだけで社域が見渡せるぐらいの狭い境内なので、大したことはないだろうと高をくくっていましたが、とんでもなかった

          湯立神楽が有名な「我堂八幡宮」