エアコンで危険な目にあった話
虫が苦手な木村と虫が多いコンビニのアルバイトの勤務が重なり、私は一身上の都合により本日初来店の客を すしざんまい のポーズで出迎えていた。
この年は秋だというのに蚊が多く、我々は日々蚊とのあくなき闘いを強いられていた。
レジで立っていると蚊がたかってくるのでどうしたものかと考えていると、白は蚊が寄り付きにくいという情報を客から仕入れた。
翌日、コンビニへ出勤すると、白いTシャツに白いズボンという全身白に身を包んだ木村と私が相対した。
己の単純さが互いの網膜に直撃した瞬間であ