皇后が初の女性天皇 敏達天皇さま“神話は今も生きている”ことの葉綴り 八五七
善は急げの先勝と満
おはようございます。昨日は、久しぶりにエアコンなしで過ごせる時間がながかったですね。ただ、大雨の地域もあり、明日の七夕さんの空模様はどうなのでしょうね?
さて、七月六日(水)の暦は、六曜が「先勝」で、午前が吉。急用や訴訟によいとされて、先んじることで幸を勝ち取る日とされます。善は急げって感じの日です。
十二直の「満」はすべてが満たされる日。ただし控えめにして吉。祭祀、お参り、婚礼、お祝いごと、移転、旅行、建築、種まき、新しいことにするのに吉。二十八宿は「箕」で、建築工事、改築、物の仕入れや集金にも吉。そして、ご神事やお参り、ご先祖供養によしの「神吉日」です。今日も、皆さま、佳日でありますように!
さて、神話の物語に入ります。
<note「ことの葉綴り」振り返り>
これまでの「ことの葉綴り」“神話は今も生きている”振り返りはこちらです。
よかったら、お好きな神さまの物語をご覧ください。
第三十代、敏達天皇さま
第二十九代欽明天皇さまが、身罷られたあと、皇位を継承されたのは、宣化天皇の皇女、石比賣命さまとの間に生れた御子、沼名倉太玉敷命さまでした。
大和の他田宮をおつくりになり、第三十代、敏達天皇さまとして、十四年間にわたり、天の下を治められました。
この他田宮は、「訳語田幸玉宮」と呼ばれ、奈良県桜井市戒重の国道沿いにご鎮座する「春日神社」さんが宮跡の伝承地とされているそうです。
また、この宮跡は、後世には、悲劇の英雄、大津皇子のお屋敷で、持統天皇からの刑の宣告がなされたところだそうです。
敏達天皇さまの系譜、その一 皇后は未来の推古天皇!
敏達天皇さまは、四柱の妃を娶り、十七柱の御子がうまれます。
まず、母の違う妹の、豊御氣炊屋比賣命を皇后に娶り、八柱の御子をもうけられました。
一) 靜貝王(しづかひのみこ)、またの名を、貝鮹王(かひたこのみこ)
二) 竹田王(たけだのみこ)、またの名を、小貝王(をかひのみこ)
三) 小治田王(をはりだのみこ)
四) 葛城王(かづらきのみこ)
五) 宇毛理王(うもりのみこ)
六) 小張王(をはりのみこ)
七) 多米王(ためのみこ)
八) 櫻井の玄王(さくらいのゆみはりのみこ)
ほかの三柱の妃と御子の系譜の続きもみていきます。漢字多いけどご了承ください(ペコリ)
そして、この、豊御氣炊屋比賣命は、後の、史上初の女性の天皇、第三十三代、推古天皇さまとなられますが、それはまだ先の話。
―次回へ
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