![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/81169389/rectangle_large_type_2_f05bd219e4bb3ed0159d31982161d303.jpeg?width=800)
品太(ほむだ)天皇の子孫に白羽の矢が 神話は今も生きている ことの葉綴り八四三
仏滅だけど、一粒万倍日+建
おはようございます。夏至の昨夜、キャンドルの灯りで過ごしてみました。
梅雨で“重だる~”を感じる人も多いのでは? 私もそんなときは、少しでも体を横たえたり、早目に就寝を心がけています。でも、ダル~いですよね!
さて、六月二十二日(水)の暦。今日も、吉祥日の「一粒万倍日」です。ただ今日は、六曜が、勝負なしの「仏滅」なので、効果が薄まるとされますが……。でも十二直は、万物を建て生じる「建」で、神仏の祭祀、婚礼、棟上げ、開店開業、移転、旅行によしです。二十八宿は「参」で、物品の仕入れ、取引の開始、設備の工事、お祝いごと、旅行に吉。と、ご神事やお参りにいい「神吉日」です。
週半ば、皆さん、今日もお元気でお過ごしください。
そして、早速、神話の物語に入ります。
![](https://assets.st-note.com/img/1655849700063-mghxYjnYRx.jpg?width=800)
武烈天皇の後継者は……
意祁(第二十四代、仁賢天皇)と袁祁(第二十三代、顕宗天皇)兄弟の数奇な運命とその御世が終わり、その後、意祁こと仁賢天皇さまの皇子、小長谷若雀命さまが、ご即位されて、第二十五代、武烈天皇さまとして、八年間天下を治められました。
武烈天皇さまには、日嗣の御子がいらっしゃいませんでした。
さて、どうするか?……
皆さん、きっと知恵をだしあわれたのでしょうね。
![](https://assets.st-note.com/img/1655849719242-FFQCf993ml.jpg?width=800)
重臣大伴金村等の話し合い
天皇に仕える大連の大伴金村ら重臣たちで、朝廷の有力者らが、協議をおこないます。
そこで、品太天皇の子孫に目を付けたのです。
品太天皇って誰? と思いますよね?
こちらは、メッチャ有名です。
国中でお祀りされている、あの……あの……八幡大神さまといえば……。
そうです。応神天皇さまです。
応神天皇さまの物語も、とてもおもしろいので、ぜひ、まだの方はご覧になってくださいね。
って、応神天皇さまの母、神功皇后さま。
父は、仲哀天皇さまで……その父は、悲劇の英雄、倭建命さまとつながっています。
![](https://assets.st-note.com/img/1655849747777-wNza86b6xB.jpg?width=800)
品太天皇の子孫に白羽の矢が……
大連の大伴金村らは、第十五代、応神天皇さまの五世の孫で、丹波の国にいる倭彦王を推挙します。
そして、「皇位継承を」とお迎えにいくのですが、この倭彦王は、その多くの兵士に驚き「私を討ちにきた!」と、勘違いして恐れおののき、なんと、行方をくらまされたそうです。
あら、あら~ですね。
大失敗!
これは大連の大伴金村ら重臣も、驚いたことでしょう!
けれど、皇位を継承はなしとげねばなりませぬ!
と、次に、白羽の矢を立てたのが近淡海国の豪族、彦主人王の子、袁本杼命でした。
袁本杼命は、父が亡くなり、近淡海国から母の故郷の越前で育ち、当時、越前を統治されていました。
さて、この説得、うまくいくでしょうか?
![](https://assets.st-note.com/img/1655849791650-IbuNcVAEqY.jpg?width=800)
―次回へ
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?