清い水と五穀の神 久具都比賣神社 「元伊勢巡礼 神話は今も生きている ことの葉綴り 八八二
一粒万倍日+満+房の大吉日
おはようございます。早いもので七月も終わりますね。七月三十一日(日)の暦は、六曜は「先負」で、午後が吉。平静を心がけて、控えめがいいとされる日。
十二直は。すべてが満たされる「満」で、こちらも控えめがよい日。祭祀、お参り、お祝いごと、婚礼、引越し、旅行、種まきに吉。
二十八宿も大吉の「房」で、ご神事、仏事、お参り、婚礼、開店開業、引越し、旅行、建築、衣類の新調など、すべてに佳き日。
そして、吉祥日の「一粒万倍日」。ほかの吉日と重なり効果は倍増!! 何かをはじめるのに最適日。宝くじ購入もあり!!
くわえて、ご神事やお参りにいい「神吉日」です。
皆さん、吉祥日ですので、今年前半振り返り、無事で過ごせたことへの感謝と後半も無事ですごせるようにお参りはいかが? そしてエアコンのきいた涼しいおうちで、ゆっくり骨休めもいいですね。
さて、倭姫命さまが、皇祖神・天照大御神さまのお鎮まりになる宮処を求めて、ご巡幸された聖地を巡る旅……伊勢に入りました!
今回、元伊勢ご巡幸旅の流れ……
今回の巡礼旅で巡ったのは、
愛知県一宮市「酒見(さかみ)神社」さん。
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三重県桑名市多度町「野志里(のじり)神社」さん。
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三重県亀山市の「布気皇舘太(ふけこうたつだい)神社」さんと、「忍山(おしやま)神社」さん。
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三重県津市「加良比乃神社(からひの)神社」さん。
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三重県松阪市「阿射加神社(大阿坂)」さんと、阿射加神社(小阿坂)さん。
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三重県松阪市の「神戸神館神社(かんべこうだてじんじゃ)」さんと「神山(こうやま)神社」(三重県松阪市)さん
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三重県松阪市「櫛田神社」さん。
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三重県松阪市「魚見神社」さん。
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三重県多気郡明和町「佐佐牟江宮跡」
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三重県多気郡明和町「竹佐々夫江神社」さん
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三重県多気郡明和町「竹大與杼神社」さん
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三重県多気郡明和町の大淀の海岸
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三重県伊勢市磯町「磯神社」さん
現在、お参りしている物語は「神話15 天照大御神の御杖代 元伊勢 倭姫命様 2 伊勢 1」で、綴っています。よかったらご覧ください。
他の「元伊勢」編マガジンです。
宮川の上流、度会町の巡幸地へ
前回、倭姫命さまが、外城田川から上陸されたとされる跡地の鳥居をご紹介しました。
「伊蘇宮」(磯神社)さんから、小さな舟に乗られて、天照大御神さまをご自身の頭に載せられて、さらなる宮処を探し求められたのです。
私の旅は、「磯神社」をお参りしたあと、伊勢市内に入り、伊勢の神宮の別宮、倭姫命さまをお祀りする「倭姫宮」さまにお参りです。
ご巡幸を巡る旅をさせていただいていることに感謝です。
そして翌日早朝に、伊勢の神宮「皇大神宮」さまにお参り。
その後、度会町《わたらいちょう》の倭姫命さまの伝承地を、幾つか巡りました。
物語とは順不同になりますが……それをご紹介しようと思います。
水と五穀の神、久具都比賣神社」さま
伊勢市を流れる宮川に沿って上流へ向かいます。
車で約30分ほど走ると、宮川に久具都比売橋がかかっています。
そのすぐそばのこんもりとした一画が。
石碑に「久具都比賣神社」の文字が!
倭姫命さまは、「伊蘇宮」から、次に「瀧原宮」で、天照大御神さまをお祀りになります。
けれど、「ここではない」と、ご神託を受けられて、宮処を探し求められるのですが、なかなか宮処はみつかりません。
その土地、土地での出会いがあります。
「瀧原宮」から、宮川を下り、この地で出会ったのが久具都彦命。
倭姫命さまは、この地の名に合わせて「|久求社くぐ」社」を定められました。
それが、この「久具都比賣神社」さんです。
伊勢の神宮の内宮(皇大神宮)の摂社です。
ご祭神は、この地の田畑を潤す水の神・五穀の神の久具都比古命《くぐつひこのみこと》さまと久具都比女命さまの、男女の神さま、そして御前神さまです。
生い茂る参道を抜けると、小さいながらも清清しい気に満ちています。
鳥居の横には、立派な楠の御神木が聖地を見守るようにたっています。
境内のそばの小道を進むと、宮川の川原にでます。
ここは、渡し舟の渡し場だったようです。
本当に、本当にとっても小さいのですが、清らかな静けさに満ちる聖地です! ありがたさを感じます。
―次回へ。
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