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心の眼で読む 神さまも“失敗”して成長した ことの葉綴り。二三〇

出雲の神さまの存在の大きさ!


おはようございます。今朝は、歯医者さんへの前後で「ことの葉綴り。」に向かいってます(笑)。なので、今は、こんにちわの時間になりました。


神話の物語。前回は、末っ子が活躍して、継承している物語がかっこうあることを紹介しました。
大国主命さま、海幸彦・山幸彦、神倭伊波禮毘古、そして建沼河耳命(たけぬまかはみみのみこと)。
須佐之男命さまも、末っ子だったとお伝えしました。

そして、もう一つ、神話を綴っていて、感じたこと! 

それは、出雲の神さまの存在の大きさです!

出雲の神話の物語の大国主命(おおくにぬしのみこと)さまのご先祖が、天照大御神さまの弟の須佐之男命さまです。
アウトローだった末っ子の須佐之男命さまが、高天原を追放になって地上に降りてきて、そして、櫛名田比賣(くしなだひめ)と出会い、八岐大蛇(やまたのおろし)退治をされて、英雄に成長されて、出雲の国を治められるようになります。
これは、継承ではないけれど、末っ子、頑張る!編ですね。


そして、兄に迫害を受けるいじめられっ子の大国主命(おおくにぬしのみこと)は、ご先祖である須佐之男命(すさのおのみこと)さまのいる根の国へ旅立っていき、そこで、妻となる須勢理毘賣(すせりひめ)と出会い、苦難を乗り越えて成長し、出雲へ戻って国の王となりました。

この、大国主命(おおくにぬしのみこと)さまは、名前を沢山お持ちでした。国造りを成し遂げていくさなか、親友で相棒の少名毘古那(すくなびこな)の神が突然、いなくなってしまいます。
そのとき、海の向こうから光となり現れたのは、大和の御諸山(みもろやま)に坐(ま)す大物主神(おおものぬしのかみ)さまでした。
森羅万象に宿る目には見えない力を象徴する、この神は、大国主神の幸魂(さきみたま)・奇魂(くしみたま)でありました


そして、初代神武天皇の皇后となった伊須氣余理比賣(いすけよりひめ)は、この大物主神(おおものぬしのかみ)さまの娘です!

と、物語の大切なところどころに、出雲の神さまは現れているのです。
なんか、ちょっとダイナミック?(^^)
この神々の繋がり、っておもしろいとおもいませんか?

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二代目綏靖(すいぜい)天皇

さて、物語の続きを始めましょう。

初代天皇である、父、神武天皇の後を継承した建沼河耳命(たけぬまかはみみのみこと)は、綏靖(すいぜい)天皇とよばれます。。
葛城(奈良県南葛城郡)の高岡宮で、天下を治められました。
河俣毘賣(かわまたひめ)を娶り、御子をもうけられて、四十五歳の若さでこの世を去られます。
御陵は、衝田岡(つきだのおか)に(奈良県橿原市)で、神武天皇陵の北に眠られています。

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欠史八代

そして、神話は、大和平定をされた初代神武天皇のお話はたくさんありますが、こちらの第二綏靖(すいぜん)天皇から、第九代、開化天皇までは、あまり物語がありません。

『古事記』『日本書紀』では、系譜は綴られています。
またこの二代の綏靖(すいぜい)天皇から、九代の開花天皇までは、系譜のみが語られていて、エピソードがないことから、、『欠史八代(けっしはちだい)』と呼ばれています。
史学的には、「八代の天皇は後世に創作されたのではないか」なんていわれて、そこから「欠史八代」とよばれるんですって。

一方、いくら記録が詳細にないから、実在しないというのはおかしいという説もあります。

ここでは、この「史学」では「欠史」といわれる、綏靖天皇から開花天皇までの系譜も、ご紹介していきたいと思います。
なぜなら、神話の物語を心の眼で読んで、見て感じてほしいから
史実かどうかよりも、その紡がれた物語の「奥」にある「光」を受け取ること、感じることが、とっても大切なことだと思うから。
言葉を越えた何か……。その「光」を届けることができますように! いつも以上に漢字が多くなるかと思いますが、どうかご了承くださいね(笑)

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―次回へ

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