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九頭龍神、白龍神、箱根大神へ手を合わせて!神話は今も生きている ことの葉綴り。二五四

三斗三升三合三勺のお赤飯を今も龍神さまへ

おはようございます。新しい週の始りですね。
今週も、皆さんにとり、佳き週でありますように!!
私は、今日も神さまのことを綴ります。
前回は、箱根神社の「九頭龍神社」さんの九頭龍さまが
“毒龍”から、萬巻上人(まんがんしょうにん)のご祈祷により
強き龍の神さまへと「変容」なさったことをご紹介しました。
この九頭龍さんの伝説の続きを少し。

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萬巻上人(まんがんしょうにん)は、龍神となられた九頭龍さまを、神さまとして手厚くお祀りされました。
それが、今も多くの人に崇敬される「九頭龍神社」さんです。

芦ノ湖畔にご鎮座する「九頭龍神社」さんの例祭が、6月13日になっているのは、萬巻上人(まんがんしょうにん)が、毒龍を改心させるためのご祈祷をした伝説に基づいています。

また今でも毎年、七月三十一日に、執り行われる「湖水祭」は、この伝統に基づく祭祀です。「竜神祭」とも呼ばれます。

この「湖水祭」では、今でも、毎年、三斗三升三合三勺のお赤飯をお櫃に入れて、御供船に載せて、宮司さんが、湖の逆さ杉のところまで運び、そして芦ノ湖の湖底に沈めて、九頭龍の神さまへお捧げしているようですよ!
三斗三升三合三勺のお赤飯って、いったいどれほどなんでしょうね? 

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霊水「龍神水」

そして、このお櫃が、浮かび上がってきてしまうと、龍神さまが、お供えを受け入れてくれなかったとのことで、災いや、疫病が流行るといわれているそうです。
関東大震災が起こった、大正十二年(1923年)は、このお櫃が浮かんだともいわれています。
平成十二年辰年元旦には、箱根神社の本宮の境内に、九頭龍神社新宮が建立されました。
こちらで、霊水「龍神水」が湧き出していて、いただくことができますよ!! ありがたい!

神話は今も生きているのです!

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弁財天さまと白龍神社さま

九頭龍神社の境内には、芸能と福財の神「弁財天社」さんもお祀りされています。
こちらも、奈良時代、箱根山霊場の一つの堂ヶ島に天女が降臨されて、そして弁財天さまと集合してご鎮座したそうです。

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もう一つ、芦ノ湖の湖尻の「九頭龍神社」から、歩くこと5分ほどで、箱根樹木園内の森には、「白龍神社」さまもご鎮座しています。
白い鳥居で、ご祭神は白龍大神さまです。
こちらは、「白和龍王(しろわりゅうおう)」のお名前を略しもので、江戸時代の末までは、「白和龍王(しろわりゅうおう)」は、左鵲王(さじゃくおう)と、右鵲王(うじゃくおう)と呼ばれる神々とともに、箱根権現でお祀りされていた龍神様です。

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コロナが蔓延した今年、九頭龍神社の龍神様は、お赤飯を受け取ってくださったのでしょうか……。

箱根大神さま(瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)さま、木花咲耶姫(このはなさくやひめ)さま、彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)さま)
九頭龍の龍神さま、
白龍さま、
弁財天さまに手を合わせます。

いつも、見守ってくださり、ありがとうございます。

神話を、令和を生きる私たちにも感じさせていただき、嬉しいです。

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―次回へ

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