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「元伊勢」まとめ三 御杖代を受け継いで 倭姫命様ご巡幸の軌跡②神話は今も生きている ことの葉綴り五一〇

一期一会に感謝

こんにちは。酷暑が続いておりますが、皆さま、お元気でしょうか?
私は、本年度の講師をつとめる授業15回、すべて対面でしたが、無事に終へることができて、ホっとしています。もう八年目です。
毎年、学生さんとの出会いは、「一期一会」の宝物です。
今年も、いろんな経験を共にさせてもらえました。ありがたい!
ことの葉綴り」を通してのnoteの出会いにも、ありがとうございます
と、今日も、オリンピックの開会式の前に、「ことの葉綴り」のひとときです。どうぞ宜しくお願い致します。

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<ことの葉綴り>ご案内
この「ことの葉綴り」全体の神話の物語のご紹介です。
神話は、「神さまも“失敗して成長した”」「“神話は今も生きている”」と、日本の魅力的な神様の物語編。
約、二千年前、伊勢の神宮ができるまでの「元伊勢」編。
ときおり綴る「エッセイ」編。
それぞれに「マガジン」で分けています。
下記のトップページから、スクロールしていただくと、物語別、神様べつに「マガジン」が選べるようになっております。
神さまの名前や、ご興味あるものを読んでいただけると幸いです。

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倭姫命さまのご巡幸地 伊勢の国へ。

天照大御神さまが伊勢の神宮にお祀りされるまでの「元伊勢」のまとめ三倭姫命さまのご巡幸の続きをふりかえります。

大和国を出発された倭姫命(やまとひめのみこと)さまご一行。すでに、二十二年の歳月が流れております。
ご巡幸地が、伊勢の国へと近づいておりました。


伊勢国 桑名野代宮(くわなののしろのみや) 四年
【元伊勢】三重県桑名市の野志里(のじり)神社さん

このときに、伊勢の国の国造(くにのみやつこ)の大若子命(おおわかごのみこと)が、倭姫命さまへと参上して、これからののちのご巡幸の旅にお供お仕えすることになります。
この大若子命は、たいそう心強い活躍をしてくれることになります。

鈴鹿国 奈具波志忍山宮(なぐわしのおしのやまのみや)
【元伊勢】三重県亀山市の布気皇館太(ふけこうたつだい)神社さん。ほかには、忍山神社さん

伊勢国 藤方片樋宮(ふじかたのかたひのみや) 四年
【元伊勢】三重県津市の加良比乃(からひの)神社さん。ほかには川併神社さん。


倭姫命さまが、荒ぶる神の伊豆速布留大神(いつはやふるのかみ)をお鎮めになられた、大阿坂(おおあざか)・小阿坂(こあざか)は、三重県松阪市の大阿坂(おおあざか)の阿射加神社(あざか)神社さん。小阿坂(こあざか)の阿射加神社(あざか)神社さんと言われています。

伊勢国 飯野高宮(いいのたかみや) 四年
【元伊勢】三重県松阪市の神山神社さん
ほかにも神戸神館神社さん

倭姫命さまが櫛を失くされた櫛田社は、三重県松阪市の櫛田神社さん。大若子命(おおわかごのみこと)さまがご祭神です。のちに、九州にもお祀りされて、博多の総守護神となられます。


倭姫命さまの御船に、魚たちが飛び込んできて喜ばれた魚見社は、魚見神社さん。

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倭姫命さまのご巡幸地 伊勢国の軌跡

伊勢の国の、大淀の浜辺に立たれた倭姫命さまに、天照大御神さまのご神勅がありました。
「この神風の伊勢の国は、常世の浪の重浪帰する国なり、
傍国の可怜し国なり、この国に居らんと欲(おも)う」と―。

伊勢国 佐々牟江宮(ささむえのみや)さま
【元伊勢】三重県多気郡 竹佐々夫江神社さん。
倭姫命さまが、伊勢の地に入られて、大淀に御船を留められて、天照大御神さまのご神勅を賜った竹佐々夫江旧跡も、多気郡明和町にあります。

伊勢国 伊蘓宮(いそのみや)さま
【元伊勢】三重県伊勢市の磯神社さん  

倭姫命さまは、伊勢市内の宮川の上流へと、宮処をお探しにご巡幸をされて、地元の神々との出会いがありますが、なかなか佳き宮処には出会えません。
それでも、あきらめることなく、倭姫命さまのご巡幸は続いていくのです。

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―次回へ
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