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こたつの楽屋
2022年11月2日 00:07
「好きって極めると感謝になるんだ」今年の3月、1年の足踏みを経て大学に合格したとき、私はそう思ったchapter0 空白の1年秋になってもまだ感じることがあります広い広い大学の敷地に入ると「この大学の地面をずっと踏みしめられるんだ」受験の一度きりじゃない、これからも「本当に、頑張ってよかった」、と春の頃なら誰しも感じたであろう温かい誇らしさでも私は年がら年中感
2022年11月8日 02:48
前回の記事↓chapter2 進路と迫る共通テスト「進路」その単語を意識し始めたのは実に7月の二者面談だった高校まではごくごくふつうの公立に通っていたため、それほど自分の未来を考えたことはないアブラゼミのけたたましい鳴き声が廊下中に響き渡る中、担任の先生との面談が始まるぼんやりと、間近で見てきた先生になりたいと思って高1の模試から書いていた志望校をコピーして提出していたのだ
2022年11月12日 22:02
前回の記事↓chapter4 決戦①「筆記」キャンパスはとにかく広かった来るのが早すぎたせいか、まだ人影が見当たらないのでどっちが試験会場かわからないしばらく周辺をさまよったとにかく寒くて、手袋をしていても手はかじかんでいるしばらくすると受験生がスーツケースをガラガラと引きながらやってきたのでこっそりついていった(一体この人はどこから来たんだろ…)全国津々浦々からや
2022年11月18日 01:36
↓前回の記事chapter7 告白「あなたが好きです」この言葉を伝えるためにどれほどの勇気がいるのか、その日初めて知った3/1 am7:00少しひんやりとした朝だいつもは寝ぼけながら目覚ましを連打するところだが、この日だけは目覚ましがなる前にベッドから起き上がった陽の光がカーテンの端から差し込んでいるむっくりと起き上がり、大きく背伸びをしたあと、頬をつまむ(夢じ