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Kotaro Saito Works

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#音楽活動

DIYでアーティストとして生きるために必要な思想を、実体験を基に話したい。

DIYでアーティストとして生きるために必要な思想を、実体験を基に話したい。

leiftとしてのエッセイ寄稿を、少しお休みさせてもらってる。アルバムをリリースして、ライブをして、ワンマンに向けて準備を進める日々。今日は少し別の話をさせてもらえたら嬉しい。

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プロデューサー視点で、ここ1年の活動を総括久しぶりに、
note上で僕が蓄積してきた音楽制作やブランディングについての
ノウハウを紹介しながら、より具体的な話を
オンラインサロン本編で話せたら嬉しい。

最初に「

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作曲家の自分に、言いたいこと

作曲家の自分に、言いたいこと

僕は約10年の作曲家・音楽プロデューサーとしてのキャリアを経て、
シンガーソングライター「leift(レフト)」として活動し始めた。

この一年、僕はいくつもの側面から自分を掘りに掘り下げてきた。
その度に「従来の自分」「新しい自分」を比較してきた。

今日は、僕にとって「従来の自分」の代表格である、作曲家としての自分に向けて、今思うことを正直に書いていく。

本題に入る前に先日(と言ってももう1

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空虚な自尊心

空虚な自尊心

35歳。

僕は世間的に見ればおそらく、随分と遅咲きな歌手活動を始める。いや、別にまだ咲いてすらいないから、「遅芽吹き」な活動とでも言おう。その話は前回のnoteで散々書いたので、今日はその続きを書こうと思う。

前回はこちら。

僕の自信の源だったもの僕は子供の頃から、得意なことをひたすらやって、苦手なことは「無理」オーラを全開に出し、周りに無理やり「あいつに言っても仕方ない」と諦めさせてきたタ

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なぜ、今更、自ら歌うのか。

なぜ、今更、自ら歌うのか。

ひと月前に書いた
『「CHILLい」に飽きた話。』に、多くの反響をいただいた。

これまでインスト( = 歌のない楽器だけで構成された音楽)が僕の表現手法の中心にあり、その表現活動の中で着地し、自分の居場所のように思えていた「CHILL」というジャンル。居心地は良く、おかげさまで知名度の割に、僕の音楽は物凄く沢山の、世界中のリスナーの方々の耳に触れた。

実は、この話には大事な大事な続きがある。

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「CHILLい」に飽きた話。

「CHILLい」に飽きた話。

人は変わるものだ。

去年僕は、自分の音楽のことを「自分史上最高に安らげて落ち着ける空気」と呼んでいた。しかし今は「空気を良くするためのBGM」的な音楽を聞かなくなったし、ましてや作りたくない。

今日は、そんな心の変化の話をしたい。

そもそもCHILLとは何なのかなんとなく僕は「CHILL OUT」と聞くとプールサイドなイメージがあったのだが、ググってみたところ

とのことらしい。なるほど、冷

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DIYアーティスト向け実践的サロン、開講

DIYアーティスト向け実践的サロン、開講

ようやく、関係各所との調整も済み、告知が可能になる。
僕がこれから力を入れていく活動の一つを、僕の言葉で伝えたい。

DIYアーティスト向け実践的オンラインサロンを、開講します。

ゲストの皆さん、各方面のスタッフの皆さんのサポートを得て。僕にとっても本気のプロジェクトを始めます。マジで、本気の内容。

開講する想いをちゃんと書きたいので、
先に伝えなくちゃいけないことをまとめよう。

概要サロン

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新アルバムのタイトル

新アルバムのタイトル

新アルバム制作記。前回までの記事は以下。

書いている今、だんだん気持ちが絶望から抜け始めてきているため、
忘れないよう、進んできた道のりを、「作品」として書き残す。

以下、有料記事です。
記事内容は、SNSなどでのシェアをご遠慮ください。

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「途中」の味わい

「途中」の味わい

何かを成し遂げようとしている時の「途中」という段階。
挑戦している人は、必ず通るステージ。

僕は今、まさにそんな道のりの5合目あたりにいる。新しいアルバム制作のことだ。断っておくと、今日はそれについて書くわけではない。誰に向けて書くものでもなく、自分に言い聞かせる言葉を今日は書きたい。

「途中」にも、色々ある「5合目」という書き方をしたけれど、あえて10段階に分けてみる。

企画・構想(1~3

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インプットばかりしながら過ごした10月

インプットばかりしながら過ごした10月

新アルバム制作記を書き綴っている。有料記事にして、読んでくれる人がいなくても書き続ける気でいた。そんな僕の気持ちを押すように、購入してくれる方がいるのが救われる。読んでくれて、ありがとう。

前回までの記事は以下。

2022年の6月リリースを目指して作っているこの作品。全く新しいチャレンジをしているから、いつ完成するか全く断言できない。それでも、曲はでき、アレンジも少しずつ進んでいて、あとは録音

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プロとして磨いたスキルを全て壊して

プロとして磨いたスキルを全て壊して

新アルバム制作記、これまでのシリーズは以下。

アルバムを作り始めたのは夏くらいからだけど、実際に音源を制作し始めたのは2021年の9月ごろからだった。前回の記事でも語っているけど、今作は楽曲群でメッセージを伝えていくような姿勢を強く持ったアルバムで、全体でどんな内容を描くかをプロットにしてから作りたかった。

1ヶ月くらい、DTMをしなかった。
プロなのに。仕事としてさえ、制作作業をしなかった。

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アルバム「VOYAGER」予告編解禁!

アルバム「VOYAGER」予告編解禁!

皆さんこんにちは。齊藤耕太郎です。ついに!アルバム「VOYAGER」の予告編が解禁されました!こちらをご覧ください!

いかがでしょうか。30秒に、アルバムの世界観の全てを詰め込みました。

BARKSでも。

アートワーク解禁!

やっと・・・!全貌を解禁できた、アルバムアートワーク。こちらについては改めて近日中にアップしますが、ポルトガル〜東京をリモートで、4人の画家、アートディレクターがリレ

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MSGMと、僕らの精神・魂・姿勢

MSGMと、僕らの精神・魂・姿勢

皆さんこんにちは。作曲家で音楽プロデューサーの齊藤耕太郎です。最近はトラックメイカーと呼ばれることも増えてきました。作曲家だとピアノとか管弦楽やってそうで、トラックメイカーの方が、なんかビート刻んでいる印象がありますね、どっちでもいいんですけど(笑)

さて、アルバムリリースまでいよいよあと2週間ちょっとになりました。いよいよだな、そんな気持ちで8月7日(金)を迎えるんだろうな。

そしてそんな最

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僕の音楽を聴いた100万人の皆さんへ

僕の音楽を聴いた100万人の皆さんへ

皆さんこんにちは。音楽プロデューサーで作曲家の齊藤耕太郎です。

少し前のことですが、
僕のSpotifyでの累計リスナーが100万人を越えました。

現在、8月7日(金)リリースのニューアルバム「VOYAGER(ボイジャー)」の解禁に向けて、各所で打ち合わせとプロモーションの準備が続いています。音楽が完成したらしたで、慌ただしい毎日です。

余談ですが、この完成した時の気持ちを綴ったnote、公

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2020年、200万回を、2000万回に。

2020年、200万回を、2000万回に。

遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。作曲家で音楽プロデューサーの齊藤耕太郎です。2月じゃん(笑)もうすっかり世の中は平常運転ですね。僕は、今月からのリリースラッシュに向けて、年末年始ずっと内山肇さんの箱根スタジオで楽曲制作に明け暮れていました。

箱根に、僕のアナログシンセも数台持って行って合宿。

おかげさまで、ものすごく沢山のインスピレーションを頂いて新年を迎えられました。今年は

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