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子どもたちの『ウクライナ支援プロジェクト』レポート④青天の霹靂編【アリストテレスの窓】

これまでの流れはこちら


以下、頑張りがカタチになってきた数々。

①クラファンサイトを申請した。


②次回、交流会の内容も具体的に話し合った。


③活動を紹介する動画も作成した。


④直接、配布するチラシも作成した。


⑤有名人や企業に協力依頼のお手紙も書き始めた。

なんと!「このマンガがすごい!2022」オンナ編 第1位 、「このマンガがすごい!2023」オンナ編 第6位、「マンガ大賞2022」第9位!のあの漫画!
「海が走るエンドロール」のたらちねジョンさんからイラストと応援メッセージもいただいた!


他にも、学校便りに載せてもらえないかとか、

審査がおりたら一気に広げるアイディアを子どもたちはたくさん考えて、

実際に行動をおこしている。

あとは、審査が降りるのを待つだけ!

順風満々!


に思えたのだが、


差し戻し・・・


まあまあまあ。

大人のビジネスだって1発で提案が通るほうが珍しいものだ。

差し戻されることで、よりよいものにすることができる。

ただ、差し戻しの内容が、これまでの全てを崩すものだった・・・


再審査の条件のひとつに、「寄付や物を送ること以外の支援への変更」があった。

つまり、子どもたちが準備してきたことができないということ。


とはいえ、目的は、ウクライナの子どもたちを笑顔にすること。

物も寄付もダメでも、それでもできる支援って何だろうと考えた。


先日、ウクライナ出身のターニャさんから「エンタメやリフレッシュが不足している」と現地の声をいただいたことから、

現地の学校の先生と連携してバスツアーを企画するとか、そのためのお金なら寄付にはならないのではないか?

など、何ができて何ができないのかいろいろと考え、問い合せ中。


ただ、今回、指摘されたことの中に「安全面」があり、ウクライナ国内への支援は審査が降りない可能性がある。

実際、他のクラファンの実績を改めて確認すると、日本国内の避難民や、国外で活動するウクライナ人への支援がほとんどだった。
(1件、例外をみつけたので、そことの違いは確認中)

代替案として、オンライン交流、知識や情報の提供、漫画・アニメのサブスク、いろいろ子どもたちからアイディアはでたものの「これだ!」というものが思い浮かばない・・・

自分たちでカイロやお菓子を送り、実際に受け取ってもらえていたので、まさかクラファンで物を支援できないとは思ってもいなかった。


まさに青天の霹靂。


※差し戻しにはなりましたが、クラファンサイト側は協力的でアドバイスもたくさんいただけました!規約や事情があるのはしかたがないことです。感謝しています。

他のクラファンサイトならどうだろうか?

過去にウクライナへ物を送った実績のあるクラファンサイトを調べ、打診中。内容を変更ではなく、このままのプロジェクトを実現できる場所がどうかみつかりますように。(もしも、ここならと心当たりのあるかたがいたっらっしゃいましたらお教えください!)


しかし、

最悪の事態は想定しなければいけない。

もしも、日本のクラファン全体で現在、同様の状況であるとしたら?

今回、クラファン申請の差し戻しや、最悪の事態に備えることなど、子どもたちにとってつらい内容ばかりを話すこととなった。

子どもたちに感じていることを率直に聞くと、

「差し戻しは残念だけど、できることはある!」

「クラファンが差し戻しは悲しいけれど、それ以外の方法でも支援していきたい!」

「差し戻しになったけど気にしない。切り替えて、次のアイディアとか、クラファン会社を変えたらいける!」

「考えていたことはできないけど、むしろできること考えてもっと頑張ろうという気持ちになった。」

「今まで拡散しようと思って頑張ってきたサイトが立ち上がるかわからない状態は残念だけど、完全に却下されたわけでもないし、他にもクラファンサイトはある。できることを全部やる!」

などなど。

子どもたちから力強い言葉が続いた。

誰も下を向いていない。

今、自分たちに何ができるのか。

別のカタチの支援や、クラファンに頼らない方法も考え、

それぞれが来週までにやることを決めて動いている。


To be continued.



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