最近の記事

介護からの旅立ち

先週富士山を見に河口湖に一人旅をしてきた。 誕生日を迎えたこともあり、ここいらで一息ついて自然のエネルギーを補給しながら、自分を見つめ直したかったからだ。 特に昨年の11月から私の人生は、見えない何かに後押しされるように進んでいった。 正確にいうと9月くらいからそのメッセージを受け取るべき出来事が毎日のように起きた。 そのメッセージとは決してポジティブなものではなく、何でこんな思いをしなければならないのだろうと思う出来事ばかりだった。 例えばある日、朝から母を病院に連れて

    • アニメにハマる

      最近アニメにハマっている。 アニメにハマるなんて何年ぶりだろう。 きっかけはTwitter(現X)のトレンドだった。 「結束バンド」がビルボード「ダウンロードアルバムチャート」で上半期首位になったという記事を見たからだ。 音楽(特に邦楽ロック)好きな私は人気の曲を積極的に聞くようにしているが、「結束バンド」という名前は聞いたことがなかった。 調べてみるとアニメから誕生したバンドで、歌も声優さんたちが歌っているようだ。 その時は特に深追いすることなく、最近のアニメってすごい

      • 富士登山の備忘録

        私は富士山が好きだ。 しかし富士山は見るのと登るのとでは全く景色が違う。 こういう言い方をすると、何度も登山してるように聞こえるかもしれないが、気まぐれな私は6~10年周期でしか登ったことがない。 実は昨年(2022年8月)も3度目の富士登山に挑戦したのだが、記録を残そうと思いつつ、1年間放置してしまったので忘備録として記しておこうと思う。 その前に過去2度の登山も振り返ると、初めて登山したのは20代。 山ガールというわけではなかったが、いつもお世話になっている先輩たち

        • ハイキングブーム到来

          週3回、母がデイサービスに行ってる間は、唯一自分が自由に出来る時間だ。 デイサービスに行きたくなくて、ズル休みをすることもあるので、朝無事に行ってくれた後は心底ホッとする。 先日、自分の思いどおりにならずに、発狂した母にマグカップやテレビのリモコンなどを投げつけられたばかりで、私のストレスはマックスにたまっていた。 そのため、次のデイサービスの日は、とにかく自分が喜ぶことをしてあげようと決めていた。 自分が喜ぶことって何だろう? ホテルのデイユースサービスを利用して

        介護からの旅立ち

          裏のおじさん

          家の裏に住んでるおじさんはちょっと変わっている。 おじさんといっても親戚とかではなく、ただのご近所さん。 私が小学生の頃、隣の家の犬が吠えると必ずといってよいほど裏のおじさんが「うるせぇー!!!」と叫んでいたのを記憶している。 母の電話の声がうるさいと怒鳴り込んできたこともあるらしい。 そして家が暴走族のたまり場だった頃は、よく兄とも言い争っていたみたいだ。 家の柿の木の葉っぱが共有スペースに落ちて邪魔だと柿の木の枝を切られたこともあるし、とにかく神経質で何かと文句

          裏のおじさん

          開悟日記 6 いつも心に花束を

          今月から母が週1回、1日のデイサービスに通うことになった。 直前まで行くとか、行かないとか毎日コロコロ気分が変わっていたが、通い始めたら気に入ったようだ。 特に広いお風呂が気に入ったみたいで、友達にも銭湯みたいで気持ちいいと自慢している。 来月からは週2回行く予定なのでこのまま続けばいいなと思う。 というのも母は用事がなく家にいると寝てばかりいる。 午前、昼、夕食後とそれぞれ2~3時間くらいずつ寝る。 そして夜は直前まで寝てたのにもかかわらず夜10時に眠剤を飲み、また寝よう

          開悟日記 6 いつも心に花束を

          開悟日記 5 怒りについて

          先週も母が怒り狂った。 昔から一日一箱は煙草を吸っている母だが、今もそれは続いている。 煙草はできるだけ換気扇の下で吸ってもらうようにしているのだが、たまたまブロッコリーを茹でたのを冷ましている真上で母が煙草を吸っていたので、私が「ブロッコリーの上では吸わないで」とブロッコリーの入った容器を別の場所に移動したらそれが気に障ったらしい。 母は「こっちはもう何十年と好きなように煙草を吸ってるんだよ!」「あんたにとやかく言われる筋合いはない!!」と怒りまくり煙草と灰皿を投げつ

          開悟日記 5 怒りについて

          開悟日記 4 壊れる。

          母の介護認定の結果が出た。 要支援2から要介護3へと上がった。 市役所の人が来た時は、普段よりもしっかりとしていたのでもう少し低い認定かと思ってた。 しかしケアマネージャーさん曰く、入院していた時の主治医の意見書が重要視されたのではないかとのことだった。 そういうものなのか。 勉強になった。 先週は私の心が壊れた。 毎日理不尽なことで怒鳴られたり、私が貯金がないことを執拗に攻め立ててくる。 そんなストレスフルな毎日の中、人格を侮辱されるようなことを言われた。 心をナイフで

          開悟日記 4 壊れる。

          開悟日記 3 疲れたら休めばよい

          最近強いストレスを感じると頭がきゅっとなり、頭痛がする。 昨日は一日中頭が痛くて参った。 原因はいくつか思い当たる。 特に最近母が異様なしつこさを見せるのは、新しい携帯を買うという事と、私に働きに行けということ。 一日に何回もこの話をしてくる。 新しもの好きで携帯大好きな母は、今の携帯も新しく買ってまだ2年くらいのようだ。 大きい携帯は重いからと少し小さめのスマートフォンを買ったみたいだが、私が日本に帰国し新しい携帯を買ったのと、仲の良い友達がガラケイからスマートフォン

          開悟日記 3 疲れたら休めばよい

          開悟日記 2 母の介護は自身の心の介護だった

          目まぐるしく毎日が過ぎていく。 認知症のよくある症状などを勉強していると、母に当てはまることが多い。 お金がなくなったと家族を疑ったり、通帳を隠しまわってどこにいったか分からなくなったり、気になる物事について異常な執着を見せたりする。 そしていつも一緒にいる私の前ではすぐ切れて怒鳴る。 こんな時、介護する人は何故そのような行動を起こすのかという理解に努め、相手を責めずに受け入れる努力をするのが正解なのかもしれない。 しかし私は怒鳴り返すことも多々ある。 母は認知症なの

          開悟日記 2 母の介護は自身の心の介護だった

          働き方について思ったこと

          昨年末タイのバンコクからチェンマイに引っ越しをした。バンコクでは4年間仕事をしていたが、人間関係だったり色々なことに疲れてしまい、静かな場所で少しのんびりしたかった。その為、ビザも就労ビザから学生ビザに切り替えることにした。学生ビザといっても私の通っている語学学校は週3で1日2時間だけの授業なので大した負担にはならない。 今後はリモートワークで何かしていけたらいいなという思いもあり、自宅で空いた時間を使ってできる仕事を探してみた。 いくつかの日本の求人サイトに登録し、気に

          働き方について思ったこと

          タイに来て鬱になった時のはなし

          タイに来て2年が過ぎた頃、私はタイで初の転職をした。転職理由は給料が安いとか色々あったが、せっかくタイに来たので日本人ばかりの職場ではなく、タイ人と一緒に仕事をしてみたいという気持ちがMAXに達したからだ。 転職活動は大変だったが、タイ人を技能実習生として日本へ送り出す、送り出し機関に転職することが出来た。日本では技能実習生の受入れ先企業のブラックぶりがよく問題になっているが、受入れ先の会社はほんとにピンキリだと思う。私が勤めていた会社では組合を通じブラックな会社と契約を結

          タイに来て鬱になった時のはなし

          手紙〜拝啓五十二の兄へ〜

          拝啓、この手紙読んでるあなたは、天国で元気にしていますか? あなたが亡くなって早いもので、もう10年が経ちますね。暴力団から足を洗い、暴走族時代の友達を頼りに、田舎に引っ込んで5年、あなたの人生が、まさか42歳の若さで幕を閉じるとは思いもよりませんでした。 職場の人達と釣りに行き、暑がりなあなたは、まだ5月だというのに一人だけ川に飛び込み、泳いでいました。しかしそのまま流されてしまうなんて。。 あなたが亡くなった後、大変だったんですよ。身体に刺青の入った男が川に流された

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          オロナミンC愛を語る

          私は子供の頃からオロナミンCが大好きだ。初めてオロナミンCを口にしたのは幾つの時なのか覚えていないが、このシュワシュワした美味しい飲み物は何なんだ!と、とても驚いたのを覚えている。その驚きは初めてコンビニのツナマヨのおにぎりを食べた時以来の衝撃だったと記憶する。 今、無性にオロナミンCが飲みたい。しかしタイには売っていない。探せばどこかで手に入れられるのだろうか。しかしバンコクにいた時も見たことがない。 先程大塚製薬の通販ページを見ていたらオロナミンCの誕生物語というもの

          オロナミンC愛を語る

          チェンマイでの生活費

          タイで生活をするには1カ月○○円あれば大丈夫など、色々な情報をよく耳にする。私もタイに来る前はそういった情報を頼りに、よく1カ月の生活費をシュミレーションしていた。しかし、これもよく言われることだが、人によって趣味嗜好や生活習慣も違うので、自分がタイ生活で何を大切にしていきたいかなども踏まえてシュミレーションすることが必要に思う。 バンコクからチェンマイに引っ越しをしてもうじき5カ月になる。生活費を考えるとバンコクにいた頃と比べ、随分と安くなった。ちょうど今日家賃と光熱費の

          チェンマイでの生活費

          タイでバイクの免許をとった時の話 Final

          後日今日こそは!と決意を込めてリベンジしに行く。 前回同様待合室で試験のビデオを見るところから始まる。コースを暗記するつもりでまじめにビデオを見る。 そして一本橋を渡る試験から開始。こちらはなんなくクリア。問題は次のコースだ。 今回もタイ人から試験は始まり外国人は最後に走る。先に試験をしているタイ人がどこで曲がりどこで一時停止をしているのか必死で確認する。 そしていよいよ外国人チームのスタート。今回は中国人らしき人と西洋人、私の三人だ。今回も私の順番は最後。前回は試験

          タイでバイクの免許をとった時の話 Final