開悟日記　6　いつも心に花束を

今月から母が週1回、１日のデイサービスに通うことになった。
直前まで行くとか、行かないとか毎日コロコロ気分が変わっていたが、通い始めたら気に入ったようだ。
特に広いお風呂が気に入ったみたいで、友達にも銭湯みたいで気持ちいいと自慢している。
来月からは週２回行く予定なのでこのまま続けばいいなと思う。

というのも母は用事がなく家にいると寝てばかりいる。
午前、昼、夕食後とそれぞれ２～3時間くらいずつ寝る。
そして夜は直前まで寝てたのにもかかわらず夜10時に眠剤を飲み、また寝ようとする。
昼夜逆転してしまっているので当然薬を飲んでもすぐには寝れないのだが、薬を飲んでも30分以上寝れないともっと薬をよこせと声が枯れるまで叫びまくり頭がおかしくなってしまう。

かといって、また夜寝れなくなるよと日中寝ようとする母を起こすと、ものすごい勢いで逆切れる。
こうなるとどっちにしても大変なので用事を作って外出させるのが一番だと思う。

そして私にとっても自由な時間が持てて、リフレッシュもできて良い。
先週は不思議なご縁でタイで出会って以来、とても良くしてもらっているご家族が平日にも関わらず、わざわざ私の住む最寄りの駅まで遊びに来てくれた。
駅から海まで30分弱の距離なので散歩がてら海まで歩き、海を見ながらランチをした。
自然豊かな場所で、気持ちの良い人たちと時間を過ごすのは幸せだなとあらためて感じた。
そしてさりげない会話の中から沢山のことを学んだ。
ほんとに素敵な方たちで、私に綺麗なお花もプレゼントしてくれた。
私のことを想って一生懸命選んでくれたお花。
見た目は花だけど私には愛が溢れているように見えた。

こうして自分が大事にされてると感じたのは久しぶりだ。
疲れた心が癒され、とても温かい気持ちになった。

私の自慢は周りにいい人たちがいっぱいいること。
それはタイにいた時も同じで、沢山のタイ人の人達に助けられ、愛情をもらった。
そして母の周りにも良い友達が沢山いる。
私がいい人に恵まれるのは母から譲り受けた強運なんだろうか。

他人にも自分にも、いつも心に花束を。

そんな人間になれたらいいな。