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故郷・長崎へ。小さなへべれけから贈る精一杯

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私、心瑠華へべれけが上京までを過ごした18年。 これは、その中で経験した、大切な、二度と訪れない瞬間を、残した記録。
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ハッピーが教えてくれた世界の「色」の記事の元になった自作動画です。

冒頭部分は質問にお答えさせていただきました。
記事よりも多くの内容をが含まれています。
フルボイスのノーカット一発どり台本なしなので、ゆるしてね!

©心瑠華へべれけ

もう一人の被爆者―長崎に生きる猫たちの物語

もう一人の被爆者―長崎に生きる猫たちの物語

戦争の歴史を振り返るとき、私たちはその影響を人間社会に限定して考える事が多い。しかし、その被害は人間だけにとどまらず、動物たちもまたその歴史の中で大きな犠牲を払ってきた。

私の街、長崎の被爆による影響は、今もなお多くの生命に深い傷を残しています。

今回は、長崎で共に暮らし、そして共に苦しんだ猫たちの話を通じて、被爆者が人間だけではないことを伝えたいと思います。 猫たちが歩んだ被爆後の道のりは、

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ハッピーが教えてくれた世界の「色」

ハッピーが教えてくれた世界の「色」


義務教育期間をほぼ病院ですごした私

私は生まれついての血液の病気で、幼少期から思春期程の期間をほぼ病院で過ごしました。幼稚園には2日だけ、小中学校はほとんど学校にいくことはありませんでした。よくドクターと遊んだり、看護師さんと遊んだり、病院の小さな図書室で本を読むのが好きでした。

そんな毎日の中で、たまに家に帰ることができる期間があって、家に帰るたびに、ハッピー(シェルティー)が真っ先に走っ

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私の街へ贈る唄

私の街へ贈る唄

生まれたときから病弱で

くしゃみをすると血のしぶき

学校いっても字が書けず

ともだちなんていりゃしない

長らく管に繋がれて

ベットなんかでねているうちに

ついたあだ名は身障者

意味もわからなかったから

いつもニコニコ笑ってた

そんなおいらのおとぼけ顔を

マル子はいつも視ていたね

首しめられて泣いた日も

死ねずに病院いった日も

マル子はいつも視ていたね

マル子はしゃべらな

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