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異例の抜擢を受け、入社6年目でシンガポールへ赴任! 現地で活躍するバイタリティ旺盛の社員をインタビュー

こんにちは。KOMEHYO note編集部です。
今回は、2019年に新卒入社したコメ兵6年目の平田 一成をインタビュー。彼は今年(2024年)の4月からシンガポールへ赴任、現在はかの地で奮闘しています。これまでKOMEHYOでは、海外駐在員は10年以上国内で鑑定士経験を積んだベテラン社員から選ばれるのが通例でした。異例ともいえる今回の抜擢についてどう思っているのか、また現地での業務内容、日本とのギャップについてなどの話を聞きました。


■入社されたときから、海外勤務が希望だったのですか?

明確に希望して入社したわけではありませんでした。ただ、学生の頃から英語が好きでした。また、自分の可能性を広げたい、常に新しいことにチャレンジしたい性格なので色々な部署で働きたいという気持ちがあって、海外勤務にも憧れていました。なので、海外勤務も含めて“いろいろなことに挑戦したい”という希望は、キャリア面談などの都度アピールしていました。また、移動前の部署であるKAITORI GOは、百貨店や催事場に出向いて買取業務を行うのですが、決まった店舗がないため出張続き。月の半分が出張ということもありました。そういった環境で働いていても全く苦にならなかったこと、自分でいうのもなんですが、どんな環境でも楽しんで仕事や生活ができる適応力はあるのかなと思います。そのあたりがシンガポール勤務を「やれるだろう」と会社が判断してくれた要因ではないかと思います。KOMEHYOという会社は、やる気があってそれを伝えていれば全力で後押ししてくれる社風の会社なので、シンガポール勤務の辞令が出た時は嬉しかったです。

KOMEHYO SINGAPOREのオフィス

■赴任前はどんな業務をされていましたか?

新卒で入社した当初はKOMEHYO SHINJUKUのバッグフロアに配属になり、販売業務を行っていました。そこから勉強をして社内試験もパスし、徐々に買い取り業務にも携わるようになりました。入社3年目にKAITORI GOの部署に移動し、全国各地の百貨店やショッピングセンターで行われる期間限定の買い取りイベントにての買取業務を行っていました。

査定をされている平田さん

■仕事をするうえで努力していたことはありますか?

ブランドバッグの買い取りに関しては、相場やトレンドが常に変動するので、情報収集を欠かさないようにしていました。また、現在もですが、できるだけ多くのことを吸収して知識を増やせるよう、些細なことでも分からないことは放置せず、その都度解決するよう努めています。上司や先輩も、とても協力的でいろいろ教えてくれるのでありがたいです。つぎに、KAITORI GOでは、全国各地の百貨店やショッピングセンターで買い取りを行う特性上、お客様だけでなく、出店先の百貨店などのスタッフの方々とのコミュニケーションも大切にしていました。“買取”に対してマイナスな印象をもつ人も中にはいらっしゃるので、KOMEHYOの強味、誠実さをもって、プラスのイメージに変えられたらいいなと思っていました。

接客をしている平田さん

■海外赴任に対して不安はありませんでしたか?

実は、海外勤務は希望していたものの、これまでの人生で海外に行ったことがなかったのです。なので、不安な気持ちは確かにありました。しかし、転勤後は業務だけでなく、日常生活に関しても現地の上司が丁寧にケアしてくれたので、良いスタートが切れました。今後、誰かが海外転勤でシンガポールに来ることがあれば、今度は私も上司がしてくれたようにベストなサポートをして迎え入れたいです。

■現地での1日のスケジュールは?

8時前に起床し、9時半に出社。朝礼とオープン準備(買い取り準備と商品化作業)を行い、10時に買い取りオフィスがオープン。こちらの買取は、オフィスの一角で行うので、いろいろな業務が近くで展開します。仕事内容としては、対面での買い取り業務、SNSでの見積問い合わせ対応、AI真贋やネット掲載の準備と様々な作業を行います。だいたい、13時から1時間ランチ休憩に入り、14時から業務の再開。週1回、販売店舗へ向い、スタッフとのコミュニケーションを取ったり、バッグの商品知識の指導、売上アップのためのVMD監督を行ったりします。18時に買い取りオフィスがクローズしたら、実績確認などして18時半に退社。19時に帰宅し、夕飯を食べたあとは英語の勉強や趣味の時間です。趣味といっても日本の友人とオンラインゲームをすることが多いです(笑)。そして24時頃就寝するのが日常的なスケジュールでしょうか。

■実際にシンガポールに駐在されて感じた壁、やりがいは?

やはり言語です。英語は好きでしたし得意でしたが、会話となると全く別もの。仕方がないので、ひたすら勉強している段階です。ただ、シンガポールのオフィスには日本語が話せるスタッフも数人いますので心強いです。やりがいの面でいうと、日本にいたときは、KOMEHYOという大きな会社の一部の分野で、スキルを高めて任務をこなすという感じでしたが、こちらでは日本のKOMEHYOに比べて小さな規模のなかで、仕入れ、商品化、販売のすべてを行います。なので、商品や業務の流れの全体を間近で見られるのが新鮮です。視野がかなり広がったと感じていますし、やりがいにも大きくつながっています。

現地のスタッフとの様子

■シンガポールとのギャップはありますか?

シンガポールは東南アジアの中でも顕著な経済成長を遂げている国というだけあって、持ち込み品は高単価な物が多いことが印象的です。とはいえ、現地の方との価値観の違いにとまどっています。なにしろ主義主張がはっきりしているし、自分の希望を変えない。買い取りに関しても、日本ですと、なるべくお客様の要望に応えつつ、丁寧に説明をすればご納得していただき商談が成立するケースが多いのですが、こちらではそうはいきません。相手の意見を聞きつつ、自分たちの主張もしっかりと伝える、ブレないマインドが必要でして、そこはまだまだ課題のひとつです。

シンガポールの様子

■今後チャレンジしたいことは?

現状ですと、やはり現地の方との価値観の違いをどのようにして狭めていくか。現在は現地在住の日本人スタッフが架け橋になってくれ、サポートしていただいているのですが、自分1人で対等にコミュニケーションを取れるスキルを身に付けられるよう試行錯誤中です。シンガポールには多国籍の方々が在住していて、価値観もさまざま。どんな価値観の方にも対応できるオールマイティな人材になり、お客様のパーソナルな部分にも触れながら信頼関係が築けられるよう、英語習得を目指したいです。
もう少し大きな目標としては、KOMEHYOは現在、アジア圏の事業展開を進めています。すでに稼働している中国やタイを含め、シンガポールもそのひとつ。今後さらに展開していく中で、その事業に携わっていきたいと思っています。
KOMEHYOは能力よりもやる気を重視してくれ、挑戦できる場を与えてくれる会社です。「やりたい」という気持ちを諦めず、頑張り続ければきっと希望が叶うので、やりがいのある仕事を私たちと一緒に頑張りましょう!