向山奈央子

ブックライター&出版企画コンサル。元女性向け生活情報紙編集長。ライフテーマは「心」「癒…

向山奈央子

ブックライター&出版企画コンサル。元女性向け生活情報紙編集長。ライフテーマは「心」「癒やし」「女性の人生」。感情ケアプログラム指導者コース修了。カフェ大好き。甘味大好き。#100文字エッセイを書いて遊んでます。

マガジン

  • #100文字エッセイでお会いしましょう

    100文字(ピッタリ)で、日々折々、雑感をつづります。#100文字エッセイのタグで、皆さんも書いてみませんか? お仲間welcome! ステキだなと思った作品はこのマガジンにぜひ追加させてください(←もちろんご意向に沿わなければお知らせくださいね)

  • 「書く」と「出版」とその周辺

    ブックライター歴8年。文章を書くこと、本を出版すること、そして、フリーランスとして仕事をすること(心身の健康)に関連したアレコレを、マイペースでアップしていきます。

  • 心の疲れをとるnote(うつ予防のヒントと体験談)

    「うつ」になったけれど、元自衛隊メンタル教官・下園壮太先生のカウンセリングに助けられ”最短”で脱することができた、私のセキララ体験談。なぜ人はうつになるのか? 心のトリセツを知りたい方、カウンセラーやカウンセリングにご興味のある方に、参考になったらうれしいです。

  • 感情ケア × トリトトラクタカード

    感情、心、癒やし、メンタルケアの”ちょこっと知識”を紹介。トリトトラクタカード1枚を引いては、それにちなんだテーマでアップしてみました。全部で52枚、トランプと同じ数になっています。

記事一覧

バジルの主張 #100文字エッセイ

台風に備えて、屋外の植木鉢を家のなかへ移動させた。 すると爽快な、なじみのある香りが、プーンと漂ってくる。 バジルだ。なかなかの存在感。 たまらず雨のなか、トマ…

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アリガ、ツイテマス #100文字エッセイ

電車の中で、窓の外を眺めていたら。 「アリガ、ツイテマス」 「え?」 「アナタノカタニ、アリガ、ツイテマス。トリマス」 と、中国の方らしきおじさま。 私の肩を軽くつ…

向山奈央子
10日前
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見えない流星群 #100文字エッセイ

ペルセウス座流星群が見えるかも!ということで、外へ。 お盆の東京は、いつもより夜の闇も濃い。絶好のチャンスかと思ったけれど、地上の星が明るすぎた。 降り注ぐ星を…

向山奈央子
11日前
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夏のお昼のノスタルジー #100文字エッセイ

昭和の夏といえば、プール、そうめん、『あなたの知らない世界』。 夏休み恒例の心霊番組だ。 怖かったけど、”専門家”新倉イワオさんの解説はいつも冷静。 「この人は怖…

向山奈央子
3週間前
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ぽぽぽぽポップコーン #100文字エッセイ

何を隠そう、”一人ポップコーン”の常習者である。 思い立ったらフライパンを取り出し、コーンを火にかけてポンポンタイム。 ふかふか熱く、カリッとして美味しい。 なぜ…

向山奈央子
1か月前
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ステキな約束しない? #100文字エッセイ

「今年、七夕に星を観られなかったんだよね」 「え! じゃあ来年は一緒に星空を観に行くっていう、ステキな約束しない?」 「ステキな約束、する!」 道端で聞こえた女…

向山奈央子
1か月前
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神宮外苑の記憶 #100文字エッセイ

子どもの頃、私にとって神宮外苑は、格好の遊び場の一つだった。 しかし子ども心にも、外苑は陰が濃いと感じていた。木立には、まるで“何者か”がいるような空気。 今は…

向山奈央子
1か月前
20

アボカドと私 #100文字エッセイ

食べ終わったアボカドのタネを、近所の空き地にこっそり埋めてみたことがある。 すると芽が出て、みるみる伸び、2年を超えて成長。 実がなるかも?とドキドキしていたら…

向山奈央子
1か月前
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仏像とおしゃべり #100文字エッセイ

某寺で、優しいお顔の仏像が怒っているように見えて、ギョッとした。 私の心模様だったかもしれないが、こうも考えた。 もしあちらに伝えたいことがあるならば、喜怒哀楽…

向山奈央子
1か月前
16

読み終わらない本 #100文字エッセイ

『身体は考える』(甲野善紀、方条遼雨共著)という本を、ほぼ毎晩開く。 お二人の知見に感嘆し、感銘を受け、真理を考える入り口に立ち…、気づくと眠っている。 行きつ…

向山奈央子
1か月前
16

なぜかはわからん! #100文字エッセイ

病院の受付で、マスクを忘れた人がいた。 私は駆け寄って、 「1枚、あげましょうか?」 その人も受付の人も仰天。 「いえ、大丈夫です。こちらで買えるので…」 いや私が…

向山奈央子
1か月前
16

100文字の楽しみ #100文字エッセイ

100文字で、日々雑感をnoteにつづっている。 意外に書けるし、意外に書けない。 伝えたい言葉をつづり、捨て、選び切る。 100文字ぴったりにするのが、パズルのよう。 …

向山奈央子
2か月前
16

オバサンと呼ばれて #100文字エッセイ

庭園のバラを撮影していたら、ふいに声。 「〇〇ちゃん、このオバサンがどくまで、いい子で待とうね」 ふりむくと、プードルとオバサン。 私、今オバサンに、オバサンっ…

向山奈央子
2か月前
14

ジャスミンティーは眠りを誘わないpart2 #100文字エッセイ

杏里の『オリビアを聴きながら』の歌詞の女性に、お茶の知識があったとしたら。 好きなジャスミンティーは日中のんでリフレッシュ。 良眠でメンタル安定、彼が愛したのは…

向山奈央子
2か月前
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ジャスミンティーは眠りを誘わない #100文字エッセイ

ジャスミンティーはカフェインを含むので、眠りを誘わない。むしろ目がさえるほうに働く。 杏里の名曲『オリビアを聴きながら』に憧れた世代としては、驚愕の事実を知った…

向山奈央子
2か月前
14

夢に祖母が出てきた #100文字エッセイ

96歳で旅立った祖母が夢に出てきた。 スカーフを髪に巻いて、大きなイヤリング、顔はたぶん40代。 白い洋風の一軒家に住んでいて、ソファーがあり芝生の庭が見えている。…

向山奈央子
2か月前
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バジルの主張 #100文字エッセイ

バジルの主張 #100文字エッセイ

台風に備えて、屋外の植木鉢を家のなかへ移動させた。

すると爽快な、なじみのある香りが、プーンと漂ってくる。

バジルだ。なかなかの存在感。

たまらず雨のなか、トマトとモッツァレラチーズを買いに走ってしまった。

アリガ、ツイテマス #100文字エッセイ

アリガ、ツイテマス #100文字エッセイ

電車の中で、窓の外を眺めていたら。
「アリガ、ツイテマス」
「え?」
「アナタノカタニ、アリガ、ツイテマス。トリマス」
と、中国の方らしきおじさま。
私の肩を軽くつまむと、降りていった。

アリにつままれた出来事。

見えない流星群 #100文字エッセイ

見えない流星群 #100文字エッセイ

ペルセウス座流星群が見えるかも!ということで、外へ。

お盆の東京は、いつもより夜の闇も濃い。絶好のチャンスかと思ったけれど、地上の星が明るすぎた。

降り注ぐ星を思い浮かべて歩いたら、ほんの一筋、秋の気配。

夏のお昼のノスタルジー #100文字エッセイ

夏のお昼のノスタルジー #100文字エッセイ

昭和の夏といえば、プール、そうめん、『あなたの知らない世界』。
夏休み恒例の心霊番組だ。
怖かったけど、”専門家”新倉イワオさんの解説はいつも冷静。
「この人は怖がらないんだ」
と、子どもなりに感心していた。

ぽぽぽぽポップコーン #100文字エッセイ

ぽぽぽぽポップコーン #100文字エッセイ

何を隠そう、”一人ポップコーン”の常習者である。
思い立ったらフライパンを取り出し、コーンを火にかけてポンポンタイム。
ふかふか熱く、カリッとして美味しい。
なぜか家族は食べないので、一人で嗜んでおります。

ステキな約束しない? #100文字エッセイ

ステキな約束しない? #100文字エッセイ

「今年、七夕に星を観られなかったんだよね」

「え! じゃあ来年は一緒に星空を観に行くっていう、ステキな約束しない?」

「ステキな約束、する!」

道端で聞こえた女子たちの会話。

私までキラキラ、瞬いてしまった。

神宮外苑の記憶 #100文字エッセイ

神宮外苑の記憶 #100文字エッセイ

子どもの頃、私にとって神宮外苑は、格好の遊び場の一つだった。

しかし子ども心にも、外苑は陰が濃いと感じていた。木立には、まるで“何者か”がいるような空気。

今は消えた、あの陰影。いったい何だったのだろう。

アボカドと私 #100文字エッセイ

アボカドと私 #100文字エッセイ

食べ終わったアボカドのタネを、近所の空き地にこっそり埋めてみたことがある。

すると芽が出て、みるみる伸び、2年を超えて成長。

実がなるかも?とドキドキしていたら、ある日整地されて、雑草もろとも消えていた。

仏像とおしゃべり #100文字エッセイ

仏像とおしゃべり #100文字エッセイ

某寺で、優しいお顔の仏像が怒っているように見えて、ギョッとした。

私の心模様だったかもしれないが、こうも考えた。

もしあちらに伝えたいことがあるならば、喜怒哀楽こそが、いちばん強い共通言語になるよね、と。

読み終わらない本 #100文字エッセイ

読み終わらない本 #100文字エッセイ

『身体は考える』(甲野善紀、方条遼雨共著)という本を、ほぼ毎晩開く。

お二人の知見に感嘆し、感銘を受け、真理を考える入り口に立ち…、気づくと眠っている。

行きつ戻りつ、8ヶ月以上も読み続けているのである。

なぜかはわからん! #100文字エッセイ

なぜかはわからん! #100文字エッセイ

病院の受付で、マスクを忘れた人がいた。
私は駆け寄って、
「1枚、あげましょうか?」
その人も受付の人も仰天。
「いえ、大丈夫です。こちらで買えるので…」

いや私が一番ビックリよ、なぜ自分はその行動に出たのか。

100文字の楽しみ #100文字エッセイ

100文字の楽しみ #100文字エッセイ

100文字で、日々雑感をnoteにつづっている。

意外に書けるし、意外に書けない。

伝えたい言葉をつづり、捨て、選び切る。

100文字ぴったりにするのが、パズルのよう。

無心の遊びが、心のうるおいケアなのだ!

オバサンと呼ばれて #100文字エッセイ

オバサンと呼ばれて #100文字エッセイ

庭園のバラを撮影していたら、ふいに声。

「〇〇ちゃん、このオバサンがどくまで、いい子で待とうね」

ふりむくと、プードルとオバサン。

私、今オバサンに、オバサンって言われた!

切れ味あっぱれ、ハイ、負けました。

ジャスミンティーは眠りを誘わないpart2 #100文字エッセイ

ジャスミンティーは眠りを誘わないpart2 #100文字エッセイ

杏里の『オリビアを聴きながら』の歌詞の女性に、お茶の知識があったとしたら。

好きなジャスミンティーは日中のんでリフレッシュ。

良眠でメンタル安定、彼が愛したのは私の幻…などと発想することもなかった、かナ?

ジャスミンティーは眠りを誘わない #100文字エッセイ

ジャスミンティーは眠りを誘わない #100文字エッセイ

ジャスミンティーはカフェインを含むので、眠りを誘わない。むしろ目がさえるほうに働く。

杏里の名曲『オリビアを聴きながら』に憧れた世代としては、驚愕の事実を知った。

夜明けの電話に、イラッとくるわけである。

夢に祖母が出てきた #100文字エッセイ

夢に祖母が出てきた #100文字エッセイ

96歳で旅立った祖母が夢に出てきた。

スカーフを髪に巻いて、大きなイヤリング、顔はたぶん40代。

白い洋風の一軒家に住んでいて、ソファーがあり芝生の庭が見えている。

晴れわたって静か。

不思議な目覚めだった。