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トラブル急増!夏休み明けに気をつけて!

こんにちは!子ども未来プランニングのH.Tです。
7月に入り、毎日暑い日が続いていますね。今回は、少し早いですが、実は注意が必要な夏休み明け、2学期に向けてのお話をします。


なぜ夏休み明けは要注意なの?

まとまった休みで心身ともにリフレッシュしたはずなのに、久しぶりの出社日こそ気持ち的につらいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実は、子どもたちの夏休み明けにも同様のことが言えます。
2学期は不登校や学級崩壊など、特にトラブルが目立ちやすい時期なのです。

文部科学省が令和2年に小学校6年生と中学校2年生を対象に実施した調査によると、夏休み明けに「全く学校に行っていない」、「ほとんど学校に行っていない」と回答した児童生徒は、小学生・中学生ともに全体の約4割存在
しています。夏休み明けに不登校に陥るケースは多数あるのです。

2学期の始まりである9月頃はまだ気温が高かったり、台風の影響で気候が不安定だったりします。発達障害・グレーゾーンの子どもたちは、気候の変化に敏感で体調やメンタルに不調をきたしたりするケースが多くみられます。
秋になるにつれて朝晩の寒暖差が大きくなり、体調不良に繋がりやすい季節と言えます。

また2学期は、なにより行事が多いです。運動会、学習発表会、音楽会など、学校規模の大きな行事が目白押しです。
同級生と意見をまとめたり、担当者を決めたり、みんなと協力して行事を創り上げる過程には、コミュニケーション力や協調性が必要となります。
その中で、我慢しなければならなかったり、上手く気持ちを伝えられず友達とすれ違ってしまったり、慣れない人前での行事に緊張したりと、対人面・感情面での問題が浮き彫りになりやすいです。
また、1学期に比べて学習内容が難化し宿題の量も増えがちになります。体力に自信がなく、行事でみんなと一緒に行動することが苦手、勉強も苦手という発達障害・グレーゾーンの子どもが自信を失いやすく、最も荒れやすくなるのが2学期なのです。

ストレス=疲れやすさ に気付く

子供のストレスは、「疲れやすさ」として現れることが多いです。
特に低学年の場合は、「ストレス」が何かをまだ理解していません。
「つらい」「しんどい」と思っても、その正体が何であるのかを理解できないのです。
そのため、表現できないストレスは「疲れ」という形で現れます。

中学生くらいになって反抗期に入ると、何か不安やストレスを抱えていたとしても、それを必ずしも親に相談するとは限りません。
格好悪い、恥ずかしいなどの気持ちが先行してしまい、相談できないのです。この段階で表現できなくなったストレスは、人間関係やコミュニケーションに見られることが多いです。

大人の場合、ストレスでいっぱいいっぱいになってくると、出社に際し遅刻が増えたり、欠勤が増えます。子どもの場合、学校への登校時間になると腹痛などの体調不良を訴えたり、それが度重なり不登校になる場合もあります。

朝に体調不良を訴えるならば、試しにその日は休ませてみるのもよいでしょう。
休んでいいことがわかると症状が緩和して次第に元気になり、症状が改善することが続くようならば、それはストレス反応としての症状、登校に対する心身の拒絶反応、と考えられます。塾や習い事で忙しくしているのなら、それを思い切って休ませることも同様です。

また、夜遅くまでスマホをいじっているのなら、一定のルールを設け、夜はゆっくり眠れる環境を整えてみてください。
大人も子どもも、ストレスを感じたり疲れたりしたときは、何よりも横になってゆっくり休むことが基本です。心のエネルギーが枯渇している時には、特に、何もしないという時間が大切になります。
現代の子どもたちはスマホ依存の場合が多く注意が必要です。
SNS等で周囲の人がどんなことをしているか見ることができ、良くも悪くも簡単に誰かと繋がることができてしまいます。
連絡に返信し続けるなど、常に人の目に晒されている状態では、せっかくの休息を妨げてしまいます。
スマホが原因で心から休めていないようなら、デジタルデトックスという方法を取るのも手です。

子どものSOSとの向き合い方

子どものストレスと向き合うとき、大人が「必ず解決しなければならない」と思いこまないことも大切ではないでしょうか。
子供が悩みを相談してきたときは、必ずしも解決策を求めているとは限りません。聞いてほしい、共感してほしい、なんとなく吐き出したいなど、多くの場合、解決方法ではなく、辛い状況をわかってほしいのです。

重要なことは、ストレスを抱えている事実に気づき、「気がついているよ」と伝えてあげることです。子どもが話したそうであれば、何にどのようなストレスを感じているのか少しずつ聞いてあげましょう。
一度に全て話さなくてもいい、話したいときになんでも話してほしい、というスタンスで見守ってあげることが一番心強いです。
ストレスの原因を解決できなくても、話を聞いて問題を知ってあげることで、相手を承認することになり、それだけで子どものストレスは大幅に軽減されるはずです。

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参考

文部科学省 不登校児童生徒の実態把握に関する調査報告書

https://www.mext.go.jp/content/20211006-mxt_jidou02-000018318_03.pdf