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【秋田の大学生が発信!vol.1】田沢湖サウナ体験記&経営者へインタビュー!

【秋田の大学生が発信!】とは?

 私たち秋田大学地域連携ゼミの実習生が、ゼミの活動一環として、学生の視点でが気になる秋田の人やスポットなどを取材し、秋田暮らしの魅力について情報発信していきます!

 第1回は最近話題になっている「サウナ」を県内で展開している「タザワコサウナ」さんの体験・経営者の方へのインタビュー!
 ぜひ最後までご覧ください!


1.タザワコサウナ体験記

 2023年5月25日、秋田大学のゼミでタザワコサウナを体験させていただきました。気温も適度にあり、天気に恵まれた日でした。

まずは田沢湖での水浴から!

 タザワコサウナを経営されている八嶋誠(やしままこと)さんに、私たち学生が取材を行った後、水着に着替えていざ体験へ。まずは田沢湖で水浴をしました。気温が程良いとは言え、水温はまだ冷たかった…!「寒い」が止まらない私たち。 でもその冷たさが段々馴染んできて、私の場合、気づいたら足のつかない所まで泳いで行っていました。足元が透けて見えるほど水がきれいで、海と違い淡水なのでそれがまた心地良い。深呼吸をして水面と一体になれば、暖かい日差しと田沢湖を囲む山々が目に飛び込んできます。途中、遠くの方で白鳥ボートを楽しんでいる方々も見えました。また、浅瀬で水浴びをしたり、専用のチェアでくつろいだりもできるので、各々田沢湖を楽しめます!私は専ら泳いでいました。

いよいよテントサウナ体験へ!

 サウナハットをお借りして(手作りのものをいただいたそうです)、ロシア製のテントサウナ「MORZH(モルジュ)」の中へ。耐熱性に優れており、中にある薪ストーブの上で熱したストーンに水をかけること(ロウリュウ、と言います)で、温度が120度まで上昇します!(通常の施設サウナは90~100度くらい)。ロウリュウは、フィンランド式サウナ風呂の入浴法の一つで、これにより水蒸気を発生させ、体感温度を上げて発汗作用を促進する効果があるそうです。通常の施設サウナとは違い、苦しい感じも軽減されていると私は感じました。一度に4人まで、水着やTシャツを着て入ることができるので、家族や友人とも気軽に楽しめます。

 120度といっても徐々に室温が上がっていくので、身体にじんわり暖かさが広がり、みんな汗だらだらでした。もう限界だ!と思ったら、テントから飛び出して田沢湖に飛び込みます(ゆっくり入水しても大丈夫です)。これを繰り返すと、もう癖になってしまいますね。
 また、近くにある湖畔の杜レストラン「ORAE(オラエ)」でソーセージが販売されており、サウナ用ソーセージホルダーを使用して、テント内で焼いて食べることができます。外の皮がパリパリで肉汁が溢れて、これがまた美味しい!
 体験の最後には、タザワコサウナ提供の「サウナブレンド」コーヒーをいただきました。サウナ浴後は五感が研ぎ澄まされるそうなので、確かにより美味しく感じられました。サウナってこんなに贅沢なんだろうかと、本当に幸せな時間だったと思います。もっと夏が本番になってからも、逆に冬にも訪れたいなと思いました。テントサウナと田沢湖の自然を満喫できるひと時でした。

追記

 行きの休憩で寄った「安藤醸造」さん。出汁を使わない味噌のみの味を試飲できるコーナーや、名物の「醤油ソフト」を堪能しました。色は醤油の茶色みがかっていて、ソフトクリームの甘さとほんのり醤油のしょっぱさが絶妙です。これはリピート間違いなし。
 終始晴れていたため、帰りは夕日がきれいに見えました。田沢湖の水平線に近づいていく夕日を帰りの車から眺める。これもタザワコサウナの醍醐味かもしれません。

2.タザワコサウナ経営者・八嶋誠さんへ学生がインタビュー

 秋田県仙北市田沢湖で展開するアウトドアサウナとして、若年層や全国メディアからの注目が集まる「タザワコサウナ」を経営する八嶋 誠さん。
 秋田で新しいカルチャーを創造している八嶋さんに、秋田大学地域連携ゼミ実習生がインタビューを行いました。

—なぜ田沢湖でサウナを始めようと思ったのですか?


 このサービスは、3年前に始めました。その当時、僕がサウナ好きだったんですよね。
 4年前秋田に帰ってきたのですが、そのタイミングで「地元の田沢湖という自然資源を活かした形でサウナ体験ができないか」と考えた時に、サウナの本場のフィンランドから着想を得て、湖畔にテントサウナを置いて水風呂の代わりに田沢湖にダイブするといったようなアクティビティサービスを思いつき、今の形になりました。

—若者チャレンジ応援事業(※)もきっかけの一つだったと以前のインタビュー記事で拝見しました。どのような形で活用されましたか?


サービスを形にしようとした時に、若者チャレンジ応援事業でこのプロジェクトが採択されたので、日本各地のサウナ施設から本場フィンランドまで足を伸ばして巡り、その経験をタザワコサウナにインストールするような形で活用しました。

(※)若者チャレンジ応援事業・・・県が実施している補助事業。若者ならではのアイデアを活かした戦略的な取り組みで地域活性化させる事業を採択し、補助金を交付する。

—八嶋さんの考える田沢湖周辺の魅力とは何ですか?


4年過ごしてみて、山に行けば山菜が取れるし、川に行けば魚が取れるし、サップ(ボート)や電動キックボードなどの湖岸回りのアクティビティも増えてきましたし、好奇心持って動いてみるとそんな「ここでしか体験できないコンテンツ」がまだまだ埋もれていて、魅力的な場所だと思います。
こういった自然の中で遊ぶ価値って他の土地から来たからこそ感じることで、地元の人はあまり気づいていないと思うんですよ。だからもっと新しい事業者が来てもいいと思いますし、地元の人ももっと遊んでいただけるような環境づくりをした方かいいかなと思っています。

—就活生(や高校生)にエールをもらえませんか?


よく言っているのが、「好奇心を持て」っていう事ですね!
実は僕、元々サウナは好きじゃなかったですし、4年前なんてどんな仕事しているかもわからない状態だったんですよね。それで秋田にUターンする前に、好奇心を持って、サウナやコーヒー、漫画、アニメ、海外旅行とか色々一通りやってみたことで、自分がバリューを出せそう、かつ、モチベーションが保てそうな仕事が見つかって、今こういった形で好きなことを仕事にできています。
ですので、自分が興味関心のないことでも一度調べてみて、興味があれば足を運んでみるとか、勉強してみるとか、好奇心を持って活動してみて下さい!


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