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そんな夢をみた

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夢で見たこと
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もぅ、えっちんぐなんだからぁ

もぅ、えっちんぐなんだからぁ

「今日はこの方を描いてもらいます!」
俺が今いるのは区民センターの会議室。
月に一度行われている絵画教室に参加している。
今日のモデルはたまたま犬の散歩をしていた時に先生につかまってしまった近所のマダム。
マダムも犬も困惑しているのがわかる。
「では好きなように感じたままに描いてください!
俺たち生徒は黙々と描き始める。
マダムはモデルになっていると意識し始めたのかなぜか脱ぎ始めた。
おいおい、何

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メェメェ餃子

メェメェ餃子

「そこのベッドの下の衣装ケース開ければ階段があるからそこから逃げて!」

衣装ケース⁉ そう思ってる俺に、早くしろと言わんばかりに誰だか知らない男が俺の尻をけり煽ってきた。

とりあえず衣装ケースを開けると確かに階段があったが如何せん狭い。こんなところは入れるのか?そう悩んでいると、グズグズしてんじゃねーよと男がまた俺の尻をけってきた。

バランスを崩し、衣装ケースに手をついたら急に体が浮いたよう

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タイツ温泉

タイツ温泉

「お前なんでタイツは穿いてんの?」
ユータが聞いてきた。
「いやあ、だってさ、そこのサウナであんな暑い中BBQ女子会ってるじゃん。全裸じゃ丸見えじゃん。スッポンポンじゃ恥ずかしいじゃん。それにこれ、タイツじゃなくてストッキングだから」
ユータは質問に対する俺の答えに不満そうだった。
「まあそうだけどさ、ここ温泉だぜ!? タイツは脱ごうぜ」
「だからさ、タイツじゃなくてストッキングだし」
「まあ、ど

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君がいるから僕は、、、

君がいるから僕は、、、

「ここがあたしの卒業した学校だよ。校内も見てみる?」
そう言って僕の手を引っ張り放課後の静まった校舎へと連れていってくれた。
「勝手に入って大丈夫なの?」
不安そうに聞く僕に反して、卒業生なんだから大丈夫だよ!なんてあっけらかんと返してきた。

ここがあたしが3年生の時の教室で、席替えしてもずっと窓際だったんだよ。座ってよ!あ、でもゆっくり出来ないかもね!?
彼女が通っていた学校は定時制もやってい

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めい、メイ、迷、迷いながらも進め

めい、メイ、迷、迷いながらも進め

通いなれたコンビニにちょっとした物を買いに行くだけのはずだった。

あれ?ここ曲がるんだっけ、、、

突然道がわからなくなった。

とりあえず曲がってみる。

え、、、?

突然現れた畑。

こんなところが近くにあったんだ。

コンビニまでは歩いて5分とかからない。

なんで気づかなかったんだろう。

少し散策してみることにした。

夜だというのに畑仕事をしている男性がいる。

「おい、にーちゃん

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その先に、、、

その先に、、、

カンカンカン。

果てしなく続く階段をずっと登っている。

暗闇の中、階段を踏む音だけがただ響く。

カンカンカン。

いつまで続くんだろうか。

先が見えてこない。

カンカンカン。

バランスを取るために摑まっている、錆びた手すりだけが頼り。

カンカンカン。

進まない。

壁!?

どこなんだ、ここは!

体が動かない、、、

あぁ、そうか。

アイピローしたまま寝ちゃってブラケットに包っ

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おにぎりと初心者マーク

おにぎりと初心者マーク

「この年になって免許取ったってすごいでしょ⁉」

仕事の師匠であり東京の母でもある先生が聞いてきた。

「まあ、先生は常に何かに挑戦してますからね。それだけでもいつもすごいと思いますよ。ただ、怖いですよね、さすがに、、、」

俺は、免許を取ったばかりだという先生のドライブに付き合わされていた。

環状線を大型トラックが勢いよく先生の車を追い越して行く。

県を跨ぎ少し行ったところにおいしそうなご飯

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そのニュースが、、、

そのニュースが、、、

気づけば窓の外の景色は延々と続く田園と送電鉄塔のみだった。

もうかれこれ4時間近く新幹線に乗っていることになる。

その間いつも聞いているラジオの番組を、スマートフォンのラジオのアプリでニュースを聞いていたら、とんでもない内容の記事が読まれた。

ある地方議員が奥さんの首を切り頭を割って、脳みそを食していたところ逮捕されたという報道だった。

そんな映画のような事件あるのか⁉

現実味がなさすぎ

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なんか、、、

なんか、、、

「あれ?君があたしの水着姿見るの初めてだよね」
「そうですね」
「どう?」
「可愛いですよ」
「あたしが?水着が?」
「あなたに決まってるじゃないですか」
「嬉しい!じゃあ行こっか」
「はい。お願いします」
「ここ、階段めっちゃ急だからね、気を付けて」
「確かに、少し怖いですね」
「手、繋いであげようか?」
「そこまでしなくてもひとりで降りれます。大丈夫です」
「おっ!偉いぞ!よしよし」
「子供扱

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優しく

優しく

「走ること自体は問題はないですが、、、」

白衣を着た女性がそう言って言葉を詰まらせた。

その女医はしばらく考えてから

「激しい衝撃や尻もちをついたり、何かにぶつかったりしないように気を付けてください」

とアドバイスとした。

ここに来るまでどれだけ神経使った事か。

転んだりなんかしたらいイチコロだ。

俺は、体が卵になってしまったんだ。

なんでかって、そんなの理由はわからない。

ただ

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なんで?

なんで?

「ここがお客様のお部屋になります。ごゆっくり」

そう言って仲居さんが去っていった直後、彼女が俺に飛びついてきた。

「やっと二人きりだよっ!早く、早くっ!」

俺の手を引き部屋へ連れ込む。

「とりあえずチューしてから、そのあとどうするか考えよう⁉」

そう言って俺の頬を掴みそのまま彼女の顔に近づき唇が重なり合った。

「なんで?」

唇が離れた時に彼女が言った一言が理解できなかった。

なんで

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スカートはいらない

スカートはいらない

「ちょっと暑くなってきちゃったから、スカート脱ぐね。ちょっと待ってて!」

そう言って唐突にスカートを脱ぎ始めた彼女と俺は今、公園を散歩している最中だ。

「誰も見ないし気にしないから大丈夫だよ!」

そう言って脱ぎ終わったスカートをカバンにしまおうといた時に強い風が吹き飛ばされて行ってしまった。

彼女がスカートを追いかけ走るとそのまま宙に浮き飛んで行ってしまった。

あ、あぁ、、、。

そんな

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急がば止まれ

急がば止まれ

「え?何で鞄玄関に置きっぱなしなの!?」
今日、1件寄らないといけないところがあるから先に家を出るね。と彼女が家を出てからもう10分は経っていた。
戻ってこないって鞄持ってないの気づかないのか? と疑問に思いつつも駅まで追いかけることにした。

ちょっと急げば自転車なら彼女が駅に着く頃までに間に合うはずだ。
漕ぎ出したものの、ペダルが重い。
なかなか前に進まない。通学中の小学生に抜かされる。

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