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毎日真剣に日経新聞を読み続けることを、25年にわたりやってきました。

毎日真剣に日経新聞を読み続けることを、25年にわたりやってきました。

夕刊も、土日も読みます。これは就職活動前くらいからの習慣です。旅行先や帰省中でも、必ず読みます。

常にクライアントや日ごろお付き合いのある人や会社のことを念頭において、新聞を読みます。
直接的にその人の名前が出たときには、すぐにメールします。相手は「今日の新聞にでるぜー」と思って、ワクワクして朝を迎えているはずです。
そういうタイミングでメールを送るので、必ず喜んでくれます。
そこから、「一度会いましょう」という話になることもあります。実際の仕事に結びつくこともあります。

この手法の良いところは、インテリジェントな印象を相手に与えることが出来る点です。
しっかり勉強している人だという印象を与えることが出来ます。
毎日の日経新聞の蓄積があるから、産業界全般の話題について、ある程度ついていけます。

年に数回ですが、「大野さん、よく知ってるねー」と言われることがあります。
たった数回なので、頻度は極めて少ないですが、でも人生はその僅差で変わります。
たった一度の会話が、決定的な印象を相手に与えることがあります。そのお陰で、思いがけない重大な話を相談されることもあります。

営業とは、こういうことの積み重ねだと思います。
営業と聞くと、飛び込み訪問したり、テレアポしたり、交流会に参加したり、という印象があります。
もちろんこれらも大事だと思いますが、こういった営業はどうしても数撃てば当たる式になってしまいます。一件一件のクオリティーが下がります。私はお勧めしません(接待は好きですが)。

私が独立して会社の看板を失ったにもかかわらず、いまだに(むしろ会社員時代以上に)多くの立派な方と関係性を維持できているのは、日経新聞のお陰です。すごい営業ツールです。

昨今、新聞離れが相当に進んでいます。98年に私が銀行に入ったころは、朝8時に大手町の駅を降りると、ビジネスマンのほぼ100%が日経新聞を持っていました。
今や、電車内で読んでいる人はほとんど見かけなくなりました。もっとも、電子版にシフトしているので、外見からは判断できません。しかし絶対数が減っていることは間違いないでしょう。

かつて会社員時代は、後輩が読んでいないことに憤りを感じていましたが、今は逆です。
これほどのツールを使わずにすごす人が多いので、逆にちゃんと読んで活用している私が際立ちます。
差別化ってこういうことよね。人がやらないことをやる。

至るところで日経新聞の効用について説いていて、いずれ日経社からFeeがもらえるかもしれないと思っている筆者からは以上です。

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『人の生涯は、ときに小説に似ている。主題がある。』(竜馬がゆく) 私の人生の主題は、自分の能力を世に問い、評価してもらって社会に貢献することです。 本noteは自分の考えをより多くの人に知ってもらうために書いています。 少しでも皆様のご参考になれば幸いです。