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新聞の面白さがわからないひとは、誰かと一緒に読むといい。日経新聞読み合わせのすすめと、#Nサロン × #COMEMOHUB 特別イベント開催のお知らせ。

おはずかしながら日経新聞をしっかりと購読するようになったのは、Nサロンに入ってからだった。その昔、大学生の頃に紙の新聞を購読していた。しかし、毎日有無を言わさず勝手にポストに届く分厚いアレは、当時学生という狭い世界でぬるっと生きていたわたしにとっては「捨てるのがめんどくさい紙」というラベリングがされたことにより、届けば届くほどに興味をそぎ落とされていく一方だった。

デバイスが進化し、最近は新聞も電子版で読めるようになった。それでも購読する理由はなかなか見当たらなかったが、Nサロンで周りのひとたちが新聞を読みそこから知見を得ている姿をみていたら興味が湧いてきたので、最近は自ら購読して読むようになって気付いたことがある。

新聞に馴染みがない人ほど、体感するとおもしろい。

今回Nサロン3期では、いままでメンバー有志で行っていた「日経新聞読み合わせ」が、ボードゲームデザイナーのミヤザキユウさん監修のワークショップとして3ヶ月で計3回開催が予定されている。今回、5月19日(火)に第一回目の「日経新聞の読み合わせワーク」が開催され、参加者40名を超える大盛況のイベントでNサロン3期がついに開幕!

今回もはじめて新聞の読み合わせを行う方も多くいらっしゃいましたが、どのチームの発表もとてもわかりやすく、同じテーマで同じ情報源からのインプットであってもこんなにアウトプットの内容が違うのかということを体感することができた。

新聞はひとりで読んでいてもさらっと流し読みをしてふーんで終わってしまうことも多いが、他の人がチームでシェアしている話を聞いて、おっ、そんな記事どこにありました?と自分が見落としているところにも着目することができ、学びのきっかけになるのがチームで読むおもしろさ。むしろ自分が選んだ記事よりも興味がある記事がみつかることも多い。

※詳しい流れや当日のワークの内容については、同じチームで一緒に読み合わせをしたみなさんがきれいにまとめてくださっているので、ぜひこのnoteを読んでみてください!

個人で読む、みんなで共有する、抽象化して活かす

この「日経新聞読み合わせ」はの醍醐味は、ただ単に新聞を読むコツをつかむことではなく、みんなでディスカッションするところにあると思う。

今回のワークショップでは、ランダムに選ばれたいくつかのテーマの中から、各チームごとにテーマをチョイスし、そのテーマを意識しながら個人で新聞を読み、チームで記事と個人の視点をシェア、そしてその結果からチームで協力して、この先に起こることを予測し議論を膨らませていくという流れ。

個人で読む、みんなで共有する、抽象化して活かす

もちろん同じテーマや同じ記事で被ることもあるが、各個人、違う視点を持って記事を読み選んでいるため、でてくる感想に個性が宿る。各個人の意見から共通点やヒントを探し、みんなでテーマについての議論を抽象化することで、話がどんどん発展していき、ひとりではたどり着けない場所へ展開をしていく。それが新聞の読み合わせのおもしろさだ。

そんな広がりのある議論をしているうちに、いつの間にか自分のレンズ(視野)だけでは見えなかった、別の切り口からの気づきや、裏側の背景、周辺の出来事をつなげることで、自分の中に新たなレンズ(視点)を増やすことができるのである。

ひとにはどうしても情報インプット量に限界があるので、ひとりで情報を眺めているとついつい自分が興味のある記事やニュースを優先してしまう。それを仕組みとして強制的にテーマを決めることで、いつもとは違うアンテナで記事を探し、そして自分と趣味嗜好が違うメンバーたちとディスカッションを行うことで、自分が見えている景色を超えてニュースを読み解くことができる。これは体感したひとにしか伝わらないかもしれないが、この瞬間がたまらなく気持ちがいい。

わたしたちは明日なにが起こるかわからないこの世の中で、今後社会がどうなっていくのか、自分達なりの仮設を立てられるようになるための力が必要となる。自分なりの仮説を立てて検証をしていく、その訓練をしやすいフォーマットがきっと新聞なのだと思う。便利なネット記事やSNS情報だけではなく、自分の仮設を立てられるようになるためには、ちゃんと新聞を読むことも大切なのだ、ということにこの新聞読み合わせワークをやっているうちに気が付くことができるのである。

いままで行っていた普通の新聞読み合わせワークに、ミヤザキさんという新たな頭脳が加わることで、よりこの効果を発揮できるワークに進化した日経新聞読み合わせワーク。毎日変化していくニュースという駒を利用して行うこの偶発的なゲームは、もう一度同じメンバーやテーマでやっても、全く違う内容のアウトプットになることだろう。2回目と3回目のワークショップではどんな視点が広がっていくのか、今から楽しみである。

ミヤザキさん、急遽ワークショップオンライン化で大変な中楽しい時間をありがとうございました!

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新聞に興味を持ったNサロンメンバーのあなたに、ぴったりのイベントを開催します。

今回のワークショップに参加して日経新聞に少し興味を持った方に朗報です。COMEMO HUBでは、5月29日(金)Nサロン第3期のメンバーの皆さんを対象に、日経新聞社 記者の渡部 加奈子さんをゲストにお招きして「日経記者によるnoteを書く人のための日経新聞活用術」をオンラインで開催します! ※こちらはNサロン第3期会員限定のイベントです。

前期Nサロンでも大好評だったこの講座。今回、Nサロンをきっかけに日経新聞を購読しはじめたけどいまいちどう活用していいかわからないひと、普段から新聞を読んでいるけどもっと有効活用していきたいひと、ビジネス的な視点を強化してnoteでもっと発信を増やしたいひとも、どなたでもぜひご参加いただければと思います!

詳細についてはNサロン 第3期のFacebookぺージ内にてお知らせしているので、ぜひご確認いただければ幸いです。皆様とお会いできること、楽しみにしております!

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PS. 最近こっそり #Twitter新聞部 も再開したのでこちらもぜひ!


「おいしいものを食べている時がいちばん幸せそうな顔をしているね」とよく言われます。一緒においしいもの食べにいきましょう。