先生とララちゃんと僕
こんにちは。コンビニで働く外国人の方はここ数年で凄く増えた気がします。
そういう方を見る度に、
『海外で身1つで働くというリスクを取れるなんてすごいなぁ』と思い、心の中で応援してます。
これはお世辞ではなく、マジでエールを送ってます。
リスクを取らずに自国でぬくぬくしている我々こそ学ぶべきところは大きいと思います。
私は“住み慣れた不幸”にすがっているだけなのかもしれないとも思います。
《目次》
日本で働くララちゃん(仮名)
ララちゃん(仮名)の店の常連さん
『俺は女房と子供を捨てた』
人生の正解ってなんなんでしょうね
みんなそれぞれの道を行く
日本で働くララちゃん(仮名)
会社の近くの居酒屋に日本人店員に紛れて、
ミャンマー人の女性が働いていました。
同僚と毎週のように通っていたため、
近況を聞く程度から始まり、次第に仲良くなりました。
ほかの外国人の方も採用されてはいたものの、入れ替わり立ち替わりで、結局その人しか残りませんでした。
名前はララちゃん(仮名)といいます。
ララちゃん(仮名)はその頑張りが認められて、
他の店舗の店長を任されるまでになりました。
誤解して欲しくないのですが、普通の居酒屋です 笑
ララちゃん(仮名)の店の常連さん
それからララちゃん(仮名)が店長となった店に足繁く通うことになったんですが(あくまでも応援する意味です。下心はありません)、その店でたまたま仲良くなった方が、結構有名な方でした。
後でウィキペディアで調べて、びっくりしました。
若い時分に田舎から出てきて、スポーツの世界で成功し、私の歳くらいには、左団扇のゴルフ三昧の生活だったようです。70代の方です。
理由はよくわかりませんが、
周りの方から『先生』と呼ばれていました。
先生は現在もいくつかの団体の長を務められており、
人も羨む華々しい経歴の持ち主です。
有名な方なのですが、鼻につく感じはありません。
先生と私は親子以上に歳は離れていますが、
意気投合してよく終電まで飲んでいました。
『俺は女房と子供を捨てた』
酔っ払うと人は感情的になります。
先生はよくこう言ってました。
『床に入ってから毎晩のように子供のことを思い出す。そして涙が出る』
イケイケの頃に元奥様と離婚されて、
現在の奥様と結婚されたとのことです。
息子さんと娘さんとは離れ離れになって、
今ではお中元やお歳暮で娘さんが米を送ってくれるのが何よりも嬉しいと。
『俺は女房と子供を捨てた』
酔いもあったか、最終的には男泣きです。
私の倍くらいの期間、人生を生きた人がウルウル泣く訳ですから、最初はびっくりしました。
人生の正解ってなんなんでしょうね
足の悪い先生を自宅マンションまで送った帰り道に
人の幸せってよくわからないなと思いました。
先生は人の羨むような華々しい経歴の持ち主で、
金銭的な余裕もあるでしょう。
周りから『センセ、センセ』とチヤホヤされています。
しかし、数十年前の離婚という選択を
ずっと引きずっているように見えました。
『戻れるならあの頃に戻りたい』
とも仰ってました。
ハタから見ると、先生は成功した人です。
地位や名誉、財産を手に入れています。
ただ、先生が幸せかどうかは私にはわかりません。
人の幸せって、よくわからないなと思いました。
案外、身近なところにあるのかもしれません。
正解はありません。
みんなそれぞれの道を行く
私も5ヶ月前に子供が産まれ、先生とはしばらく会ってませんが、今となってはこれまで以上に先生の話を思い出します。
ちなみに、ララちゃん(仮名)は、
居酒屋を辞めてミャンマーに帰ったそうです。
それぞれが自分の人生を歩んでるんですね。
それではまた。
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