宮畑きぬ

みやはた きぬ 2002年生まれ。8月から始めました。アイコン・ヘッダー / ノーコピ…

宮畑きぬ

みやはた きぬ 2002年生まれ。8月から始めました。アイコン・ヘッダー / ノーコピーライトガール

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少しだけ、君の命をくれないか?

時間は、命だから。 今、少しだけ、君の命をください。 むかしむかし、あるところに、二人の子どもがいました。 一人は、世界に消えてほしい子。もう一人は、世界から消えたい子。 世界に消えてほしい子は、たぶん、この世界とそこにいる自分が嫌いになってしまって、世界が丸ごと全部消えたらいいのに、と思っていたのだと思います。 世界から消えたい子は、たぶん、この世界が好きでも嫌いでもなくて、そんな自分は消えてしまっても構わないんじゃないか、と思っていたのだと思います。 世界に消えて

    • 「機械音痴、お礼メッセージを設定する」の巻

      あたくし、機械のことは嫌いではないのだけれど、機械の方が愛してはくれないようなのです。 いわゆる、機械音痴ですね。 初めて自分のパソコンを買ったとき、Wordで作った文書を紛失したのが脳裏に残っていて。 「上書き保存」を何度も押して、頼むから保存してくれ! と念を送る毎日です。 そんな私が先月から始めたのが、note。 ほとんど衝動的に始めてしまったけれど(詳しくは「タンジョウビ・ハイ」をご覧ください(←宣伝してみた))、なんとか続いていて、我ながらすごいなぁと思います(自

      • 読書ノートがつけたいの

        最近ね、読書ノートなるものをつけてみたいなぁと思うようになりまして。 いろいろな人の手帳の中身を見て、アイデアを収集中でございます。 私の趣味は読書で、読みたい本をすべて購入すると破産してしまうので、図書館で借りて読むことが多いのです。 一応、貸出本の履歴は見られるのだけれど、タイトルを見ても細かい感想までは思い出せない本もあって、なんか申し訳ないし、ちょっと残念だし。 しかも、いちいちネットに接続するのがめんどくさいでのす(おい)。 そこで、これまた面倒だと思ってつけて

        • 前言換言! やっぱり好きだ!

          前回の投稿で、好きな作品やキャラクターの秘密が描かれると、少しだけ熱が冷めてしまう、という話をしました。 その中で、ちょっとだけ、訂正というか、補足というか。 追記したいことができたので、今回はそれについて書こうと思います。 私は、前回、ミステリアスなキャラクターが好きで、その「わからなさ」に惹かれている、と書いたのですが、これは確かにそうなのだけれど、少し言葉足らずだったかもしれないと思います。 もっと、自分の心に正直に言うと、表情に出さない、行動がちぐはぐ、つかみどこ

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        少しだけ、君の命をくれないか?

          好きなのに……!

          好きなキャラクターの秘密が暴かれると、ちょっとだけ熱が冷めてしまうのは、なぜなのでしょう。 ここ二週間くらい、ドハマりしているアニメがあって、毎晩寝る前にiPadで観るのが日課になりつつあります。 ストーリーも面白いし、推しのキャラクターもできたし、もはや箱推しというくらい、とにかくタイプな作品なのだけれど、話が進むにつれて、ハマり始めたころに比べると、少し盛り上がり切れなくなっている自分がいます。 (念のため書いておくと、これは作品をディスっているわけではなくて、私の気

          好きなのに……!

          共感っていいことでもわるいことでもないのかも

          何とはなしに見ていたテレビから、共感は必ずしも必要ではない、という趣旨の話が流れてきた。 私にとって、「共感」は、割と身近にあって、絶対必要とまでは思っていなくても、なんとなく、共感できる=〇、共感できない=△、みたいなイメージがあったかもしれないということに気づいた。 なんでもSNSのせいにするのは好きではないけれど、「共感」と言われてすぐに思いついたのは、SNSだった。 ♡ は、いいねとか、好きとか、わかるとか、そういうポジティブな意思表示として使われるようにできている

          共感っていいことでもわるいことでもないのかも

          晴れとか、雨とか、

          「晴耕雨読。晴れた日は田畑を耕し、雨の日は家で本を読むという意味です。」 中学の国語の授業で、先生がこう言ったとき、私は、「晴れの日も、本を読みたいなぁ」と思ったのを覚えています。 本を読むって、ちょっと、不思議な体験だと思う。 私の身体は、現実のここに存在しているのに、感覚のほうは、本の中にいる。 登場人物たちと同じような年齢、見た目、能力で、まるで仲間のように一緒に過ごし、彼らが敵と戦い、難事件を解決するさまを、すぐ傍で見ている。 本を読むとき、身体と感覚が、別々に存

          晴れとか、雨とか、

          ヴィトンと赤ちゃんと私

          はむはむはむはむ……。 赤ちゃんが、ヴィトンのバッグを噛んでいた。 スーパーに着いて、今日の夕飯は何にしようかしら、と考えるともなく考えていたら、すれ違った家族に、というか、赤ちゃんに、目を奪われた。 まだ髪の毛もしょろんしょろんで生えそろっていない、ガーゼのつなぎみたいなのを着て買い物カートのチャイルドシートに乗せられているその子は、ハイブランドでおなじみの、ヴィトンのバッグを両手で抱え、その持ち手を、ばっちり噛んでいたのだ。 それたぶん高いやつだよとか、お母さん!

          ヴィトンと赤ちゃんと私

          22歳、真夏のプチ冒険

          久しぶりに、自転車に乗りました。暑かったです。疲れました。 真夏に自転車で移動するなんて、おうち大好き人間で、必要最低限の外出しかしない私には考えられなかったことだったのですが、今日の私は違いました。 自転車で、お出かけしてきました。 往復一時間くらい。 電動じゃないです。 自分でこぐやつ。 今、自分にこれだけの体力があったことに、驚いています。 私を外へ誘ったのは、文房具。 前回の投稿で書いたのですが、マイブーム=文房具となっている私は、暇さえあればネットで文房具関連の

          22歳、真夏のプチ冒険

          モブキャラリングノート

          最近、個人的に文房具熱が高まっている。 もともと、文房具は、人並みか、それよりもちょっと好き、くらいのポジションで、文具コーナーに入ったらとりあえず一通り見る、くらいには好きだった。 それが、このところ、暇さえあれば、ユーチューブで文房具関連の動画をあさり、あらゆるオンラインショップで文房具を見まくっている。 完全に、マイブーム=文房具、である。 中でも惹かれるのは、ノートだ。 学生時代のノートは、B5のキャンパスノート一択だったのだが、今は、もう少し小さいサイズで、ちょっ

          モブキャラリングノート

          美少女を考える?

          美少女が好きだ。 美少女ってだけで、とてつもないパワーを持っていると思う。 一目見て、うわーって、全身の細胞が歓喜の舞を始める。 思考は停止しているのに、本能が、一瞬も見逃さないようにって指令を出している。 瞳孔がぐぁって開くのを感じる。 あ゛ー。困った。 今、この原稿を書いている真っ最中なのだが、とにかく、お題がむずすぎた。 いや、自分で、勝手に書いているだけだから、テーマ自体を変えてもいいのだけれど、今日はこれを語りたい気分だったので! これ以上に語りたいものがないので

          美少女を考える?

          嘆きの必至

          お盆休み、久しぶりに祖父に会ってきました。 祖父は、御年89歳。 長老みたいな姿を想像しそうですが、ちょっと待った。 うちのおじいちゃんの見た目は、もっと若いです。肌の色つやがよく、しみもしわも少なくて、身内の私ですらマイナス10歳くらいのつもりで会話してしまいます。 特段美容に気を使っているわけでもなさそうなのに。うらやましいです。 話は変わって、私のこと。 二十歳になってしばらくしてから、急に肌の衰えを感じるようになりました。 ほんとに(真顔)。 年上の人からは「まだ

          嘆きの必至

          防災グッズ調達の旅

          ここ数日、防災グッズのことで頭がいっぱいでございます。 8月8日、日向灘を震源とする地震がありました。 鹿児島の我が家も結構揺れて、震度五弱だったらしいです。 幸い、私の周りは被害がありませんでしたが、これまで経験した地震の中でも三本の指に入るほどの身の危険を感じました。 南海トラフ臨時情報が出され、いよいよか、と思うのと同時に、このままで我が家は大丈夫なのか? と不安がよぎって家中を点検。 水、3本、じゃ足りないね。 非常食、パスタソース、じゃ飽きるね。 家具は、固定、

          防災グッズ調達の旅

          固定観念

          映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』を観た。 昨年上映されていた映画なので、タイトルを知っている人や映画館で観た人もいると思う。 私は、先日、アマプラの配信で観た。 簡単にあらすじを紹介すると、ある時突然、戦時中の日本にタイムスリップした女子高生が、そこで特攻隊員の青年と出会い恋に落ちる、というもの。 女子高生を福原遥さん、青年を水上恒司さんが演じている。 私は、普段、あまり戦争をモチーフとした作品と積極的にかかわる方ではない。 戦争が持つ重苦しさや凄惨さに耐え

          おかしみのある人間

          バナナの延命治療をした。 うーむ。 比喩表現が過ぎますな。 自分、ちょっと恥ずかしくなってきました。 改めて、事情を説明しますと、我が家に大量のバナナがやってきたので、冷凍保存しておいしくいただける期間を延ばし、無事に完食しましたということ。 それだけです。はい。 いやぁ。ねぇ。 思いついちゃったんだから仕方がないでしょう。 つい誰かに言いたくなっちゃったんだもの。 「延命治療」って自分には耳慣れない言葉で、インパクトがあって、バナナとはかけ離れていて、こりゃ面白いって

          おかしみのある人間

          タンジョウビ・ハイ

          誕生日が近づくと、なんだか無性にそわそわしてくる。 子どものときのような年を重ねるワクワク感というよりも、新年を迎えるときのような、何かがリセットされるような、そんな浮足立った感じ。 気持ちがふわふわして、その日が早く来てほしい気持ちと、まだ来てほしくない、このままでいたい気持ちの両方が、波のように寄せては返す……。 自分のこの習性に気が付いたのは、このひと月くらいのこと。 ふとカレンダーを見て、ああ、誕生日まであと一か月くらいなんだなぁと思った。 それから、22歳は何をし

          タンジョウビ・ハイ