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美少女を考える?

美少女が好きだ。
美少女ってだけで、とてつもないパワーを持っていると思う。
一目見て、うわーって、全身の細胞が歓喜の舞を始める。
思考は停止しているのに、本能が、一瞬も見逃さないようにって指令を出している。
瞳孔がぐぁって開くのを感じる。

あ゛ー。困った。
今、この原稿を書いている真っ最中なのだが、とにかく、お題がむずすぎた。
いや、自分で、勝手に書いているだけだから、テーマ自体を変えてもいいのだけれど、今日はこれを語りたい気分だったので!
これ以上に語りたいものがないので!
これで書くしかないのです!
が!
「美少女」という言葉が曖昧過ぎる!

字面だけで考えれば、美しい少女、なのだけれど、「美しい」も「少女」も、なんかぼんやりしてないかい?
どっちも、人によってイメージが異なると思うんだが?

しかも、私の中で、「美しい少女」と「美少女」のイメージが違う。
「美しい少女」は、きれいで大人っぽい高校生くらいの子。
「美少女」は、かわいくて、十代後半から二十代前半くらいの子。
ぬおー。どうすればいいんだよぉ。
こうも違うと、私が好きなのは本当に美少女なのか? と不安になってくる。

こういう時は、原点に立ち返ろう。
思い出せる限り、我が記憶の一番過去にいる美少女は、春日野うららちゃんだ。
当時、幼稚園生だった私は、アニメに出てきた彼女を見て、いい! と思った、と思う。
湧いてきた感情を言葉にできるほど語彙を持ち合わせていなかったから、たぶん感覚だけだったと思うけれど、今でも彼女を見れば、やっぱいいなぁと思えるくらいには、印象に残っている。

学校や習い事に行くようになると、身近なところでも、いい! と思う子が増えていった。
年齢や年の差は関係なくて、きれいなおねえさんだなぁと思ったり(クレヨンしんちゃんか!)、この子はかわいくなるぞ! と年下の将来に思いをはせたり、今で言う、推し、みたいな存在だったと思う。

そして、確かに自分は美少女が好きだ、と思ったのは、高校時代だ。
おしゃれな友達が雑誌を読んでいると聞いて、自分も買ってみたら、見事にはまった。
ページをめくるたび、いろんなかわいいが押し寄せてきて、興奮しっぱなし。
コーデやメイクももちろんかわいいのだけれど、モデルさんたちが、きらっきらしていて、もう完敗だったし、優勝だった。
美少女は、笑っていても、真顔でも、日常生活ではありえない変なポーズでも、かわいいんだと思った。
そんな、彼女たちに、癒され、浄化され、励まされ、元気をもらい、彼女たちを目で追っている、彼女たちを好きな自分に気づいた。

今でも、高校時代に見ていた雑誌のページは思い出すことができるし、当時見ていたモデルさんたちがほかの雑誌やメディアで活躍しているのを見て、また癒されている。
もう世間的には少女ではないのかもしれないが、私の中では、彼女たちは美少女である。
そう、私が、「美少女」だと思ったから、彼女たちは私にとって「美少女」なのである。
とんでもなく主観的な言葉だが、これほど私の好きな人たちをひとまとめに表現できる言葉はない。

私は、美少女が好きだ。

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