小説が大好きで、ふらっと本屋に立ち寄っては衝動買いを繰り返し。気づいてみればその数60冊。
せっかくなので2018のベスト10をピックアップしてみます。
過去のTOP10・最新のTOP10
番外編 「私に似た人」 貫井徳郎
貫井徳郎作品の別作品がランクインされているので、泣く泣く圏外になったものの埋もれさせてはもったいないので番外編として紹介。
本編では特に触れられていなかったタイトル「私に似た人」の文字も、読了後には色々考えさせられる。
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第10位 「聖母」 秋吉理香子
日頃いろんな本屋に立ち寄るけど、あまり見かけない。平積みしてたとしても遜色ないと思いますけどね。埋もれるのももったいないのでランクイン。芦沢央「悪いものが、来ませんように」が好きならぜひ。
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第9位 「噂」 荻原浩
「えっ と思わず声が出る衝撃のラスト1行」という帯には、騙されることが多いけど、これは本当。そのインパクトだけで十分にランクインの価値あり。わりとシンプルに話が進むので読みやすいですよ。
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第8位 「死刑にいたる病」 櫛木理宇
「〇〇にいたる病」というタイトルがチープすぎて敬遠してたけど中身はしっかり。シリアルキラーとの頭脳勝負はやっぱり面白い。調べたところ元々は「チェインドック」というタイトルだったものが文庫化で改題していた。なぜ。。
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第7位 「犯罪者」 太田愛
その気になれば上巻だけでも終わらせられただろうに、そこからさらに広がる展開は1つの小説というよりも1クールのドラマを見た感覚。「幻夏」「天上の葦」と続くシリーズの1作目です。
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第6位 「嗤う淑女」 中山七里
東野圭吾「白夜行」とか百田尚樹「モンスター」とか、こういうテーマの作品はいくつかあるけれど、一番計画的な主人公。
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第5位 「いつかの人質」 芦沢央
大注目作家と書かれるだけあって、芦沢央はハズレがない。どの作品がランクインしてもおかしくない作家さん。ラストの展開の落差が無理なく大きくTOP5に食い込んだ。
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第4位 「我が心の底の光」 貫井徳郎
普通、小説は感情の連続で表現することが多く、そうでない場合は説明口調になって途端につまらなくなる傾向にあるけれど、この作品だけは違う。あえて感情の表現を抑えることで主人公のキャラクターを表しつつ、ちゃんと面白い。この手法は衝撃だった。自信を持っての4位。
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第3位 「スノーマン」 一雫ライオン
なにはともあれ、作中の要素や表現の多くがコントラストを徹底的に意識された小説。ここまでのコントラストは出会ったことがなかったので、どうしても上位に入れたかった。
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第2位 「炎の塔」 五十嵐貴久
言ってしまえばベタ設定のビル火災ながら、その完成度が高く文句のない満足感。「読み始めたらやめられない!」の帯は嘘じゃなかった。下位にするには申し訳ない。2位。
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第1位 「消滅世界」 村田沙耶香
クレイジー沙耶香と呼ばれているらしいがまさに真骨頂。こんなにもぶっ飛んでるのに、こんなにもリアリティがあるのがホントに衝撃。迷わず1位に。気に入ったら同著の「殺人出産」もおすすめです。
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感想
ランキングって難しい。10作品を選ぶことも順番をつけることも難しい。(現に10作品に絞れなかったし)
ここに載せられなかった本でも面白い本はたくさんあります。
読んだ本はインスタにアップしてるので、フォローぜひ。
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