見出し画像

JW397 吉佐宮は何処

【崇神改革編】エピソード24 吉佐宮は何処


第十代天皇、崇神天皇(すじんてんのう)の御世。

すなわち、紀元前59年、皇紀602年(崇神天皇39)3月3日。

天照大神(あまてらすおおみかみ)(以下、アマ)が、引っ越しを要望。

豊鍬入姫(とよすきいりひめ)(以下、きぃ)は、丹波(たにわ:現在の京都府北部)の吉佐宮(よさ・のみや)を探し当てる。

地図(丹波)

この地を治める、彦坐王(ひこいます・のきみ)(以下、イマス)。

イマスの息子、丹波道主王(たにわのみちぬし・のきみ)(以下、ミッチー)。

ミッチーの妻、河上摩須郎女(かわかみのますのいらつめ)(以下、マス子)も、解説に加わる中、二柱(ふたはしら)の神が現れた。

豊受大神(とようけのおおかみ)(以下、とよよん)。

そして、伊弉冉神(いざなみのかみ)(以下、なみ)である。

系図(きぃ、イマス、ミッチー、マス子)

ミッチー「たしか・・・『とよよん』は、『なみ』様が、火の神の『カグツチ』を産み、命を落とされる際に、お産みになった、稚産霊(わくむすび)の娘でしたな?」

なみ「その通りよ。だから、あの人と、直接的には関係無いんだけど、『カグツチ』に関しては、関係有るわけで・・・。ちょっと複雑なのよね。」

きぃ「神々の世界も、いろいろ有るのですね・・・。」

アマ「母上様! そのような悲しいことを仰(おっしゃ)いますな。『古事記(こじき)』の記述に従えば、わらわも、母上様とは、直接的な関係は有りませぬ。されど、わらわは、そのようなこと、気にしたことなど有りませぬぞ!」

神様の系図

なみ「アマちゃん・・・。あなたって子は・・・(´;ω;`)ウッ…。」

きぃ「複雑な関係・・・。私も、よぉく分かりまする。」

アマ「ん? 『きぃ』にも、心当たりが有るのか?」

きぃ「私にも、大伯父のくせに伯父上がおりますので・・・。彦太忍信(ひこふつおしのまこと)こと『まこと』殿にございます。」

系図(まこと)

イマス「そ・・・そうであったな。」

マス子「それより、他の神社の解説しません?」

きぃ「そ・・・そうでしたね。」

なみ「じゃあ、私は、これで帰るわね。解説、頑張りなさいよ。」

こうして「なみ」は帰っていった。

とよよん「それじゃあ、早速、始めるわよん。まずは、皇大神社(こうたいじんじゃ)よん!」

皇大神社(鳥居と拝殿)

きぃ「こちらにも、アマ様が祀(まつ)られているのですね?」

とよよん「その通りよん。」

マス子「それで・・・どこに鎮座(ちんざ)してはるんです?」

とよよん「京都府福知山市(ふくちやまし)の大江町内宮(おおえちょう・ないく)よん。」

地図(皇大神社)

イマス「不思議な地名じゃ。内宮(ないく)と読むのか・・・。」

とよよん「それじゃあ、ついでに、内宮(ないくう)の解説もしちゃうわよん!」

ミッチー「内宮(ないくう)? 地名にも、なにかしらの意が有ると?」

とよよん「その通りよん!」

次回、内宮について語られる。

この記事が参加している募集

日本史がすき

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?