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ジャパンウォーズ(JW)第一部 神武東征〜欠史八代

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ジャパンのウォーズについて、改めて書いて参ります。いろいろ新しい情報が入ったので、書き直そうと思ったわけです。写真も載せて参ります。
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#伝承

JW173 鎮定に赴く者

JW173 鎮定に赴く者

【孝霊天皇編】エピソード28 鎮定に赴く者

第七代天皇、孝霊天皇(こうれいてんのう)の御世。

すなわち、紀元前246年、皇紀415年(孝霊天皇45)。

ここは黒田廬戸宮(くろだの・いおど・のみや)。

孝霊天皇こと、大日本根子彦太瓊尊(おおやまとねこひこふとに・のみこと)(以下、笹福(ささふく))は、腕組みをして、悩み込んでいた。

目の前には、出雲(いずも)の家来、明速祇(あけはやづみ)(

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JW174 母の想い

JW174 母の想い

【孝霊天皇編】エピソード29 母の想い

第七代天皇、孝霊天皇(こうれいてんのう)の御世。

すなわち、紀元前246年、皇紀415年(孝霊天皇45)。

ここは黒田廬戸宮(くろだの・いおど・のみや)。

現在の鳥取県西部に位置する、伯伎国(ほうき・のくに)に蔓延(はびこ)る賊の鎮定(ちんてい)について、ヤマトは騒然としていた。

そんなある日の夜。

孝霊天皇こと、大日本根子彦太瓊尊(おおやまとね

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JW175 出陣を巡って

JW175 出陣を巡って

【孝霊天皇編】エピソード30 出陣を巡って

第七代天皇、孝霊天皇(こうれいてんのう)の御世。

すなわち、紀元前246年、皇紀415年(孝霊天皇45)。

ここは黒田廬戸宮(くろだの・いおど・のみや)。

現在の鳥取県西部に位置する、伯伎国(ほうき・のくに)に蔓延(はびこ)る賊の鎮定(ちんてい)について、ヤマトは騒然としていた。

そして、孝霊天皇こと、大日本根子彦太瓊尊(おおやまとねこひこふと

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JW178 導かれし者たち

JW178 導かれし者たち

【孝霊天皇編】エピソード33 導かれし者たち

第七代天皇、孝霊天皇(こうれいてんのう)の御世。

すなわち、紀元前246年、皇紀415年(孝霊天皇45)。

孝霊天皇こと、大日本根子彦太瓊尊(おおやまとねこひこふとに・のみこと)(以下、笹福(ささふく))は、暴れまわる鬼(賊)を鎮定するため、遠征に赴いた。

遠征の地は、現在の鳥取県西部、伯伎国(ほうき・のくに)である。

そして、前回は、大倉山

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JW179 水音がうるさくて

JW179 水音がうるさくて

【孝霊天皇編】エピソード34 水音がうるさくて

第七代天皇、孝霊天皇(こうれいてんのう)の御世。

すなわち、紀元前246年、皇紀415年(孝霊天皇45)5月。

大后(おおきさき)の細媛(くわしひめ)(以下、細(ほそ))は、妊娠した状態で、孝霊天皇こと笹福(ささふく)の後を追ったのであった。

同行する者は下記の通りである。

百田弓矢姫(ももたのゆみやひめ)(以下、ユミ)。

細の父親、磯城

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JW181 新たな敵

JW181 新たな敵

【孝霊天皇編】エピソード36 新たな敵

第七代天皇、孝霊天皇(こうれいてんのう)の御世。

孝霊天皇こと、大日本根子彦太瓊尊(おおやまとねこひこふとに・のみこと)(以下、笹福(ささふく))は、伯伎国(ほうき・のくに)にて、稲作教室と製鉄教室に勤(いそ)しんでいた。

ちなみに、伯伎国とは、現在の鳥取県西部である。

教室には、大后(おおきさき)の細媛(くわしひめ)(以下、細(ほそ))なども参加し

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JW182 印賀と鬼と

JW182 印賀と鬼と

【孝霊天皇編】エピソード37 印賀と鬼と

第七代天皇、孝霊天皇(こうれいてんのう)の御世。

すなわち、紀元前234年、皇紀427年(孝霊天皇57)。

孝霊天皇こと、大日本根子彦太瓊尊(おおやまとねこひこふとに・のみこと)(以下、笹福(ささふく))は、伯伎国(ほうき・のくに)にて、稲作教室と製鉄教室に勤(いそ)しんでいた。

伯伎国とは、現在の鳥取県西部のことである。

そんなある日、印賀(い

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JW183 悲しみは突然に

JW183 悲しみは突然に

【孝霊天皇編】エピソード38 悲しみは突然に

第七代天皇、孝霊天皇(こうれいてんのう)の御世。

すなわち、紀元前232年、皇紀429年(孝霊天皇59)。

孝霊天皇こと、大日本根子彦太瓊尊(おおやまとねこひこふとに・のみこと)(以下、笹福(ささふく))が、伯伎国(ほうき・のくに)の印賀(いんが)の鬼退治を始めて、二年の歳月が流れた。

ちなみに、伯伎国とは、現在の鳥取県西部のことである。

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JW188 印賀平定

JW188 印賀平定

【孝霊天皇編】エピソード43 印賀平定

第七代天皇、孝霊天皇(こうれいてんのう)の御世。

紀元前230年、皇紀431年(孝霊天皇61)。

月支国(げっしこく)の脅威は去った。

しかし、孝霊天皇こと、大日本根子彦太瓊尊(おおやまとねこひこふとに・のみこと)(以下、笹福(ささふく))は、ヤマトに戻らないと宣言する。

出雲君(いずものきみ)の知理(ちり)は、困惑の色を浮かべるのであった。

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JW189 鬼林山の戦い

JW189 鬼林山の戦い

【孝霊天皇編】エピソード44 鬼林山の戦い

第七代天皇、孝霊天皇(こうれいてんのう)の御世。

ヤマトの一行は、ついに印賀(いんが)の鬼を退治した。

そして、孝霊天皇こと、大日本根子彦太瓊尊(おおやまとねこひこふとに・のみこと)(以下、笹福(ささふく))たちは、ヤマトに帰ることになったのであった。

その途中、上菅(かみすげ)の行宮にて、休息を取っていた一行であったが・・・。

笹福「ちなみに

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JW190 大后、逝く

JW190 大后、逝く

【孝霊天皇編】エピソード45 大后、逝く

第七代天皇、孝霊天皇(こうれいてんのう)の御世。

すなわち、紀元前220年、皇紀441年(孝霊天皇71)夏。

鬼林山(きりんざん)を拠点とする、青鬼(あおおに)と赤鬼(あかおに)との戦いは、まだ続いていた。

そんな中、大后(おおきさき)の細媛(くわしひめ)(以下、細(ほそ))が病(やまい)に倒れる。

孝霊天皇こと、大日本根子彦太瓊尊(おおやまとね

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JW191 伊弉冉陵参拝

JW191 伊弉冉陵参拝

【孝霊天皇編】エピソード46 伊弉冉陵参拝

第七代天皇、孝霊天皇(こうれいてんのう)の御世。

すなわち、紀元前220年、皇紀441年(孝霊天皇71)4月21日、大后(おおきさき)の細媛(くわしひめ)(以下、細(ほそ))が薨去(こうきょ)した。

伝承では語られていないが、その報せは、ヤマトにも届いたはずである。

母の死を知り、日嗣皇子(ひつぎのみこ)の大日本根子彦国牽尊(おおやまとねこひこく

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JW192 荒仁を討て

JW192 荒仁を討て

【孝霊天皇編】エピソード47 荒仁を討て

第七代天皇、孝霊天皇(こうれいてんのう)の御世。

鬼林山(きりんざん)の鬼も平定し、伯伎国(ほうき・のくに)に平和が戻った。

安心したのか、孝霊天皇こと、大日本根子彦太瓊尊(おおやまとねこひこふとに・のみこと)(以下、笹福(ささふく))は、伊弉冉神(いざなみ・のかみ)が葬られた陵(みささぎ)を参拝。

そんな頃の出来事である。

笹福の元に、ある住人

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JW193 笹巻き団子大作戦

JW193 笹巻き団子大作戦

【孝霊天皇編】エピソード48 笹巻き団子大作戦

第七代天皇、孝霊天皇(こうれいてんのう)の御世。

吉備(きび)の石蟹魁師荒仁(いわかにたける・こうじん)を平定した一行。

その直後か、数日後か、数か月後か、妻木(むき)から、ヘンリーと朝妻姫(あさづまひめ)がやって来たのであった。

ヘンリー「大王(おおきみ)! 久しぶりだがん!」

朝妻「大王・・・。大后(おおきさき)のことは、聞き及びました

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