今日の詩人はBilly Collinsの幼心と憂鬱が溶け合った美しい詩です。
DeliveryMoon in the upper window,
shadow of my crooked pen of the page,
and I find myself wishing that the news of my death
might be delivered not by a dark truck
nut by a child's attempt to draw tha
シンタックス
聞耳です。今日紹介するのはキャロル・アン・ダフィー (Carol Ann Duffy 1955-) です。現在のイギリスの桂冠詩人であり、マンチェスターメトロポリタン大学で現在もWriting Courseの指導をしている彼女は、同性愛者であることを早くから告白し、愛やセックスをテーマとした詩も数多く生み出しています。以下もまた官能的な詩のひとつです。
SyntaxI want to call you thou, the sound
of the shape of the
頭上の鳩
聞耳です。今日紹介するのは凡庸な言葉遣いとテーマだけれど、なんか深い意味が隠されている気がする、ピーター・ヴァン・ライアー (Peter van Lier 1960-) の作品です。そこに在ることを愛とともに眺めている筆者のどこまでも普通な詩を楽しみたい。
Above Me a DoveAbove me a dove in flight. A slight movement in
branches, the rustling
of the leaves is nice. S
書きすぎた女
聞耳です。今日もしつこいんですけれどケイ・ライアン (Kay Ryan) の詩を紹介します。色々やらねばならないことや、きちんと向き合って取り組まなければならない心配事などがあるときに、普段使っていない部分の脳みそを使いたい。そんな時は彼女の詩が(その翻訳が)ぼくにとって一番の清涼剤になるのです。
The Woman Who Wrote Too MuchI have written
over the doors
of the various
houses and store
聞耳です。今日もみんな大好き、ケイ・ライアン (Kay Ryan) の詩を紹介します。これで3回目の紹介となりますが、今日の詩もまた選び抜かれた哲学的な言葉が、人生の真実の一端を紐解いてくれます。高級ブランド品のような、気品に満ちたケイ・ライアンの詩をご堪能ください。
All You DidThere doesn't seem
to be a crack. A
higher pin cannot
be set. Nor can
you go back. You
hadn't
聞耳である。今回も懲りも懲らずにサシャ・オーロラ・アクタ (Sascha Aurora Akhtar 1976-)である。引き続き難解で怪しげな内容だが、不思議な真実を語っているようで止められないサシャ・オーロラ・アクタの世界。今日また新たな手がかりを得た気がするので紹介したい。
199 Japanese Names for Japanese TreesParallel
displacement
the trajectory
adorn
the maidenshape
聞耳である。前回に引き続きサシャ・オーロラ・アクタの最新刊「199 Japanese Names for Japanese Trees」を紹介したい。スーフィー教に伝わるという神秘的力を有する99の名前と隠された100番目の名前。これに習い、日本の植物に新たに199個の名前を産み出すことで、世界の真実を探り出そうとするサシャ・オーロラ・アクタの詩作的試み。
彼女の詩作の真意を理解するために、フィリップ・フランツ・フォン・シーボルト (1796-1866) の功績を知らなけれ