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イトーダーキ「いやなんでワイが賢者の石を探さなきゃいけねーんだよ」

イトー「……おいおい、りんちゃん、これって」

林太郎「あ、ダーキさん、わかりました?」

イトー「いやいや、いくらチェスで決着つけるっていっても、りんちゃんこれはマズイって!」

林太郎「ダーキさん、わかりますよね。この次の一手で僕はクイーンに取られます。そうすればダーキさんがチェックメイトですね」

イトー「りんちゃん、ダメだって! やめなって! 申し訳ないって!」

潮永「え、どういうことですか? 状況を説明してくださいよ」

イトー「潮永さん! りんちゃんのヤツ、めっちゃ頭いいわ! 自分が犠牲になるつもりなんだわ!」

潮永「それはダメですね、長谷川さん。何かほかに方法があるはずだと思うんですが」

林太郎「大川さんに賢者の石を取られてもいいんですか? ダーキさん、進むのはダーキさんです。僕にはわかります。僕でも、潮永さんでもないんです! あなたなんです!」

イトー「いや、そう言ってもらえるのはありがたいけどさぁ(テレッ)」

潮永「イトーさん、調子に乗らないでください。私も進みたいです」

林太郎「……いきますよ〜、ナイトをHの3へ!(ズゴゴゴ)」

イトー「……どうなんの? これどうなっちゃうのよ?」

林太郎「チェック(ゴクリ)」


なんか動く。そして林太郎を攻撃する。

ズバコーーーーーン!


林太郎「どわあああああああ!」

潮永「長谷川さん、大丈夫ですか?」

イトー「潮永さん、タンマ! ゲームはまだ続いてる! よーし」

潮永「あ、そうなんですね」

イトー「チェックメイト(キリッ)」

イトー「潮永さん、林太郎くんを頼みます。ふくろうを飛ばして、じゃむむさんに知らせてください。ちょっと私は林太郎くんの言うとおり進んじゃいます」

潮永「イトーさん、イトーさんなら多分なんですけど大丈夫だと思います。認めたくないんですけど、イトーさんは偉大なんで。ヘラジカさんも言ってましたし」

イトー「おいおい、このタイミングで? まぁ、潮永さんほどじゃあないっすよ」

潮永「私なんてただ化学と英語が得意なだけです。もっと大事なものがあります。コミュ力とか行動力とか、根性とか。気をつけてください。あ、あとですね」

イトー「え、なんすか?」

潮永「この先はスタエフLIVEできるっぽいですよ。Wi-Fi飛んでますので」

イトー「……ったく、早く言えっつーの」

潮永「ちょっと悔しくて」

イトー「じゃあ、この先はLIVE配信で聴いててよね」

潮永「まぁ、時間が合えば」


テクテクテク。スタエフをポチ〜。

【LIVE】賢者の石見つけるまで帰れません


イトー「いやいや今日はですね、ちょっとある場所からお送りしてます。私の名前はイトーです。こんばんは。世界の皆さんお元気ですか?」

とらふぐ子「……」

三毛田「こんばんは」

kojuro「こんばんは」

J M Chiko「今日はスリランカから」

sou「またやってる」

イトー「ちょっと状況を説明しますとですね、いま私、なぜか賢者の石を取りに行ってます。いまチェスをやってたんですけれども、なんやかんやでこの先に大川さんがいるはずなので、ちょっとシバこうと思ってるところですね」

じゃむむ「移動中ですがなんのことやら」

ゆきママ「なにこれ〜!笑」

よよ「キタキタ」

ふらお「聴けました、よろしくお願いします」

イトー「あ、こんなにたくさん。ありがたいです。……まぁ、ちょっと進んでみますね。果たしてこの先に大川さんはいるのでしょうか?」

ちゃぼはち「大川さん、ほんまに話題にことかかんな」

バム「またやってるわ」

大川「え、あたし?」

イトー「あれ? 大川さん聴いてんの? なんで? バレた?」

大川「え、家なう」

ゆきママ「家なう笑」

バム「大川さんじゃないんじゃない?」

イトー「ちょっと状況が掴めませんが、まぁいいでしょう。行ってみます。あ、道が暗いですねぇ」

sou「ちゃんと実況してる」

とらふぐ子「……」

イトー「あ、いましたいました! 鏡の前に誰か立ってますね! 誰かなぁ」

?「こんにちは〜」

イトー「え!? その声は!」

?「はじめましてっす」

イトー「え、え、まさか!?」

?「そうなんです〜」

イトー「森井さん!?」

森井「はい〜(脱力)」

バム「モリージだった笑」

じゃむむ「どういうことなんですかねぇ」

三毛田「森井さんが黒幕ってことですかね」

レオン「聴いてたけど意味不明」

ちゃぼはち「これはなかなか」


イトー「え? 森井さん? あ、はじめまして〜」

森井「ども〜」

イトー「いや待って、大川さんのはずですよ! だって!」

森井「そう思いますよねぇ。大川さん、見るからに怪しいですもんね。大川さんがいれば、わたしみたいな森井を誰が怪しみますかねぇ」

イトー「いや! いやいや! でも、大川さんは仕事を辞めたがってましたし! おかしいですよ!」

森井「ダーキさん、仕事を辞めたいのは大川さんだけじゃないです」

イトー「!?」

森井「この半年、トゥイッターで大川さんが色々つぶやいてますけど、私もいろいろあるんです」

イトー「森井さんが、仕事を辞めたがってる!?」

森井「はい〜」

ちゃぼはち「若者がかわいそうや」

よよ「わかるわぁ」

ギア3「どういう状況ですか?」

レオン「辞めちゃえばいいのに」

森井「ダーキさん、目障りなんです。特にハロウィン以降」

イトー「え、じゃあ勝手にリレーエッセイを辞めさせたのも?」

森井「そうですぅ」

イトー「ええぇ……」


コツコツコツ。


イトー「ん? 後ろから? だれだ?」

?「イトーさん、なんにもわかってないです」

イトー「え? その声は?」

潮永「あ、潮永です」

イトー「あ、ども」

潮永「あ、ども」

イトー「どういうことですか? さっきまで一緒にいたじゃないですか」

潮永「あ、細かいことはいいので、とりあえずこの鏡の前にきてくれます?」

イトー「え、鏡の前? いけばいいの?」

森井「どうぞどうぞ」

イトー「あ、はーい」

ちゃぼはち「そこは行くんや」

バム「軽いな」

レオン「いっちゃダメ!」

sou「笑」

潮永「鏡にはなにが見えます?」

森井「見えますかねぇ」

イトー「え、どゆこと、どゆこと? 鏡を見てればいいの?」

潮永「イトーさん、ちょっと黙ってください」

森井「おしずかに〜」

潮永「さぁ、なにが見えますか? 実況してください」

イトー「……(ヤベェな)」

イトー「あ、えーと、握手してます! なんか俺の会社が上場して! で、なんでかわかんないすけど、男の人と笑顔で握手してます! これは、じゃむむさんかなぁ?」

じゃむむ「なぜわたし笑」

佐藤さおり「これ何してるんですか?」

潮永「イトーさん、本当のことを言ってください」

森井「本当のことを」

イトー「うーーーん、いや、まぁ、えーと、なんか」

たつのこ龍次郎「今きましたがダメですね」

とらふぐ子「言っちゃダメ!」

イトー「えーと、たつのこ龍次郎さん、それと、とらふぐ子さん『言っちゃダメ』だそうですけれども、まぁいいでしょう。……はい、なんかの石がポケットに入ってます!!!」

潮永&森井「よこしてください」

イトー「あ、はい、どうぞ」

ちゃぼはち「そこは渡すんかい」

三毛田「渡しちゃった」

伊藤翼「……(ドキドキ)」

ゆきママ「なんで渡すかなぁ笑」

よよ「渡すのもあり!」

バム「全部台無し」

ギア3「賢者の石、渡しちゃったってことですか?」

sou「笑」

イトー「まあ、そのほうがおもしろいかなぁ、と思って」



数日後のスタエフにて。


ヤス「ダーキさん、あそこで賢者の石は渡したらあきませんて!」

イトー「いやぁ、美人に頼まれると弱いんすわぁ」


〈あとがき〉
ハリーポッターと賢者の石に関しては、たぶん10回前後みている気がします。エヴァンゲリオンに続いて、完全なる内輪ネタで申し訳ないのですが、これだとなんだか本当に筆が進むのです。今度スタエフやるから、ぜひとも聴きにきてね。今日も最後までありがとうございました。

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