坂口喜咲

歌手 / シンガーソングライター/ ハッピーエンジェルきいちゃん

坂口喜咲

歌手 / シンガーソングライター/ ハッピーエンジェルきいちゃん

マガジン

記事一覧

アルバム制作の話

3rdAlbumを作っている。 クラウドファンディングで作った2ndが2018年だったので、6年空いたことになる。すごい時が過ぎたんだな。 最初は、シングルを1枚にまとめたいな、…

坂口喜咲
2週間前
38

新しいミニギターの話

おととしは体調を崩し、ほとんど音楽活動ができなかった。昨年、なんとかもう一度動き出そうと決めた時には、今までとはだいぶ違う心持ちで、力が抜けていた。今まで作って…

坂口喜咲
2か月前
37

お花の話

先日スイートピーを買った。 ピンクと紫と白の3本。 すぐ枯れてしまう花を、わざわざ自分のために持ち帰り数日間楽しむ、という刹那的な感じがなんだか申し訳なくて、切り…

坂口喜咲
3か月前
34

2023 メモ

何度も日記のようなものを書いては消して、をくり返してきたこのnoteなんだけど、とりあえずもう一度書いてみようかな〜で適当に書いていたものを公開してみます。 7月。 …

坂口喜咲
4か月前
25

キッチン

台所がいちばん落ち着くよ 狭くてゆっくりできる場所がないんだ 日曜日は偏頭痛でベッドにごろんで 誰にも言えない時間は過ぎるんだ 5時あがりで終わって6時帰宅 そこから…

坂口喜咲
8か月前
13

坂口喜咲 BIOGRAPHY(2008-)

▲PROFILE▲ 坂口喜咲  歌手 / シンガーソングライター 東京都出身。 2015年バンドHAPPY BIRTHDAY解散後より、ソロで音楽活動を行う。ギター弾き語りやバンドでのライブ活…

坂口喜咲
9か月前
10

愛だけは

あなたとなにかを明日できるなら 風の吹く街でパンでも買って歩こうか 桜が咲いたら夢のチューリップ抱いて まだ見ぬ明日にときめく声を聴かせてみせて 濁らせたままのあ…

坂口喜咲
9か月前
13

スロープ OVER THE RAINBOW

昼と夜が混じる冷蔵庫の中アルマンド 小児科事務も不倫で 酷すぎて酔えない 鯖を読んでみたいの 加藤ミリヤ青山テルマ ジェラピケ配る50代男がつぶれている 高い音、低…

坂口喜咲
1年前
7

Veils

キスをするたびに 思い出してね ふたりを包み込む 愛のベール 閉じ込めた気持ちはいつしか 記憶を蝕んで 暗い影落とした 言えないまま過ごしたあこがれ 透明なふりした…

坂口喜咲
2年前
13

光合成

もっと遠くまでいきたいな 何度も怯えた夜にさよなら 言えなかった言葉だって あなたは知ってるんだと悪い夢を見てた 朝が夜となり朝になる 同じ毎日をくりかえしうつむい…

坂口喜咲
2年前
55

病院まではとても遠い

夜が泣いてる 荒れている波 長い電車 遠い街まで 揺られて眠る 安心したなら 知らない場所へ 病院まではとても遠い 気休めの思い出じゃ癒せはしない 病院まではとても…

坂口喜咲
4年前
27

犬と苺

今からどこ行こうか 重い気持ちを薄めていたい 意味を失った指輪を外して殺して投げた 今からどこ行こうか あなたがくれたしあわせ全部 確かに胸に刻んでも手が痺れて掴…

坂口喜咲
4年前
39

夏の姫

重たい身体ひきずって二日酔いの夕焼け へたくそなカラオケで手拍子をして笑った なんであたしは未だにひとりでここにいるんだろう 赤いソファ 破けた煙草の跡 無神経な…

坂口喜咲
6年前
30

DECEMBER

なんにもしなかった今日も 窓際で枯れたパンジーと 出られないベッドから眺めてるわずかな陽 うしろめたくて詰め込んだ 甘過ぎて重いクッキーと 人には言えない安いお菓…

坂口喜咲
6年前
22

あたしの彼氏の悪口言うやつ全員殺す

今日このライブが終わったらきみは好きな人に会いに行く こんな素敵な日を過ごしたくせにさっさと背を向け出て行くの あの頃のライブハウスとあの頃のバンドがよかったな …

坂口喜咲
6年前
15

ポークカツ

高温風呂の中で さっき食べたポークカツを思い出す 親のことなど考えず 昨日の失敗も忘れたよ 明日のことなど捨ててゆけ あなたの笑顔だけに胸をいっぱいにしていたい …

坂口喜咲
6年前
11
アルバム制作の話

アルバム制作の話

3rdAlbumを作っている。
クラウドファンディングで作った2ndが2018年だったので、6年空いたことになる。すごい時が過ぎたんだな。

最初は、シングルを1枚にまとめたいな、くらいの気持ちがきっかけだったんだけれど、せっかくアルバムにするなら!とひとつずつ進めていった結果、通して聴いておもしろい、とても良い作品になった。(もうほぼ録り終わっている)すごくうれしい。

ある時から、一文字が気に

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新しいミニギターの話

新しいミニギターの話

おととしは体調を崩し、ほとんど音楽活動ができなかった。昨年、なんとかもう一度動き出そうと決めた時には、今までとはだいぶ違う心持ちで、力が抜けていた。今まで作ってきた曲、とりあえず適当でもいいから外に出してしまおうと思った。なにもかも、それから考えればいい。

音楽活動が楽しくなるような、もっと歌いたくなるような、そんなミニギターを買ってあげようと思った。何年弾いても、アコギは自分の身体に大き過ぎる

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お花の話

お花の話

先日スイートピーを買った。
ピンクと紫と白の3本。

すぐ枯れてしまう花を、わざわざ自分のために持ち帰り数日間楽しむ、という刹那的な感じがなんだか申し訳なくて、切り花を自分に買うことが苦手だった。それなら鉢植えで買ってきて、育てた方がよっぽどよかった。

既に半分殺されている状態で並ぶお花を見て、かわいいなあ、いいなあ、と見惚れつつ、どうしても自分が連れて帰るかどうかは悩んでしまう。

茎に巻き付

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2023 メモ

2023 メモ

何度も日記のようなものを書いては消して、をくり返してきたこのnoteなんだけど、とりあえずもう一度書いてみようかな〜で適当に書いていたものを公開してみます。

7月。
「愛だけは」をリリースした。1年半ぶりだって、あっという間だった。桜が咲いてる時に作ったんだ。
記憶があるうちに、と作った曲だった。人間の脳は生き延びるための仕組みが本当によくできている。大切な人たちのことをたくさん脳に焼き付けよう

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キッチン

キッチン

台所がいちばん落ち着くよ
狭くてゆっくりできる場所がないんだ
日曜日は偏頭痛でベッドにごろんで
誰にも言えない時間は過ぎるんだ

5時あがりで終わって6時帰宅
そこから悲しいパスタをひとりで食べて
酔っ払って黙ってキスしたあの子がいなくなって
頭きて殴ったその手は痛いでしょ

もしもあなたに会ったならあたしはきっと
また同じように悪魔になってしまうだろう
スキップできない今にくだらない広告つけない

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坂口喜咲 BIOGRAPHY(2008-)

坂口喜咲 BIOGRAPHY(2008-)

▲PROFILE▲
坂口喜咲 
歌手 / シンガーソングライター
東京都出身。
2015年バンドHAPPY BIRTHDAY解散後より、ソロで音楽活動を行う。ギター弾き語りやバンドでのライブ活動の他、楽曲提供やチェコアニメのナレーション、イラスト制作、貝殻集め、YouTubeラジオなど、自由に楽しく活動中。ハッピーエンジェル。

▲BIOGRAPHY▲
▶︎2008年
2人組バンド「えびのお寿司お

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愛だけは

愛だけは

あなたとなにかを明日できるなら
風の吹く街でパンでも買って歩こうか
桜が咲いたら夢のチューリップ抱いて
まだ見ぬ明日にときめく声を聴かせてみせて

濁らせたままのあの日々なら溶かして
やわらかい言葉にそっと包まれ眠るよ

ああ、あなたのその目が光ってまぼろしになる
きっとその前に その前に もっとそばにいて
あたしの記憶が消えてなくなっても
きっと愛だけは 愛だけは 愛だけはのこして

怒りを帯び

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スロープ OVER THE RAINBOW

スロープ OVER THE RAINBOW

昼と夜が混じる冷蔵庫の中アルマンド
小児科事務も不倫で 酷すぎて酔えない

鯖を読んでみたいの 加藤ミリヤ青山テルマ
ジェラピケ配る50代男がつぶれている

高い音、低い音、その間で探してよ
足りないミュージック
足りないわ足りない音楽
ねえ

あー
深夜のガスト ドリンクのバー 昼間は介助
ストローでビール 五月女はクール 足台アップダウン
ワニに乗りたいワニに乗りたいワニに乗りたい

あー

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Veils

Veils

キスをするたびに 思い出してね
ふたりを包み込む 愛のベール

閉じ込めた気持ちはいつしか
記憶を蝕んで 暗い影落とした
言えないまま過ごしたあこがれ
透明なふりした見えない時間

憂鬱な過去に支配されない
今を素直に生きてゆくだけ
好きな人に好きと言うよ
薔薇のような声を聴かせて

キスをするたびに 思い出してね
ふたりで過ごした愛おしい日
涙でちぎれそうな夢 もう一度すくいあげて
ねえ 揺れて

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光合成

光合成

もっと遠くまでいきたいな
何度も怯えた夜にさよなら
言えなかった言葉だって
あなたは知ってるんだと悪い夢を見てた

朝が夜となり朝になる
同じ毎日をくりかえしうつむいた
がっかりしている窓の横
肩を落とすなよ なにか始めようぜ

逃げ出すように掴まれた手
あっけなく振り払って向かう先は

明日目覚めたらきっとあなたにさよなら
光の中走って行って
もう大丈夫だって
信じて ゆるしてよ
もうなにもない

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病院まではとても遠い

病院まではとても遠い

夜が泣いてる
荒れている波
長い電車 遠い街まで

揺られて眠る
安心したなら
知らない場所へ

病院まではとても遠い
気休めの思い出じゃ癒せはしない
病院まではとても遠い
どうかお願い無事たどり着けますように

繰り返される
悲しい風
揺られて想う本当の夢

夏の匂いに
支えられたなら
よかったのにな

病院まではとても遠い
気休めのコーラもぬるくなって
病院まではとても遠い
どうか

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犬と苺

犬と苺

今からどこ行こうか
重い気持ちを薄めていたい
意味を失った指輪を外して殺して投げた

今からどこ行こうか
あなたがくれたしあわせ全部
確かに胸に刻んでも手が痺れて掴めない

ちょっと気になる女の子 ちょっと気になる男の子
浮いた気持ちはふたりの愛を削って試すのさ
やっぱりそうだ男の子 やっぱりそうか女の子
浮いた気持ちはふたりの愛をすり減らすと知って

今からどこ行こうか
あなたがいればどこ

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夏の姫

夏の姫

重たい身体ひきずって二日酔いの夕焼け
へたくそなカラオケで手拍子をして笑った
なんであたしは未だにひとりでここにいるんだろう
赤いソファ 破けた煙草の跡

無神経な占い馬鹿馬鹿しいからやめなよ
この先なにもいいことないような気がしたんだ

きっといなくなったあなたが全部知ってたのね
あたしがずっと探してた光の輪の行方も

いかれた世界でダイビング 遠くで花火は打ち上がる
あたしの知らな

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DECEMBER

DECEMBER

なんにもしなかった今日も
窓際で枯れたパンジーと
出られないベッドから眺めてるわずかな陽

うしろめたくて詰め込んだ
甘過ぎて重いクッキーと
人には言えない安いお菓子の行方

会いたい人がいなくなってしまったな
やりたいことももうない

明日は何曜日 まだ愛したい夢があるんだ
朝日が昇ったら
またあなたを思い出す

なんにもしなかった今日も
寝てるだけのDECEMBER
宅急便さ

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あたしの彼氏の悪口言うやつ全員殺す

あたしの彼氏の悪口言うやつ全員殺す

今日このライブが終わったらきみは好きな人に会いに行く
こんな素敵な日を過ごしたくせにさっさと背を向け出て行くの
あの頃のライブハウスとあの頃のバンドがよかったな
あの頃出会った君が好きだった本当は言いたくないけど

挨拶すらしない地下のアイドル何十分も自撮りに夢中
散々楽屋散らかして帰って夢も希望もセンスもない
キャバクラみたいにステージあがんな
金が欲しいならちゃんと仕事しろ
裏ではずっとイ

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ポークカツ

ポークカツ

高温風呂の中で
さっき食べたポークカツを思い出す
親のことなど考えず 昨日の失敗も忘れたよ

明日のことなど捨ててゆけ
あなたの笑顔だけに胸をいっぱいにしていたい
このまま目が覚めなくてもいいや

思い出すよポークカツ
あのおいしいポークカツ
かなわなくても何度だって呼ぶんだ

思い出すよポークカツ
忘れられないポークカツ
あなたの味 あなたの味

思い出すよポークカツ
死ぬなら今

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