マガジンのカバー画像

歌詞

28
歌詞です。
運営しているクリエイター

記事一覧

キッチン

キッチン

台所がいちばん落ち着くよ
狭くてゆっくりできる場所がないんだ
日曜日は偏頭痛でベッドにごろんで
誰にも言えない時間は過ぎるんだ

5時あがりで終わって6時帰宅
そこから悲しいパスタをひとりで食べて
酔っ払って黙ってキスしたあの子がいなくなって
頭きて殴ったその手は痛いでしょ

もしもあなたに会ったならあたしはきっと
また同じように悪魔になってしまうだろう
スキップできない今にくだらない広告つけない

もっとみる
愛だけは

愛だけは

あなたとなにかを明日できるなら
風の吹く街でパンでも買って歩こうか
桜が咲いたら夢のチューリップ抱いて
まだ見ぬ明日にときめく声を聴かせてみせて

濁らせたままのあの日々なら溶かして
やわらかい言葉にそっと包まれ眠るよ

ああ、あなたのその目が光ってまぼろしになる
きっとその前に その前に もっとそばにいて
あたしの記憶が消えてなくなっても
きっと愛だけは 愛だけは 愛だけはのこして

怒りを帯び

もっとみる
スロープ OVER THE RAINBOW

スロープ OVER THE RAINBOW

昼と夜が混じる冷蔵庫の中アルマンド
小児科事務も不倫で 酷すぎて酔えない

鯖を読んでみたいの 加藤ミリヤ青山テルマ
ジェラピケ配る50代男がつぶれている

高い音、低い音、その間で探してよ
足りないミュージック
足りないわ足りない音楽
ねえ

あー
深夜のガスト ドリンクのバー 昼間は介助
ストローでビール 五月女はクール 足台アップダウン
ワニに乗りたいワニに乗りたいワニに乗りたい

あー

もっとみる
Veils

Veils

キスをするたびに 思い出してね
ふたりを包み込む 愛のベール

閉じ込めた気持ちはいつしか
記憶を蝕んで 暗い影落とした
言えないまま過ごしたあこがれ
透明なふりした見えない時間

憂鬱な過去に支配されない
今を素直に生きてゆくだけ
好きな人に好きと言うよ
薔薇のような声を聴かせて

キスをするたびに 思い出してね
ふたりで過ごした愛おしい日
涙でちぎれそうな夢 もう一度すくいあげて
ねえ 揺れて

もっとみる
光合成

光合成

もっと遠くまでいきたいな
何度も怯えた夜にさよなら
言えなかった言葉だって
あなたは知ってるんだと悪い夢を見てた

朝が夜となり朝になる
同じ毎日をくりかえしうつむいた
がっかりしている窓の横
肩を落とすなよ なにか始めようぜ

逃げ出すように掴まれた手
あっけなく振り払って向かう先は

明日目覚めたらきっとあなたにさよなら
光の中走って行って
もう大丈夫だって
信じて ゆるしてよ
もうなにもない

もっとみる
病院まではとても遠い

病院まではとても遠い

夜が泣いてる
荒れている波
長い電車 遠い街まで

揺られて眠る
安心したなら
知らない場所へ

病院まではとても遠い
気休めの思い出じゃ癒せはしない
病院まではとても遠い
どうかお願い無事たどり着けますように

繰り返される
悲しい風
揺られて想う本当の夢

夏の匂いに
支えられたなら
よかったのにな

病院まではとても遠い
気休めのコーラもぬるくなって
病院まではとても遠い
どうか

もっとみる
犬と苺

犬と苺

今からどこ行こうか
重い気持ちを薄めていたい
意味を失った指輪を外して殺して投げた

今からどこ行こうか
あなたがくれたしあわせ全部
確かに胸に刻んでも手が痺れて掴めない

ちょっと気になる女の子 ちょっと気になる男の子
浮いた気持ちはふたりの愛を削って試すのさ
やっぱりそうだ男の子 やっぱりそうか女の子
浮いた気持ちはふたりの愛をすり減らすと知って

今からどこ行こうか
あなたがいればどこ

もっとみる
夏の姫

夏の姫

重たい身体ひきずって二日酔いの夕焼け
へたくそなカラオケで手拍子をして笑った
なんであたしは未だにひとりでここにいるんだろう
赤いソファ 破けた煙草の跡

無神経な占い馬鹿馬鹿しいからやめなよ
この先なにもいいことないような気がしたんだ

きっといなくなったあなたが全部知ってたのね
あたしがずっと探してた光の輪の行方も

いかれた世界でダイビング 遠くで花火は打ち上がる
あたしの知らな

もっとみる
DECEMBER

DECEMBER

なんにもしなかった今日も
窓際で枯れたパンジーと
出られないベッドから眺めてるわずかな陽

うしろめたくて詰め込んだ
甘過ぎて重いクッキーと
人には言えない安いお菓子の行方

会いたい人がいなくなってしまったな
やりたいことももうない

明日は何曜日 まだ愛したい夢があるんだ
朝日が昇ったら
またあなたを思い出す

なんにもしなかった今日も
寝てるだけのDECEMBER
宅急便さ

もっとみる
あたしの彼氏の悪口言うやつ全員殺す

あたしの彼氏の悪口言うやつ全員殺す

今日このライブが終わったらきみは好きな人に会いに行く
こんな素敵な日を過ごしたくせにさっさと背を向け出て行くの
あの頃のライブハウスとあの頃のバンドがよかったな
あの頃出会った君が好きだった本当は言いたくないけど

挨拶すらしない地下のアイドル何十分も自撮りに夢中
散々楽屋散らかして帰って夢も希望もセンスもない
キャバクラみたいにステージあがんな
金が欲しいならちゃんと仕事しろ
裏ではずっとイ

もっとみる
ポークカツ

ポークカツ

高温風呂の中で
さっき食べたポークカツを思い出す
親のことなど考えず 昨日の失敗も忘れたよ

明日のことなど捨ててゆけ
あなたの笑顔だけに胸をいっぱいにしていたい
このまま目が覚めなくてもいいや

思い出すよポークカツ
あのおいしいポークカツ
かなわなくても何度だって呼ぶんだ

思い出すよポークカツ
忘れられないポークカツ
あなたの味 あなたの味

思い出すよポークカツ
死ぬなら今

もっとみる
地下鉄

地下鉄

袖を通して気付いた
いつのまにか赤が似合わないの
あの頃とはもう違うわ
初期衝動の演技じゃ泣けないね

わたしが恋をした彼は
きっと未来の旦那にはならない
その話ならばやめよう
ここから先はもう知らないわ

あなたの肩に触れた時
涙が出るくらい好きだなんて言えなかったんだ

OH MY BAD 抱き合ったら
思い出してしまったの 置いてきたはずの夢も

OH MY BAD 裏切っ

もっとみる
あいのうた

あいのうた

ぼくはいつもひとりよ さびしい夜はベッドで
ちいさくうたうのよ 誰にも聴こえないように

あの子はきまぐれ 違うぬいぐるみ抱いて
ぼくのことなんか 忘れてしまったのかな

出会った頃の気持ちを覚えているかい

光れ、あいのうた
あの子を照らして夢へ連れてって
光れ、あいのうた
あの子がどうか笑えますように

いつか犬を飼ったら ぼくのことは捨てるかな
一緒にいたいよ 口には出せない

もっとみる
BLUE

BLUE

久しぶりに会ったあなたは
暗い青を両腕にかかえ
少しだけ痛そうに笑って
わたしにやさしく話しかけた

『夏が嫌い』そう言ったあなたの
不安定な心に気付けずじゃあね
いつか行ったあの海を追いかけて
あたしもちゃんと歩いてゆくよ

夏が終わる前にあなたの夢をもう一度輝かせて

すぐに終わる
もうすぐ終わる
そしたら始まる
きっとそれだけのこと

終わる
そしたら始まる

あたしがど

もっとみる